パステルチャイム3とは、アリスソフトより2013年2月15日に発売されたアダルトゲーム。当初は2月22日に発売予定だったが、流出事件(該当項目参照)によって発売日が前倒しされた。
概要
正式タイトルは『パステルチャイム3 バインドシーカー』。1998年に発売された『ぱすてるチャイム』、2005年に発売された『ぱすてるチャイムContinue』に続く、パスチャシリーズの最新作であり、実に前作より8年ぶりの新作となる。ちなみに、なぜか「ぱすてる」は片仮名表記に変更されている。
冒険者を育成する学園を舞台にしている点は前作までと変わらないが、ゲームシステムはダンジョン探索型RPGから純粋なSRPGへと変更されている。前作までの授業パートはなくなっており、各キャラとのイベントをこなしたり、ギルドで経験値やお金を稼いで仲間たちを育てながら、キーイベントを攻略してストーリーを進めていくのがゲームの流れである。なお、シリーズの時系列的には前作『パステルチャイムContinue』の数年後となっており、一部前作までのキャラクターが登場する。
戦闘システムはオードソックスなターン交代式SRPG。1ターンの間に各キャラクターを駒のように動かし、勝利条件を満たせばステージクリアとなる。
本作の特徴とも呼べるのが、バインド(封神)と呼ばれる存在であり、各キャラにはマスターバインドとスレイブバインドという2種のバインドを装備することができる。この内、マスターバインドは各キャラにつき1体の固有バインドなため取り外しは不可能だが、スレイブバインドは各キャラ2体まで自由に装備が可能となっている。各バインドの組み合わせによって、同じキャラクターでも能力値や属性、使用可能なスキルなどが大きく変わり、幅広いキャラメイキングが可能。また、バトルによって得られるBPというポイントによってもキャラを強化することができる。
データ流出事件
当初は発売日を2月22日に予定していたが、2月5日にアリスソフト公式サイト上にて、不正アクセスによって本作の製品データそのものが流出する被害を受け、その対応として2月15日に発売日を前倒しし、パッケージ版の初回生産分に購入特典を追加することを発表した。
新作ゲームの発売日の2週間以上も前に製品データが流出、しかもそれがエロゲ業界の大家であるアリスソフトのゲームであったということはアリスファンであるか否かを問わず、エロゲーマーの間に大きな衝撃をもたらしただけでなく、アリスソフトの迅速かつ踏み切った対応には多くの称賛が寄せられた。
なお、データの流出元自体はアリスソフト公式で明言していない(DL版を販売しているDMMでないことは明言)。ネット上では、DL版のプロテクトを担当しているソフト電池が原因だったのではないか、という意見が多い。
ちなみに踏み切る前にアリスソフトはクラック方法などを記したファイルの削除を要請し一度消されたのにも関わらず再うpしたバカがいたため押し問答になると予想したアリスソフトは前倒しするハメになったのである
その後の対応
現在警察に依頼し、捜査中である事がブログで語られており、ミニイベントとゲーム要素を含んだ単体で遊べるものを製作中である
詳細はこちら
この対応にユーザー達は「一生ついていきます!」や「流石アリス」などかなり好評である。
もしかしたらその内テレビで「データ流出で逮捕者」の事が報じられるかも…?
登場人物
- 海堂エイジ(CV:?)
- 本作の主人公。
- 本名はカイトス・エルゼイ。それなりに名の通った冒険者だったが、リリカムとの出会いをきっかけに、少年時代にまで若返ってしまい、おまけに冤罪で指名手配されしまったために、偽名でアガレスタ学園冒険科に転入することになった。若返った方が生え際が危ない気がするのは気のせいだろうか。
- アウトロー気質だが強い正義感の持ち主。冒険者時代には様々な悪名を轟かせていたが、本人は全く気にしていない。
- カイトス時代と戦闘時のみ喋る。
- マスターバインドはアルカンヘル。呪いは徐々に若くなり最終的には産まれる前に戻り消滅する
- リリアム・マッカバーン(CV:民安ともえ)
- メインヒロイン。
- 数百年前の大魔導師の娘で、自身も大魔導師を自称する少女。
- ピンク色の長髪とエルフ耳が特徴。エイジ同様、バインドの影響で若返ってしまった。
- 尊大な口調とは裏腹に、魔法使いとしての腕前は本物であり、父親からバインドの管理を託されていたほど。
- 趣味はテレビで、特に特撮ヒーローが大好き。
- マスターバインドはシンシナティ。呪いは時間の固定(自分がもっとも幸せだったと思う歳に固定)
- 獅子丘マリ(CV:真中海)
- アガレスタ学園冒険科に所属する学生。格闘系神術士志望。
- 明朗快活で運動が大好きな女の子。面倒見がよく、仲のいい友人には独特のニックネームをつける癖がある。
- 華奢な外見とは裏腹に、腕力と握力は半端なく強い。
- 家庭的で料理が得意という意外な一面を持つ。
- マスターバインドはフルングニル。呪いは怪力
- エミリィ・シンクレア(CV:一色ヒカル)
- アガレスタ学園冒険科の教師を務めているエルフの女性。
- 真面目で責任感が強い性格の持ち主。主人公の学生時代の後輩であり、元カノ。
- 若返ってしまった主人公の事情を知る数少ない味方の一人であり、彼の調査に協力する。
- マスターバインドはシープケープ。呪いは戒め
- シャーリー・コルベット(CV:御苑生メイ)
- アガレスタ学園冒険家に所属する学生。
- クールで孤高な性格をしたクーデレ。
- 主人公が転入する少し前にお嬢様学校から転入してきたが、冒険者に対しては嫌悪感を抱いており、自身の性格面もあってか周囲から孤立気味。
- 冒険部自体には最初からいるのだが加入は一番最後である。しかもそれまでに何回か戦う事になる
- マスターバインドはグリーデン。呪いは泣くことが出来ない
- 四王宮蒼生(CV:鈴谷まや)
- アガレスタ学園普通科に所属する学生で、下級生のメガネっ娘。
- 伝統ある剣術道場の一人娘であり、おとなしく引っ込み思案な性格。
- マリとは幼なじみであり、お互いにあだ名で呼び合う仲。
- コンフィグで常に眼鏡をかけるか外せるか選択可能。メガネっ娘好きもそうでない人もこれで安心だ!なおCGでは効果がない模様。
- マスターバインドはザトゥーナ。呪いは『隠された感情の発露』(好感度イベントで判明)
- リック・リー・アストン(CV:門倉宗一)
- アガレスタ学園冒険科に所属する学生。スカウト志望。
- 愛称はリッキー。お調子者で仲間想いないい奴。
- 戦闘中だろうが何だろうがギターを持ち歩くロック愛好家。
- マスターバインドはハンニバル。呪いはリッキーの場合は自分の歌が歌えない
- 善行寺シンヤ(CV:カマンベール十円堂)
- アガレスタ学園冒険科に所属する学生。神術士志望。
- 資産家の息子であり、尊大でキザな性格。「何事もスマートに」がモットー。
- 見た目はイケメンだが筋金入りのオタクであり、同人作家として高い人気を持つ。
- マスターバインドはシューティング・ミナ。呪いは二次元しか愛せなくなる…なのだが、元からなので実質影響なし
追加バインド
特典にある追加バインドをインストールすると以下の5名がスレイブ系バインドで使えるようになる。
追加しても最初はバイトちゃん以外は使えないのだが…
- エスカレイヤー:元ネタ「超昂天使エスカレイヤー」。メインヒロイン
- キング・コア:元ネタ「大帝国」。大ボス?
- レメディア・カラー:元ネタ「闘神都市III」。一応サブヒロイン。最後はクリスタル抜かれて死ぬ
- バイトちゃん:元ネタ「アリスソフトに働いているバイトの人」。アリスブログも書いているらしい。ハニーキングと組み合わせると?
- ロードたん:元ネタ不明。シンヤのとあるアビリティと組み合わせると?
番長・四天王
マリの好感度イベント『天帝頂上決戦』だけに登場する世紀末のキャラ風な奴ども(ただし中二病)
- コズミック番長…天帝と呼ばれるほど強い番長で番長の長。見た目はラオウである。マリの弁当を飛ばしたせいでサンドバックと化した。ちなみに彼のグローブは新天帝となったマリに渡された。マリが洗濯したら黒い液状になったそうだ。留年してたのは単純に天帝の激務により出席日数が足りないだけだそうだ…ってこいつ学力良いのか!?
- マッスル番長…奥寺シュウゴの事。留年が嫌でやめたらしい、まぁ当然だわな。デコピンを受けたが倒れることは無かった
- ガッツ番長…防御力だけは高いらしい。見た目は昭和の番長。マリのデコピン一発で倒れた。
- タフガイ番長…見た目はユダ。唯一マリの攻撃を受けずに済んだ幸運な人
- パワフル番長…見た目はザコ。マリのアイアンクローでメキメキ言って倒れた(エイジ曰く『あれで手加減』)
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関連項目
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