バミューダ△とは、TCG・カードファイト!! ヴァンガードのクラン(組織)の1つである。
概要
海洋国家・メガラニカに所属する人魚のアイドル集団。
その設定上、全てのユニットがマーメイドに属する。
中には尾ひれが人間の脚になる「トゥインクル・パウダー」と、その状態では声を出せなくなることを補うための「プリズムパール」を使い、地上で過ごしている状態のイラストが存在する。
戦術の基本は「ユニットを手札に戻す」セルフバウンス効果。
その効果によりラインの再構築を容易に行うことができるだけでなく、バトル中のスペリオルコールやパワーアップ、サーチにドローと様々なメリット効果につなげることができる。
このクランのカード群限定で人気投票が行われることがあり、上位入賞者は新たにPRカードが付属したりする。
また、「月刊ブシロード」においては本クランだけで短編ながら漫画が二つ作られており、根強い人気を持つクランであることが伺える。
そして2019年、クラン単独でアニメ化、しかもブシロードが例の自称クソアニメのように100%出資という、常軌を逸した行動に走る。どこまで行くんだこのクランは。
各期におけるバミューダ△
1期
ブースター第2弾「竜魂乱舞」にて4種収録。・・・実はこれが通常ブースター最後の収録だったりする。
本格的な登場は、1クランのみ収録されるエクストラブースター「歌姫の饗宴」。「竜魂乱舞」で収録されたカードが全て再録されるため、このパックだけ買えばバミューダ△が組める状況だった。
新たな連携ライド「リヴィエール型」、ファーストヴァンガード「シズク互換」と、後に繋がる互換カードがいち早く登場している。
アニメでは最終的に先導エミがこのクランの使用者として落ち着いた。
2期~4期
バミューダは1年に1回、エクストラブースターという形で強化されている。
1期から3年間、常に3月にエクストラブースターで強化され続けたため、1年も期間がなかった2期では本格的には強化されなかったのだ。
しかし3期では「綺羅の歌姫」と「歌姫の二重奏」で収録。4期ではやっぱり1年も期間がなかったので収録なし。偏りすぎである。
4期ではPRカードで双闘が収録されているのみ。・・・だが、コミックマーケット86にて特別にこのクランのPRカードを詰め込んだ「バミューダ△サマーバケーションセット」が限定販売。
人気投票上位入賞ユニットの新規絵に加え、新規双闘も付属しているが、入手手段が限定されすぎて、べらぼうに高値がついてしまっている。
アニメでは先述の先導エミに加え、飛田マイが使用している。
5期
2015年3月には他のクランのエクストラブースターが発売されたため、バミューダのエクストラブースターは登場しなかった。
が、直後新たに「クランブースター」として生まれ変わった「歌姫の学園」が6月に登場し、無事に強化された。
入手しやすい双闘も登場し、ファイターズコレクションや入手難易度の高い高レアリティに有用なカードが存在するものの比較的敷居が下がった。
なお、この「歌姫の学園」よりSP仕様がフレームレスに変化している。
6期
5期から1年後の6月に「祝福の歌姫」が登場。
新たなる切り札級Gユニット《祝福の歌声 ローリス》を始めとし、まさかの「レインディア」名称化、アルティメットブレイク追加に初となるリミットブレイク持ちのGユニットの登場と、爆発的に幅を広げることとなる。
アニメでもG1期に1話だけ登場していた弥富サヤが遂にこのクランを用いたファイトを行っており、その力の入れようが伺える。
7期
定例のクランブースター「七色の歌姫」に加え、今回はトライアルデッキ「歌姫の初舞台」が発売され、今からでもバミューダ△デッキを組みやすくなる。両者共に発売日が7月7日と七揃えをしている。
この強化で新たな名称「Chouchou(シュシュ)」が登場する。また、Gユニット《パーフェクトパフォーマンス アンジュ》の存在により、厄介な相手リアガードを一時的に手札に吹き飛ばす盤面干渉や、呪縛カードを直接手札に戻しサークルを空けるという「メタのメタ」ができるようになり、弱点が一気に補われることとなった。
なお、6期後半から「SPクランパック」が付随するのがお約束となっているが、今回は「Chouchou」「パシフィカ」「コーラル」「レインディア」「リヴィエール」「ローリス」「Duo」と最多種類のSPクランパックとなっている。その上Duoは都合上イラスト違いの「白」と「黒」が用意されているため、SPクランパックは計8種となっている。
8期
ここまででも十分な強化を貰えており、8期で本格化したインフレと戦えるだけのものを事前に貰えていたのだが、3月30日にG最後のクランブースター「歌姫の祝祭(フェスタ)」が登場。
どれもこれもが化け物揃いであり、妨害系のクランに元々強かったバミューダが一気にそれらを追い落とす形となり、環境の有力株としてGレギュレーションの最後に食い込むこととなった。
また、使用できるゼロスドラゴン《絶海のゼロスドラゴン メギド》がバミューダ△仕様のイラストで再録されており、各種カード追加によりメギドの実用性が増した。
バミューダ人気投票
KIRA35総選挙
「綺羅の歌姫」に収録されたユニットを対象にした人気投票が2013年3月23日~4月29日にて開催されていた。
結果は以下の通りである。
三者とも関連グッズが発売され、PRカード化、さらに関連カードが登場と相成った。
バミューダ△サマーフェスティバル♪♪歌姫の学園総選挙♪
「歌姫の学園」に収録されたユニットを対象にした人気投票が2015年6月19日より開始された。
実行委員は前投票で1位を獲得した《着ぐるみ七変化 アルク》。この実行委員イラストはPRカード《着ぐるみアイドル アルク》の再録時に使用されている。
結果は以下の通り。
こちらも上位3ユニットがPRカード化&関連カード登場確定と相成っている。
デッキの基本軸
パシフィカ
最初期の「歌姫の饗宴」から登場し続けている古株。アニメでは飛田マイが強化後のパシフィカを使用している。
メガブラスト能力を持つ《トップアイドル パシフィカ》をはじめとして、所属するユニットは全てグレード3以上である。
他のグレード3はいずれも《トップアイドル パシフィカ》を要求する効果があり、《エターナルアイドル パシフィカ》はクロスライド能力、《プラネットアイドル パシフィカ》はブレイクライド能力を持つ(ブレイクライドではない効果に《トップアイドル パシフィカ》を要求)。
効果はいずれも「山札からリアガードをスペリオルコールする」能力であり、必要なカードを盤面に揃えやすい。また、3種全てを採用している場合、専用Gユニット《トゥインクルハピネス☆ パシフィカ》が最大限の効果を発揮する。
そして新たな切り札《ファンタスティックパッション☆ パシフィカ》により、アタック時にパシフィカ5体を手札からスペリオルコールしつつ後列アタックを可能にさせる効果を手に入れたため、最大8回攻撃が可能となっている。誰が呼んだかヒャッキヴォーグ・パシフィカ。
レインディア
パシフィカ同様の古株だが、強化されたのが非常に遅いタイミングであり、6期の「祝福の歌姫」にて待望の強化が開始された。
どのレインディアも、ドライブチェックでグレード3がめくれた時に効果が発動するのが共通項であり、ディメンジョンポリス版「カイザー」軸のように「ドライブチェック時グレード3扱いになる」カードが存在するため、グレード3の実数以上に必要なカードが捲れやすい。
ドライブで「レインディア」が出た時限定だが《ピースフルボイス レインディア》はリアガードからヴァンガードに移動する実質的なVスタンド能力を持つ。
また、ドライブ次第とはいえ、回数制限なくGゾーンの同名を表にしながらドライブチェック数を増やせる《ソング・オブ・グレイシャス レインディア》の追加により、GB8の早期達成が期待できるデッキの一つになった。
度重なる強化の末、実質的に莫大なトリガー期待値を得て、安定して高い爆発力を誇るようになった。
リヴィエール
連携ライドを基軸としたデッキ。当時初の形となる連携ライドを所持しており、そのため以降の同型連携ライドも「リヴィエール型連携ライド」と言われる。不確実だがグレード2だけでなくグレード3も手札に加えることができ、連携ライド成功時にパワー以外のメリット効果が得られるのが特徴であり、自身と同名カードのドロップを条件とするペルソナブラストと噛みあっている。
後にグレード3の《トップアイドル リヴィエール》をレギオンメイトに指定するG3リバイバル双闘《期待の新星 トロワ》が登場。グレード2まで連携ライドに成功した後「トロワ」にライドした時の効果もしっかり兼ね備える。
この《期待の新星 トロワ》が強力なVスタンド能力を持ち、構築が「トロワとリヴィエールのみ採用しVスタンドを重視したデッキ」「連携ライドまで採用し安定性を高めたデッキ」に大別されていた。
そして「七色の歌姫」により、他の類似タイプ連携ライド同様、連携ライドをサポートするユニットが多く登場し、また双闘のためのドロップ調整カードも存在。新たな切り札となる《レジェンダリーアイドル リヴィエール》の登場により、未熟ながらデッキタイプとして確立された。
……が、「歌姫の祝祭」で連携ライドを強制成功させるカードが多数登場。それらは「グレード4に超越させる」効果も含めて相手のグレードを問わないため、瞬く間に成長して、相手が動き出す前に先に超越し仕留める超速攻デッキに仕上がってしまった。
特徴として、他のバミューダとは違い手札に戻す効果が少なく、パワーアップやVスタンドなど攻撃的な効果が多い。
コーラル
同じく連携ライドを基軸としたデッキ。グレード3《オーロラスター コーラル》が先述の通り総選挙で上位を獲得したため、PRカードとして登場したクロスライドユニット《シャングリラスター コーラル》が登場。
《シャングリラスター コーラル》は自身の効果でリアガードを手札に戻しつつ手札を増強し、ソウル操作でクロスライド補助までできるため、基本的にはこのカードを主軸とするリミットブレイク主体のデッキである。
Gユニット《フロンティアスター コーラル》の登場により、既存の動きに加え高いパワーと疑似スタンドを可能とし、より攻防共に高まっている。
「歌姫の祝祭」にて、アドバンテージ確保が容易になった上に、リアガードの打点補強がさらに容易になったことで、注目度が高まっている。
PR♥ISM(プリズム)
アニメで先導エミが使用した、バミューダ△にて後述の「Duo」と双璧を成す名称。こちらはリミットブレイクを主体とする。
非常に大規模なアイドルマーメイドグループ。
アドバンテージを得る効果は少ないが、全体的にヴァンガードやリアガードをパワーアップさせる効果が多く、ヴァンガードの圧力が高い。
3種(そのうち1種はDuoを同時に含む)のGユニットを抱え、そのうち《PR♥ISM-I サンシャイン・ヴェール》は初のリミットブレイク持ちのGユニット。スペリオルブレイクライドによる疑似スタンドを実現させるため、後続でさらに強力な追撃を実現させることができる。
Duo(デュオ)
先述の「PR♥ISM」と双璧を成す、バミューダ△の代表格である名称。こちらが後発であり、「PR♥ISM」と同時に所属している「PR♥ISM-Duo」ユニットも多い。リミットブレイク解除ユニットも「PR♥ISM-Duo」である。
「白」と「黒」の衣装とキャラクターをメンバーそれぞれが持ち、殆どのユニットが白と黒の2種のイラストを持つ。例外は双闘ユニットや、白黒両者を合わせたデザインのされた《Duo 無窮の瞳 リィト》。
エクストラブースター「歌姫の二重奏」の収録カードは例外なくこの名称に所属しており、全く関係ない他の名称をサポートするカードも散見される。
リミットブレイクはヴァンガードで連続攻撃を行うことを重視した「メーア」と「リィト」が存在。
それ以外のカードはカードを手札に戻すことでアドバンテージを得る効果が多く、「同名カードを手札に揃える」ことで発動する効果が多い。
双闘対応カードが2セット所属しており、いずれもカードアドバンテージを稼ぐ効果となっている。
「七色の歌姫」で、Duo全体で使用可能なリミットブレイク持ちGユニット《Duo 無窮の瞳 リィト》の登場により、打点が急上昇した。
♪♪(ハーモニー)
固有キーワード能力「♪♪」を主体としたデッキ。
この能力を所持したユニットと同じ縦列にユニットがコールされたターン中、その縦列のユニットが2体とも存在している限り「♪♪」状態となり、それを要件とした効果が誘発する。
ジェネレーションブレイクや超越ボーナスユニットが多く所属しており、その関係上ほぼ超越軸と化しているが、Gユニットに「♪♪」を要求するものは少ない。ただし、「♪♪」要求の《祝福の歌声 ローリス》は場を整えれば絶大な圧力を発揮できる。
ローリス
アニメ「ヴァンガードG」で弥富サヤが使用しているのはこちら。
当初はローリス名称に拘るカードはごく少数であり、あくまで「♪♪」主体であった。ローリスがいずれも「♪♪」能力を所持している影響かもしれない。「七色の歌姫」以降は、二種目のローリスを始め、サポートカードが多く収録され、「歌姫の祝祭」ではローリス以外の♪♪の中核が登場したことで差別化されるようになった。
特に、♪♪している状態かつGB2を持つリアガードと自身に一緒に「抵抗」を与える《零れる涙 スバル》の存在が非常に大きい。単純に《時空竜 ヘテロラウンド・ドラゴン》を始めとした防御側の除去による戦術否定に対してのメタになるのもそうだが、相手ターンに「スバル」をスペリオルコールすることで、ローリス自体のパワーアップも勿論、「抵抗」により効果対象に選べないことで相手の盤面干渉を許さない絶壁鉄壁の布陣を敷くことができる。
シズク
2期からファーストヴァンガード《バミューダ△候補生 シズク》が出ていたのだが、長い下積みを経て全てのグレードにシズクが登場、デッキの主軸となるところまで来た。
最初の効果を踏まえ、山札からの不確定サーチを得意としており、「歌姫の祝祭」で追加された《栄光が待つ未来 シズク》はガード制限とパワーアップをこなす圧倒的な切り札である。
一部カードが♪♪を所持しているため、♪♪デッキの面も持っている。
Chouchou(シュシュ)
トライアルデッキ「歌姫の初舞台」にて新たに登場したユニット群。
構築上の縛りが非常に厳しいが、手札を補充しつつその手札を使って連続攻撃をすることが可能な、やや攻撃的なデッキ。
特徴として、コストで自分のリアガードを山札に戻し、その分をドローやサーチなどで補填する。場と手札と山札を縦横無尽に行ったり来たりするため、アタックの質が手札に依存する弱点こそあるが、上手くいけば手札を保持しつつ一気に連続攻撃で畳み掛けることが可能。
そのため、場やドロップゾーンにいるユニットを逆用して支配するぬばたま相手には激烈に刺さり、満足に支配できないこともしばしば。
当初はコスト関係が厳しかったが、大幅なテコ入れによりコストを気にせず戦えるようになった。
関連項目
- カードファイト!! ヴァンガード / カードファイト!! ヴァンガードG / カードファイト!!ヴァンガードG NEXT / カードファイト!!ヴァンガード(2018年のアニメ) / バミューダトライアングル ~カラフル・パストラーレ~
- AKB48(人気投票などいくつかがモデルにされている)
- カードファイト!! ヴァンガードのユニット一覧
《ユナイテッド・サンクチュアリ》
ロイヤルパラディン/オラクルシンクタンク/シャドウパラディン/ゴールドパラディン/エンジェルフェザー/ジェネシス(カードファイト!! ヴァンガード)
《ドラゴン・エンパイア》
かげろう(カードファイト!! ヴァンガード)/たちかぜ(カードファイト!! ヴァンガード)/ぬばたま/むらくも(カードファイト!! ヴァンガード)/なるかみ
《スター・ゲート》
ノヴァグラップラー/ディメンジョンポリス/エトランジェ/リンクジョーカー
《ダーク・ゾーン》
ダークイレギュラーズ/スパイクブラザーズ/ペイルムーン/ギアクロニクル
《メガラニカ》
グランブルー/バミューダ△/アクアフォース
《ズー》
メガコロニー/グレートネイチャー/ネオネクタール
《該当国家なし》
クレイエレメンタル/刀剣乱舞(カードファイト!! ヴァンガード)
外部リンク
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