バミューダトライアングルとは、フロリダ半島、バミューダ諸島、プエルトリコを結んだ三角形型の地域である。(実際には四角形、トラペジアム)
概要
昔から船や航空機、その乗務員が突如として消えるため「魔の三角地帯」、「魔の三角海域」と呼ばれている。さらに消えた船や航空機の残骸が見つかっていないのも謎である。また、逆にこの地域から突如現れる「逆バミューダ」という現象もあるという。
このミステリーはかなり有名で、一部の高等学校の英語の教科書に世界のミステリーとして記載されている。
多くの消失事件があるが、中には改変されていたり誇張されている場合も多い。また、単なる遭難事件も「怪事件」とされる時もある。そのせいかこの地域の事故はそれほど多くないのに、「事故や遭難が多発する海域」という認識が広まったと言われている。
原因・仮説
ブラックホール説
バミューダトライアングルにはブラックホールが存在し、船や航空機が飲み込まれ、異世界に行ってしまうという説。現代の科学では証明できる説ではない。
UFO・宇宙人説
UFOが船や航空機を攫うという説。これも証明できるような説ではない。
メタンハイドレード説
メタンハイドレードの発生により、船が浮力を失って沈み、飛行機がメタンを吸い込み、酸欠によって不完全燃焼が起こり、出力低下から揚力が無くなり墜落するという説。ただし、残骸が残らない、乗務員が消えるという事件に矛盾する。
マイクロバースト説
冷気の塊が海面に落下し、破裂(バースト)したような強風が起こる現象。レーダーでは捉えられないし短期間で収まるため説明がつきそうだが、飛行機が事故を起こすようなことではない。
海藻発生説
ホンダワラという藻が多く発生することにより、帆船の動力が失われてしまう説。バミューダトライアングルでは藻が海流と共に流れている。昔ならあり得そうだが、現代ではエンジンが開発されたため、藻の影響は受けない。それどころか飛行機には影響しない。
人間による襲撃説
船や飛行機の消失は襲撃によるものという説。これを信じる人が多数いるという。
地磁気説
地球の磁気、地磁気の異常の影響を受け、船や飛行機のシステムを混乱させるという説。
ハリケーン説
この海域はハリケーンが生まれる地域で、船や飛行機がそれらに遭い遭難したという説。また、メキシコ湾流が流れており、これにより残骸が流されるとも考えられる。これで遭難と証明される場合がある。
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関連項目
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