バンプレスト (BANPRESTO) とは、
- かつて存在したゲーム会社。
- バンダイナムコエンターテインメントがかつて展開していたレーベル(ブランド)の一つ。
- かつてバンダイナムコグループに属し、プライズゲームおよびコンビニくじ(一番くじ)用景品の企画・販売を行っていた企業。
- BANDAI SPIRITSプライズ事業部のブランド名。
概要
1977年に豊栄産業株式会社として設立。1982年にはコアランドテクノロジー株式会社に商号変更。当時はセガとの関わりが深く、多くのゲームはセガから発売されていた。が、1986年にコナミ販売の『WEC ル・マン24』を発売したことからセガとの関係が悪化。アミューズメント業界への活路を探っていたバンダイの援助を受けるも、15億円以上の赤字を抱える。結局多額の資金援助をしたバンダイは引くに引けない形となり、まるごとコアランドを買収する。これが株式会社バンプレストとなった。
その後、バンダイの強みである版権を生かした景品をクレーンゲームに導入することで負債はすぐに無くなったものの、コアランド時代のようなオリジナルゲームは無くなり、専らアーケードでは版権を用いたゲームの開発、販売のみを行うようになる。
一方、コンシューマーでは多数の版権を持つ強みを生かし、『コンパチヒーローシリーズ』を発売。これが後の『スーパーロボット大戦』の企画へと繋がり、ゲームメーカーとして一定の認知を得るようになった。が、開発に関しては委託することも多くなり、パブリッシャーとしての側面が強くなっていく。
2006年に親会社バンダイのゲーム部門がナムコに統合されバンダイナムコゲームス(後のバンダイナムコエンターテインメント)となったことを受けて、バンダイナムコホールディングスの株式公開買い付けにより同社の100%子会社となり、2008年4月1日にはバンダイナムコゲームスにゲーム事業を移管すると同時に吸収合併され、バンプレストは同社のレーベルの一つとなった(2014年廃止)。同時にプライズゲームおよび一番くじの企画・販売を行う同名の新社が設立された。ちなみに、コンシューマーゲームの開発を担当するバンプレソフトはその後もしばらく残留し、ベックとの統合によりB.B.スタジオとなった今でも、合併前とは実質的に変わっていない状態といえる。
一番くじを担当するロトディビジョンは、2018年4月1日よりバンダイのホビー事業部およびコレクターズ事業部との統合の形で新会社「BANDAI SPIRITS」に事業譲渡された。
2019年4月1日にBANDAI SPIRITSが(新)バンプレストを吸収合併して事業を継承し、バンプレストの名称はプライズ事業部のブランドとして存続。企業としてのバンプレストは歴史に幕を下ろすことになった。
主なゲーム
関連チャンネル
関連項目
外部リンク
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