バーデン=ヴュルテンベルク州(Land Baden-Württemberg)とは、ドイツ連邦共和国を構成する16連邦州のひとつである。ドイツ南西部に位置する。
概要
バーデン=ヴュルテンベルク州は、かつての①バーデン大公国、②ヴュルテンベルク王国およびプロイセンの飛び地であった③ホーエンツォレルン州の領域が合併して1952年に誕生した州である。
バーデン=ヴュルテンベルク州は、その北はヘッセン州と、東はバイエルン州と、西はラインラント=プファルツ州と接しているほか、南はスイス、西はフランスとの国境を成している。
その西端にはライン川が流れ、その東に広大なシュヴァルツヴァルト(Schwarzwald;黒い森)が広がり、また南の国境地帯にはドイツ最大の湖たるボーデン湖(Boden)を擁するなど自然の豊かな地方であるが、同時にメルセデス=ベンツやポルシェの本拠地であるシュトッゥトガルトに代表されるようなドイツ有数の工業地帯でもある。郷土料理としてはマウルタッシェ(Maultasche)や卵麺のシュペッツレ(Spätzle)が知られる。
主要都市
人口10万人を超える都市は次のとおりである(2012年現在、人口の多い順に配列)。なお、ニコニコ大百科に該当記事がある項目は太字とした。
- シュトゥットガルト (Stuttgart) : 約60万人、ドイツ第6位、州都
- カールスルーエ (Karlsruhe) : 約30万人、ドイツ第21位
- マンハイム (Mannheim) : 約29万人、ドイツ第22位
- フライブルク (Freiburg im Breisgau) : 約22万人、ドイツ第34位
- ハイデルベルク (Heidelberg) : 約15万人、ドイツ第53位
- ウルム (Ulm) : 約12万人、ドイツ第61位
- ハイルブロン (Heilbronn) : 約12万人、ドイツ第62位
- プフォルツハイム (Pforzheim) : 約12万人、ドイツ第66位
- ロイトリンゲン (Reutlingen) : 約11万人、ドイツ第68位
この外、シュヴァルツヴァルト周辺のバーデン=バーデン(Baden-Baden)、カルフ(Calw)、マウルブロン(Maulbronn)、ボーデン湖畔のコンスタンツ(Konstanz)、フリードリヒスハーフェン(Friedrichshaven)などの中小都市も挙げられる。ボーデン湖に浮かぶ島ライヒェナウ(Reichenau)[1]は世界遺産に登録されている。
世界遺産
関連項目
脚注
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