バモラとは、テクモ版キャプテン翼シリーズに登場するキャラクターである。
概要
サンパウロFCのゴールキーパー。
必殺セービング「ビッグハンドキャッチ」でゴールを守る。
若林のような世界最高峰の守備力では無いが、
慢性的に森崎クラスのザルキーパーで戦わされるテクモ版翼世界ではバモラの守備は頼もしい。
キャプテン翼4で初登場し、5にも続投。
両作品で人物描写は極端に異なる。どちらの印象が強いかでファンからのイメージは大きく異なるだろう。
キャプテン翼4
翼がプロ入りした直後、バモラの負傷によってサンパウロはユースチームからレナートを昇格させるという暴挙に出た。
控えのキーパーを全く用意していなかったロベルトは何をやっていたのか。
この時のブラジルは国内リーグ戦で普通にリーサルツインが飛んでくる死の戦場であるため、控えキーパーも含めて全滅したという可能性も少なくないが。
このため実力不足のレナートでしばらく戦わざるを得ず、ストラットが怒りのあまり叫んだ台詞が「ポストの方がまだマシだぜ!」である。
このような状況で苦戦が続くが、戦いをしばらく進めていると負傷が癒えたバモラが復帰してくる。
(ルート分岐によっては同時期に翼は日本に帰国してしまい、すれ違いになる。4つあるルート分岐のうち3つで出会わずに終わる)
ようやく登場した真の守護神……それは「ワタシ、バモラ イイマース。ヨロシクネ」と自己紹介する褐色の若林。一瞬何が起きたのかとプレイヤーは目を疑うのだった。
そう、彼はシリーズでも非常に珍しい若林の色違いキャラ。頼もしいゴールキーパーという意味を持たせての採用だったのだろうが、4の絵柄はあんまり格好良くないため(森崎はかっこいいのだが)顔だけで通用するほどの信頼性は無い。
実際守らせてみると「オーケー!マカセナサーイ!」の台詞でまたもプレイヤーの度肝を抜く。
確かに防御力はなかなかいいし、レナートよりははるかに強いのだが、プレイヤーの第一印象は「こんな若林見たくなかった」に尽きるであろう。もちろん若林と比べると格段に落ちるし。
……その第一印象を外して落ち着いて考えてみれば、エセ外人口調で話しているのは「いくらか日本語が話せる」という描写なのだろう。日本から離れて遠い異国の地で暮らす翼や石崎、新田たちにとっては母国語で会話ができる人物の存在は大きな心の支えになるだろうし、チームとしても仲間との意思疎通ができる事は試合中の連携に大きな意味を持つ。数値的な性能以上に、バモラの存在はチームにとってプラスに働いていたはずである。性格も気さくで陽気な好人物であり、否定されるような要素は全く無い。ただ、その言動が若林の顔に致命的に合わないことを除けば。
キャプテン翼5
翼がサンパウロからレッチェに移籍したため、サンパウロで戦う試合は1試合だけ。
ここでのバモラはやはり若林ファンから怒りの投書をもらったのか外見が別人レベルで一新されており、どうしても若林を彷彿させてしまう帽子を無くして、顔つきも精悍な姿に改められている。文句無しに格好良く、頼もしい。この凜々しい顔でOKマカセナサーイとか言われても困るくらいである。
カットインでは「バモラァァ!!」と叫んでボールを掴みに行く。これは自分の名を叫んでいるわけではなく、ポルトガル語で「行くぜ!」という感じの意味らしい。当時三浦知良が出演していたCMが元ネタのようだ。
ブラジル代表の控えゴールキーパーにも選ばれている。
正選手がゲルティスなので出場する機会は無いのだが、彼がブラジル第二のGKであるという証明である。
関連項目
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