バリアフリーマンとは、漫画『キン肉マンII世』に登場するキャラクターである。
概要
若き超人ニルスに老超人ジージョマンが憑依し、2人の超人が合体したことで誕生した超人。合体後も2人はそれぞれの人格を持ったままであり、分離することも可能。通称「バリはん」。口癖は「ホエホエ」だが、これはジージョマンのものである。
ニルスをベースにした「若者(リアル)ボディ」とジージョマンをベースにした「老人ボディ」を使い分けられることが特徴的であり、試合においてはパワーファイトのニルス、関節技、寝技のジージョマンとしてファイトスタイルを使い分けることができる。若者ボディのときは、ニルスの右腕にジージョマンを宿した何とも斬新なデザインとなり、老人ボディのときは腹部にニルスが収納される。ちなみに似たような合体超人としてはサタンクロスが有名だが、ジージョマンが単独では活動できないため、分離はできてもサタンクロスのように1vs2の状況を作り出すことはできない。
ニルスは、真面目で心優しい好青年であり、超人レスラーとして活躍することで理想のバリアフリー社会の実現を目指していたが、実力不足のため理想の実現に近づけずに悩んでいた。一方、ジージョマンは関節技の名手として200年ほど前に活躍し、「ジージョの前にジージョなし、ジージョの後にジージョなし」[1]と言われたほどの強豪超人だったが、無類のスケベが問題視されて呪術師によって何かに憑依しないと生きられない体にされた挙句、巨木に封じ込められていた。ちなみに後に元悪行超人のチェック・メイトですら通ることができなかったジェネラル・パラストに入れたため、ジージョマンの破廉恥行為は邪悪な心と同一視されるほど悪質だったことになる。
ある日、ニルスは巨木に封じ込められていたジージョマンと出会い、ジージョマンに丸め込まれた結果、斧で自らの右腕を切断し[2]、ジージョマンを宿すことになり、バリアフリーマンが誕生する。だが、ジージョマンの魂胆はニルスの体を利用して性的欲望を満たすことであり、後々ニルスはジージョマンのお下劣行為に心を痛め、復活させたことに責任を感じるようになっていた。それでも、強豪超人となれたのはジージョマンの力によるものであるため、頭が上がらずに言いなりになっていた。そのため、当初は2人の間にチームワーク的なものは無く、2人で1人という超人なのに2人別々に戦っているという印象だった。悪魔の種子編では、2人が協力するようになり、合体超人らしい戦いが見られるようになった。
作中でも度を過ぎた下ネタや下品な行動が多く(これに関しては主人公のキン肉万太郎も同類だが)、オムツをつけた老人というデザインも含めて嫌悪感を持っている読者も多い。Googleで検索すると「バリアフリーマン 嫌い」と出てきてしまう程である。中には、彼の存在そのものを作品の黒歴史として挙げる声も目にする。一方で悪魔の種子編以降のキャラクターを評価する声もあり、賛否分かれる超人となっている。
プロフィール
作中での活躍
超人オリンピック ザ・レザレクション編
スウェーデン代表として超人オリンピック ザ・レザレクションに出場。予選を突破し、本戦では組み合わせ抽選によってシード権を得たため、2回戦からの登場となり、通天閣特設リングでキン肉万太郎と対戦することになる。
入場の際には、半裸の老人たちが担いだ畳の上で布団を被って寝るという超人オリンピック史上前代未聞の気持ち悪い弱々しい入場シーンを見せる。試合前のマイクパフォーマンスによって観客たちを味方につけ、万太郎はヒールのような扱いを受ける。さらに、老獪な戦術と下品極まりない攻撃によって試合を優位に進めていき、楢山バックブリーカーによって万太郎を追い詰めていく。しかし、若者ボディのニルスと老人ボディのジージョマンの考えの不一致が徐々に露呈されるようになったことに加え、ジージョマンの本性がバレてしまったことで味方につけていたはずの老人やギャルから反感を買うようになる。挙句の果てに、ジージョマンの横暴ぶりに耐えられなくなったニルスまでが反旗を翻すようになり空中分解。二度目の楢山バックブリーカーをニルスの涙をきっかけに脱出されると、最後は万太郎のマッスル・ミレニアムによってKO負けを喫する。
試合後、ニルスと分離してしまったことでジージョマンは死を待つだけの状態となったうえに、観客から罵声を浴びることになる。だが、ニルスはこれまで散々利用され、酷い仕打ちを受けたジージョマンを右腕に戻すことで救い、バリアフリーマンとしてこれからも生きていくことを決断する。
悪魔の種子編
悪魔の種子に襲われていた万太郎のピンチに姿を見せ、まさかの再登場。ケビンマスク、スカーフェイス、ハンゾウ、イリューヒンと共にアイドル超人軍を結成し、傷ついた万太郎の代わりにミートの体のパーツを取り戻すために悪魔の種子との戦いに参戦する。
ハンゾウ、イリューヒンが自らを犠牲にしながらミートの体を取り戻した中、北海道の五稜郭に出現したジェネラル・フィンガーにおいて悪魔の種子No.4ザ・タトゥーマンと対戦。相変わらずのエロじじいっぷりでセコンドとして同行したジェイドを当初は呆れさせていたが、人類の平和のため、そしてニルスやこれまで迷惑をかけてきた人への贖罪のために命がけでリングにあがっていた。30分以内に決着しなければ大砲によってミートの右足が砲撃されてしまうルールの中、序盤は老人ボディの関節技によって奮闘し、ニルスとジージョマンの連携も息が合っていたが、タトゥーマンがからくり人形を駆使した攻撃を仕掛けてきたことで劣勢となり、2人とも大きなダメージを受け、若者ボディのニルスは戦闘不能に陥ってしまう。
しかし、あえてタトゥーマンの鬼哭三連矢を疲労回復のツボに受けることによって老人ボディのままでも若者ボディのときの活発なファイトが可能になり、ついでに股間も20代に戻る。そして、手鼻時雨によってからくり人形を破壊し、必殺の楢山バックブリーカーで試合を決めにかかる。途中で背中の矢を抜かれて元の老人の体に戻ってしまうが、技の手を緩めることはなく、最後はお互いの必殺の関節技を極め合う形で両者失神KOによる引き分けとなる。
ミートの右足への砲撃まであと1分という状況で、最後のあがきを見せるタトゥーマンによりニルスが石臼に捕まってしまう。だが、ニルスの覚悟によって2人は分離し、正義超人としての任を果たすために相棒を見殺しにしたジージョマンはミートの右足を無事救出する。だが、直後に一斉砲撃をまともに浴びてしまったジージョマンも紙オムツだけを残して爆砕する。
その後、正義超人たちの骸で構成された悪魔の胎内の大黒柱骨の一部とされており、リングへ向かうために大黒柱骨を登る万太郎の足場として口を提供する。試合後、恐怖の将が消滅し、リボーンダイヤモンドによって他のアイドル超人と共に蘇生する。
究極の超人タッグ編
新シリーズにも引き続きレギュラーメンバーとして登場し、歴史改変によって肉体消滅の危機に瀕したケビンマスクを救うため、20世紀の世界へのタイムワープに参加する。ちなみに、このときダッチワイフや大人のおもちゃを持って行こうとしてミートに怒られている。また、20世紀ミートからは新世代超人の一員であることを不思議に思われていたが、本来200年前の超人なので伝説超人の祖先の世代の超人である。
その後、イリューヒンと「火の玉・飛爺隊」を結成し、究極の超人タッグに出場。突如開催されることになった間引きバトルロイヤルでは、ザ・マシンガンズを救い、そのまま諸悪の根源である世界五大厄と交戦。しかし、必殺のツープラトン「TOKKO・ATTACK」はサンダーに通用せず、ディザスターズプレスを喰らって2人ともダメージを受ける。そのとき、万太郎のパートナーであるカオスの秘めたポテンシャルを見抜き、意を決してイリューヒンと共にマッスルブラザーズ・ヌーボーの身代わりとなってヘル・イクスパンションズのオプティカルファイバー・クロスボンバーを喰らい、顔の皮を剥がされる。この結果、本戦を前に間引かれることになり、大方の読者の予想通りモースト・デンジャラス・コンビ枠となるのだった。イリューヒンの残したブラックボックスによって、特攻を仕掛けた火の玉・飛爺隊の2人が最後に”友情”を確認し合っていることが判明した。
2回戦のヘルズ・ベアーズvsヘル・イクスパンションズ戦では、顔の皮を剥がされた他の仲間たちと共にセイウチンへ語りかけ、セイウチンを正義超人へ戻すことに成功している。
準決勝後には、死んだカオス・アヴェニールが遺したピラリアの花の花粉によって顔が元に戻っている。
ニルス未登場について
このシリーズに入ってからはニルスは一切登場せず、終始ジージョマンとしてのみ活動している。一部では、悪魔の種子編でニルスが復活した描写がなく、死ぬ直前に分離してしまったためニルスは生き返ることができなったのでは?と言われている。
確かに、ネプチューンマンとセイウチンによって剥がされたのはジージョマンの顔の皮のみであり、ニルスが仮に健在ならニルスだけは無事なはずである。
必殺技
- 楢山バック・ブリーカー
- あばら骨が大きく開いて相手を捕獲し、自分の頭を相手の背中に付けることで支点にし、バックブリーカー状で、全身を締めあげる技。
昔の日本の貧しい寒村には口減らしのために70を超えた老人を山の頂きに捨てる“楢山まいり”があったらしく、それをモチーフに開発した必殺技。バリはん、あんたスウェーデンの超人やろ・・・。
ちなみに若者ボディで技をかけた場合は、あばらにライオンマウスがないため足のフックがヌルいという弱点があり、万太郎に簡単に脱出されている。 - イボ痔マウント
- 自身の尻のイボ痔を相手のヘソに差し込むことで、ベッタリ張り付いて固定したままマウントポジションに移行する下品な技。これだけでも精神攻撃の効果は十分である。
- 鶴は千年亀は万年パンチ
- マウントポジションから連続して放つ掌底。技名はパンチとなっているが、骨粗しょう症なのでゲンコツでは殴れない。ぺちーんぺちーんと叩いているだけなので一見弱そうに見えるが、掌の最も硬い部分で相手の頭部を的確に打っているため、何発も喰らっている内にじわじわと効いてくる。
- クローズ・オンズ・リブ
- 老人ボディの腹部にあるライオンマウスを閉じて相手の身体の一部を挟み込み、身動きを封じる技。楢山バックブリーカーへの準備技として使用。バリはんの技にしては珍しいまともなネーミングである。
- 賽の河原ラリアット
- たるんだ腕の皮を自分で引っ張って伸ばした状態でラリアットを繰り出す技。皮の部分はかなり広いので、相手の顔面全体を打つことが可能となっている。
- 乳帯目眩まし
- 試合前に観光客のギャルからパクっておいたブラジャー(推定Fカップ)を相手の顔にかぶせて視界を塞ぐお下品技。
- 手鼻時雨
- 粘着質の鼻水を撒き散らすお下品技。タトゥーマンのからくり人形の精密な可動部分に鼻水を絡ませて壊すことに成功した。
- 南無阿弥陀・仏壇返し
- 相手を肩固めの体勢にとらえた状態から強引に反り投げ、頭部をリングに叩き付ける技。
タッグ技
- TOKKO・ATTACK
- イリューヒンが零戦に変形し、バリアフリーマンが操縦士となり相手に目掛け突っ込んでいき、プロペラで相手を切り裂く火の玉・飛爺隊最大のツープラトン技。
ただし、バリアフリーマンが操縦するメリットは特に分からないままである。 - ファイナルTOKKO・ATTACK
- イリューヒンがMiG-29に変形し、機首で突撃を行うもの。恐らくはスピードなどの性能が上昇していると思われる。
ヘル・イクスパンションズのオプティカルファイバー・クロスボンバーから万太郎を救出したが、身代わりとなった火の玉・飛爺隊の2人は無惨にも顔の皮を剥がされ、文字通りの特攻となった・・・。 - 煩悩払い釣り鐘
- 火の玉・飛爺隊の2人がメキシカン・カンパーナの体勢にそれぞれ一人ずつ相手を捕らえ、そのまま相手同士の頭部を激突させる。
タッグパートナー
- 火の玉・飛爺隊:イリューヒン
関連静画
関連項目
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 1
- 0pt

