バーチャルコンソール (Virtual Console)とは、過去のゲームソフトを任天堂のハード上で再現したもの、およびその配信サービス名である。略称は「VC」。
概要
Wii / Wii U / ニンテンドー3DSに搭載されている、その名の通り「仮想ゲーム機」機能。
過去ハードのゲームを、通信・拡張機能を除いてWii / Wii U / 3DS上で再現して遊べる。公式だけあって普通に遊ぶ分には気にならない程度の再現性は維持されているが、画質・音質が完全再現されていない面もある(プラチナゲームズの神谷英樹氏は、Wii UでファミリーコンピュータのVCが画質ボケボケなことを何度も指摘している)。
また、一部光の点滅(通称パカパカ)制限の問題などで表現が微妙に異なる場合がある。→VCの利点や欠点
対応機種
機種ごとに対応機種が異なる。大雑把に言えばWii・Wii Uは過去の据置機、3DSは過去の携帯機を中心に対応している。
Wii UではWii U GamePadを活かし、据置機と携帯機の両方が配信される。また、Wiiで購入済みのタイトルは(WiiからWii Uへ引越ししておけば)優待価格でWii U版を購入できる。
対応機種のソフト全てが購入できるわけではなく、毎週水曜(3DS、Wii U)に数本ずつ配信ソフトが増えていく。
Wii U
タイトル検索はこちら→Wii Uバーチャルコンソールタイトル
- ファミリーコンピュータ (ディスクシステム含む)
- スーパーファミコン
- ゲームボーイアドバンス (2014年4月3日より対応)
- NINTENDO64 (2015年4月2日より対応)
- ニンテンドーDS (2015年4月2日より対応)
- PCエンジン
- MSX
WiiモードによりWii版VCも遊べる。とはいえ、基本的にWii版よりWii U版のVCを買ったほうがゲームパッドでの操作もできたり、使いまわせないWiiポイントに割く必要もないなどの利点がある。なおWiiから引っ越ししたソフトは優待価格でWii U版を購入できる。GCコントローラはスマブラforの接続タップを経由しても使えない。
HDMI端子かつWii U版VCなら、映像が3機種中最もくっきり鮮やかに映し出される。映像比率はWii同様「4:3」で固定されている。ゲーム画面はテレビと同時にWii U GamePad側にも表示され、GamePadのみで遊ぶことも可能。
また、3DS同様「まるごとバックアップ」に対応している他、Miiverseのコミュニティにスクリーンショットを貼り付ける事も出来る。
配信初期はファミコン30周年を記念したソフトの先行および優待価格(30円!)での配信や、期間限定のスタートアップキャンペーンなども行われていた。2016年2月現在、3機種で唯一新規配信を継続中。
ニンテンドー3DSシリーズ
タイトル一覧はこちら→ニンテンドー3DSバーチャルコンソール
携帯機で唯一のVC対応。2014年12月に配信された「ポケモンカードGB」を最後に新規配信が途絶えたが、2016年2月27日に「初代ポケットモンスター(赤・緑・青・ピカチュウ)」が配信され、同年3月4日からNew3DS専用でスーパーファミコンのVCが配信された。2016年2月8日時点で配信停止を除くと全224本が配信されている。
通常対応ハード
- ゲームボーイ (ゲームボーイカラー対応・ゲームボーイカラー専用含む)
- ファミリーコンピュータ (2011年12月22日より対応)
- スーパーファミコン (New3DS専用・2016年3月4日より対応)
- ゲームギア (2012年3月24日より対応)
- PCエンジン (2013年12月25日より対応)
アンバサダー・プログラム参加者限定
Wii(およびWii UのWiiモード)
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- ファミリーコンピュータ (ディスクシステム含む)
- スーパーファミコン
- NINTENDO64
- PCエンジン
- NEOGEO
- MSX
- メガドライブ
- マスターシステム
- アーケード (「バーチャルコンソールアーケード」という名称で配信)
映像比率は本体の設定に関わらず「4:3」固定(バーチャルコンソールアーケードを除く)。ワイドテレビの表示設定はノーマルモードにするとオリジナルのサイズで表示できる。→ここ参照
Wii Uで「WiiのVC」を保存する場合、USB記録メディアではなくSDカードに保存される。
VCに初対応したハード(2006年末発売と同時にサービス開始)。ハードが最も安く、ゲームキューブコントローラが使える。新規配信は2013年でさすがに終了した模様。2015年時点で配信停止を除き全674本。
購入・保存方法
ソフトはニンテンドーeショップ(Wiiの場合Wiiショッピングチャンネル)で購入可能。対象ハードやソフトごとに値段がやや異なる。購入するにはクレジットカード、交通系電子マネー(NFC搭載のWii U GamePad・New3DS/LLが対応)で支払うか、スマホ・PC・コンビニなどでプリペイドカードまたはプリペイド番号を購入し残高をチャージする。→ニンテンドープリペイドカード
Wii(とWiiモード)にチャージした場合「Wiiポイント」というWii専用のポイントになる。Wiiのサービスにしか使えないため、Wii U所持者は間違えないように。「ニンテンドーeショップの残高(Wii U・3DS)」と「Wiiポイント(Wii)」は別物である。公式Q&A参照。
ダウンロードしたソフトはハード本体(Wii・Wii U)、または外部記録メディア(WiiまたはWiiモード・3DSはSDカード/microSDカード、Wii Uは外付けHDDなどのUSB記録メディア)に保存される。
なお、ゲームデータはダウンロードしたハードでなければ使用できず、別のハードでは利用できない(ただし3DSやWii Uの「引越し機能」のような例外は存在する)。Wii本体でWii版を購入しWii Uに引っ越していた場合、同じタイトルのWii U版を優待価格で購入できる。
関連動画
実機との比較動画。F-ZERO Xは「パカパカ」対策の一例といえる
関連商品
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関連項目
- ゲーム
- Wii
- Wii U
- ニンテンドー3DS
- VC配信ソフト
- ニンテンドープリペイドカード
- ニンテンドーeショップ
- ゲーム機をネットにつなぐ方法
- ゲームアーカイブス - ソニーハードにおける同様のサービス
- ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online
- スーパーファミコン Nintendo Switch Online
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%AB