バーガーキング(Burger King)とは、アメリカフロリダ州マイアミ発祥のハンバーガーチェーン店である。
概要
マクドナルドに次ぐ、世界第2位の規模を誇る巨大ハンバーガーチェーン。
1954年にフロリダ州マイアミで1号店を開業。
以後業容を拡大し、2018年末時点では、世界100カ国で18,000店舗近くが運営されている。
日本では、2022年時点で約150店舗が営業中。これは日本のハンバーガーチェーンでは第7位で、サブウェイやフレッシュネスバーガーとほぼ肩を並べる規模である。
直火焼きの100%ビーフパティと新鮮な野菜を特長とする大型本格バーガー「ワッパー」が看板商品。
ワッパー(Whopper)とは「とてつもなく大きいもの」という意味の英単語で、その名の通り、サイズが大きいのが特徴である。どれぐらい大きいかは、関連動画を見てもらうのが良いんじゃないかな。
「大きすぎて食べられない」という方のためには、より小さいサイズの「ワッパーJr.」という商品もあるので、こちらもご利用ください。
日本でのバーガーキングの歴史
上述のように世界2位の巨大ハンバーガーチェーンなのだが、何故か日本での店舗展開はなかなか上手くいかず、運営会社もコロコロと変わっている。
以下に日本でのバーガーキングの苦難の歴史をざっと振り返ってみたい。
第1期:西武商事・JT運営期(1993年〜2001年)
西武鉄道子会社の西武商事がアメリカのバーガーキング本社とフランチャイズ契約を結び、1993年9月に西武池袋線入間市駅の駅ビルに1号店を開業したのが、日本におけるバーガーキングの始まりである。
当初は西武鉄道沿線やプリンスホテル等の西武グループ関連での店舗展開を考えていたようなのだが、アメリカ側との調整がうまくいかず、96年にはJTが設立した「バーガーキングジャパン株式会社」にチェーン運営が移ることになる(それ以前に開業していた店舗に関しては、引き続き西武商事が運営)。
「4〜5年以内に100店舗の店舗展開を目指す」とブチ上げたものの、実際はそううまくはいかずに、2001年3月末までに全25店舗は営業終了。西武商事が運営していた店舗はファーストキッチンに、JT運営店舗はロッテリアへと売却され、一旦バーガーキングは日本から姿を消した。
第2期:ロッテ・韓国ロッテリア運営期(2007年 - 2019年)
ロッテが出資する「株式会社バーガーキング・ジャパン」がフランチャイズ契約を締結し、2007年6月に新宿アイランドタワー内に1号店を開店。6年ぶりに日本にバーガーキングが再上陸した。開店初日にはかつてのファンらが長蛇の列をなし、その様子がメディアで取り上げられたりした。
その後運営主体がロッテからロッテリア(韓国法人)に変わり運営を続けたが、2019年5月に全22店舗を閉店。またかよ。
バーガーキングジャパンの全株式も、後述するアフィニティ・エクイティ・パートナーズに売却された。
第3期:アフィニティ・エクイティ・パートナーズ運営期(2017年 - )
2017年6月に香港の投資ファンド「アフィニティ・エクイティ・パートナーズ」がバーガーキングアジアパシフィック株式会社とフランチャイズ契約を締結。アフィニティ社は、日本におけるバーガーキング事業の運営会社として「BKジャパンホールディングス」を設立して店舗展開を行うこととした。
そして2018年12月に千葉県に津田沼駅南口店をオープン。以後積極的な店舗展開を行い、前述の通り2022年末時点では150店舗を数える規模にまで成長している。
…のだが、2022年1月、アフィニティ・エクイティ・パートナーズは、日本・韓国両国でのバーガーキング事業を売却すると発表した。おお、もう…
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関連項目
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