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パエッタ
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パエッタとは、銀河英雄伝説登場人物で、自由惑星同盟軍に所属する軍人の一人である。
CV.徳丸完石黒監督版)、ふくまつ進紗(Die Neue These)。

作中でのパエッタ

パエッタ提督
Paetta
(S.E. ? - S.E. 801)
In the Animation (1988-2000)

作中では第2艦隊、第1艦隊の艦隊官を勤めていた。外伝にあたるレグニツァ上空遭遇戦~本伝序盤のアスターテ会戦まではヤン・ウェンリーの上官。座乗艦はパトロクロス

基本的に独断提督で、ヤンが幕僚であった時期はその意見を退け判断を見誤ることが多かった。しかし決して無能ではない。自説にこだわり意固地になりがちなところこそあるものの、おかしな作戦を立案することはく、状況に見合ったごくっ当な論理作戦を展開できる指揮官である。その結果で確実に功績を上げ同盟軍において中将まで上り詰めたと推測される。部下に従をめ上委員長)にへつらうような面もあるが、いっぽうで剛直の性もあわせもち、自身への追従笑いには不快感をあらわにすることもあった。

作中で最初の戦闘となるアスターテ会戦で第2艦隊官として参加するが戦闘中に重傷を負い、揮権をヤンに委譲している。その後第2艦隊は第13艦隊に吸収と言う形で解隊される。アムリッツァ会戦後、軍再編でクブルスリーの統合作本部長就任に伴い第1艦隊官に就任した。第1艦隊官としてはアレクサンドル・ビュコック揮下でランテマリオ星域会戦に参加し、描写の限りではこれを最後の戦闘として戦後は退役した。

退役後は特に立った活動、行動は見られなかったが新帝国3年3月21日から同末に発生したオーベルシュタイン刈りによって逮捕されラグプール刑務所に収監される。その後同刑務所内で発生した暴動“血と炎の四月一六日”事件)に巻き込まれ死亡する。

パエッタの作戦指揮能力の考察

上記のとおり無能でないことは周知の通りである。寧ろこの時代の自由惑星同盟軍全体でも有能な部類に入るのではではないか、とも囁かれている。

ランテマリオ星域会戦においては、ミュラーファーレンハイト提督揮する倍近い戦力の艦隊と互に渡り合った上で生還している。しかしこの時の戦闘内容には定かではない部分も多い為、検証と確認を要する。

外伝におけるレグニツァ上空遭遇戦では、「経験と理論学習のおよぶ範囲においては、充分に熟練した戦術であった」と評されている。層中という特異な環境が同盟軍を助けたことや、至近距離での遭遇戦という状況も合わさり、ラインハルト相手に戦闘を有利に進め、一時は勝も見えるほどであった。しかしラインハルトの奇策にまでは予測が及ばず、同盟軍を助けていた惑星環境を逆用されて敗勢となり、撤退を選ばざるをえなかった。このときは、局地戦の勝敗にこだわらないという点がラインハルトとの「逆転しえない差違」だとされているが、ラインハルトべ相対的に力が低いという点をあげつらうのは流石に酷であろう。

後衛に配されていた第四次ティアマト会戦においては、突出したラインハルト政治的孤立を読んだヤンから試金石として帝国軍本隊を攻撃するよう意見具申を受けたが、却下している。しかし、これはヤン自身もっともであると認めているように、拠もなく、しかもラインハルトが孤立していなければむしろ同盟軍を危地におとしいれることになりかねない方策であったことから、これをもってパエッタの力を判断するのは難しい。

別の視点からの考察としてゲーム上での力を見てみたい。ゲーム上では大方優秀な部類に入っている。力的には突出した力はないが各方面おいて高い準であった。(特にボーステック製の『銀河英雄伝説IV』ではシドニー・シトレアレクサンドル・ビュコックに“近い”力に設定されており、帝国軍の提督達と較しても引けをとらない)。

これらのことからパエッタ自身は公式には有能であり優秀な人材と考えられる。元々独創性はあまりく確実的な用兵であり、その為に奇計や想定外の事態に弱いといったところだろうか。特に石黒監督版ではその面が強く表現されたために初めて見た人には無能な印を与えてしまったとも見れる。もしかするとビュコックなどの老練または熟練の指揮官の下では遺憾なく手腕を発揮できたのかもしれない。

あくまでもこれらはひとつの見解でありパエッタの力についてはまだまだ議論の余地があるようだ。

ニコニコ動画におけるパエッタ

ニコニコ動画においてパエッタはビッテンフェルトなどに並びニコニコ動画内の銀英伝ファンから屈人気を誇り動画の一部では登場で弾幕が発生する程である。

アイドルマスターシリーズ高木順一朗社長(後に会長)と石黒監督版での声優が同じ為、「社長=パエッタ」などの表現も多く見られる。銀河英雄伝説関連の動画にも高木社長セリフコメントされたりしている。

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136 ななしのよっしん
2023/02/13(月) 16:32:29 ID: szuTcBY+Hf
ヤンのかませとか色々問題あるけど1番の問題は
ランテマリオに参加してるのに特に記述なしだったことだろう
多少奮戦したけど結局ボコボコにされましたって書かれるだけでも好感度爆上がりよ
帝国のかませになるけどヤンのかませからは逃れるチャンスだったのに
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137 ななしのよっしん
2023/03/21(火) 21:05:48 ID: 90MED0QgX+
戦いぶりの記述はかったので想像にしかならないが
戦いそのものは敗戦、モートンカールセンの両部隊減した上でヤンの元に合流と書かれてる
なのでおそらくパエッタも同じように大きな損を出したと思うし
それでいて合流してない以上おそらく負傷でもしていたのではないだろうか
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138 ななしのよっしん
2023/10/11(水) 21:17:45 ID: mdjD2cF961
これは全な想像なんだけど、パエッタは第1艦隊残存戦力を率いて首都ハイネセン防衛と損傷艦艇復旧のために留まってたんじゃないかな。
そこへ双璧艦隊の侵攻を受けて迎撃したけど衆寡敵せず、さらにトリューニヒトの停戦命を受けて旗を上げざるを得なかった、とか。
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139 ななしのよっしん
2023/10/14(土) 19:05:58 ID: WxtEHt6TiP
ビュコック長官の特性上直属艦隊がいからそういう意味合いはありそう。
さすがに首都空っぽにするわけにもいかんだろうし、下に居た事のあるモートンとか地方に居たカールセンにべて元上官のパエッタ揮するのはヤンの性格的にやりにくそうってのもビュコックが判断したのかもね。

あと、タイプ的に攻撃より防衛の方が得意そうだし。モートンカールセンは思いっきり攻勢指揮官だというのも関係あったりするかも?
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140 ななしのよっしん
2023/12/12(火) 20:21:36 ID: 90MED0QgX+
原作に「同盟軍には一枚の貨すら残っていなかった」とあるので
自分的には動かせる艦艇はみんなバーミリオンに投入した印かなぁ…

まあそれから一年もたたないうちにマルアデッタにバーミリオンを上回る二万隻も動員できているんだが
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141 ななしのよっしん
2024/08/20(火) 11:01:11 ID: 10iXdiWghT
ヤンを参謀に置いておいて
いざとなったら他艦隊の指揮官揮権与えられる状況で
ヤンに揮権譲れた柔軟さは普通有能だと思う。
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142 ななしのよっしん
2025/03/19(水) 16:16:07 ID: 7vyt5elXfC
小説OVAで評価が二分してるけど
小説三国志OVA三国志演義として見ると両者の違いがわかりやすいと思う
小説は史実を描写し、OVA主人公を際立たせるために創作混じりと見ればあの無能描写も納得がいく
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143 ななしのよっしん
2025/05/02(金) 07:02:39 ID: Oq+NY7sEjl
>>141
原作を読めば分かる事だけど、アスターテでヤンに揮権を譲った理由の一つが生き残っている将官でヤンが一番階級が高かったせいだからだよ。
そもそも他の艦隊とは連絡が途絶してるし、合流もままならない状態だったし。
この辺りの経緯はニコ百アスターテ会戦の記事にも書いてある。

ただ、譲った理由の後に用兵としての君の手腕をってつけてるのがパエッタらしいと言える。
仮にその場にヤンより階級の高い将官が居たら、パエッタの性格的にヤンの手腕は認めていても揮権は譲れなかったろうね。
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144 匿名希望
2025/05/20(火) 06:30:46 ID: 6amaozDBuN
 フジリュー先生銀英伝では、原作準拠の1コマでのナレーションでの死亡報告でしたね…。
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145 ななしのよっしん
2025/06/10(火) 19:11:25 ID: BP8PFFhOjP
数少ないまともな人。
ヤンとかいうアスペを、空気が読めないピエロとして幕僚にいれて、意見だけ聞くという使い方は最適。
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