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バージョンの壁とは、ゲーム『Minecraft』に登場する地形に対してつけられた名前である。
壁というのは、"山が大きく切断されたかのように生成された垂直な壁"が特徴的である事による。
概要
カシヲ氏の投稿するゲーム「Minecraft」のゆっくり実況動画にて見られたもので、下記の動画(sm15770449) の1:44 あたりで、大きな山が何か強大な力でバッサリと切断された跡のような非常に大きな壁が登場したことでカシヲ氏(もといゆっくり)が命名した。
また、それまで続いていた雪もそこで綺麗に切れており、その壁を超えた向こうではβ1.8以降に生成仕様が変更された「深い海」がみられる。
仕様という名のバグ
新バージョンなどでワールドを再生成する際に前ワールドとの整合性を取らずに再構築されることで発生する一種のバグであるが、システム上不具合が報告されていないためか1.18のスナップショットまで修正されていなかった。
これと同様のケースは他の実況プレイヤーが投稿するシリーズでも発生しており、カシヲ氏のケースと同様にそれまでのなめらかな地形とくい違う断崖絶壁や深い海など、不自然なほどに直線的な地形が発生しており、いずれのプレイヤーも「新バージョンになって以降、まだその場所に行ったことがなかった」ことが共通している。
また、ワールドの作成画面ではシード値を使用して地形を生成する機能があり、バージョンを重ねるごとに新システム・新ブロック・新バイオームなども加わっているため、おそらくバージョンごとに地形生成のアルゴリズムが変化していると思われる。
これらのことから、新ブロックなども計算に入れた新アルゴリズムに基づいて生成された地形と、旧バージョン時に旧アルゴリズムに基づいて生成された地形との境目に発生する地形であることが分かる。実際、バイオーム追加系MODを追加した際に追加前のマップを読み込んだ際にも発生する。
製品版になった現在でもアップデート後に未開の地へ行くと同じ現象が発生していることからも、これは仕様の範囲内の現象であると考えて差し支えないだろう。
Ver1.18の壁
2021年10月に、大型アップデートの「Caves & Cliffs(洞窟と崖)」第2弾(Ver1.18)が発表された。
ワールドの地形生成のアルゴリズムが大幅に変更されたため、バージョンの壁がまたできる・・・と思いきや、どうやら旧バージョンと新バージョンの境界を、不自然にならないよう壁ではなくスムーズな地形として生成されるようになったようだ(公式ではBlendingと呼んでいる)。 [1]
これにより、1.18以降のワールドでバージョンの壁は見られなくなってしまった。
関連動画
問題の動画
関連コミュニティ
関連項目
脚注
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