バラライカとは、広江礼威の漫画「BLACK LAGOON」および同漫画を原作とするアニメ作品の登場人物である。
(CV:小山茉美)
概要
忠告だけしておく。私がこの世で我慢ならんものが二つある。
タイの港町・ロアナプラにおいて、ロシアンマフィア「ホテル・モスクワ」の支部を任されている頭目(ヴォール)。
本名はソーフィヤ・イリーノスカヤ・パブロヴナ。「バラライカ」は組織内のコードネーム。
顔や体のあちこちに火傷の残る金髪のスラブ系美女。
友好的でない相手からは「火傷顔(フライフェイス)」と呼ばれることもある。
またレヴィからは「姐御(あねご)」と呼ばれている。
旧ソビエト空挺軍将校で、アフガニスタンでの従軍経験を持つ。部下からは「大尉(カピターン)」と呼ばれる。
狙撃手としても優秀で「第二のルドミラ・パブリチェンコ」と呼ばれる程だったが、ムジャヒディンの捕虜となった際、一か月をかけて全身の皮膚を寸刻みに焼きつぶされるという壮絶な拷問を受けている。
越境作戦中の命令(国際法違反)の最中に違反行為(難民キャンプの子供の救助)を行い、これをスクープされた事で軍籍を剥奪。困窮する部下を見捨てられずにロシアンマフィアに加わった。
軍隊時代からの子飼いの部下によって構成される「遊撃隊」(ヴィソトニキ)とは強い絆で結ばれており、軍隊譲りの組織力と圧倒的な火力を持ってことに当たる。「地上でもっともおっかない女」の一人。
ダッチには「でかい借り」があるらしく、ラグーン商会の面々とは基本的に友好関係にある。ただし利害が対立すれば容赦なく排除につとめる非情さを持つ。またロックの事は「いい悪党になる」と評価している。
戦場での記憶からか、KGBを含む旧ソ連内の特権階級層(ノメンクラトゥーラ)を嫌悪している。作中および派生作品では、KGB出身の幹部を計略により追い落としている。
レヴィに「ウォー・マニアックス」と評されていることも考えると、一種の戦闘神経症、前線症候群のような精神状態の持ち主でもあることが推測される。
めったに出て来ない幼少時の姿は、ファンの間で「ロリライカ」と呼ばれる事がある。
この幼少時の姿は知人の同人誌のゲストイラストが初出だが、後にアニメや原作コミックの巻末オマケマンガにも登場した。よく言われる通り、スラブ系はちっさい頃はかわいいが、年をと###この編集は粛清されました###
(一応フォローしておくが、ソ連がアフガンから撤退したのが1989年、その時から軍属(=成人)であったことを考慮するとスラヴ人女性としては(特にボディラインは)まだ保っている方で###この編集は粛清されました###)
「跪け。」
単行本巻末のおまけまんがではヘンゼルとグレーテルのお母さんになったり、ロシア番長になったり、怪談を聞いて怖くてトイレに行けなくなったりと、一転してカワイイ仕様になっている。
その他
知られているようであまり知られていない話ではあるが、アニメ版でのバラライカの中の人は、アラレちゃんやコロ助の中の人と同一人物(小山茉美)である。
関連タグ
関連動画
バラライカのテレビアニメ登場シーンを編集したMADがいくつか製作されている。
MADの中には月島きらり starring 久住小春 (モーニング娘。) の曲「バラライカ」をBGMとした物があり、これらに対しては「ホテルモスクワ公式テーマソング」というタグが使用される。
曲に合わせ「(゜д゜)ゝハッ」の顔文字コメントが登場する事もある。
その他「アンインストール」をBGMにした物や、テレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のオープニングをパロディ化した物もある。
関連商品
関連項目
- 11
- 0pt