「セイ、ピース!!」
パス・オルテガ・アンドラーデとは、「メタルギアソリッド」シリーズの登場人物である。
初登場作品は「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」。
概要
ある日、ガルベスと共にスネークの前に現れたコスタリカの少女。料理が得意。
私生児で、母親は幼い頃に亡くなり、祖父母も戦争で失った為身寄りが無い。現在はハイスクールに通う16歳で、スネークへ依頼に来たコスタリカ国連平和大学の教授ラモン・ガルベス・メナの教え子。
活躍
メタルギアソリッド ピースウォーカー(1974年)
コスタリカに侵入していた武装集団の基地に偶然入ってしまい、「陵辱」されるも自力で脱出し、ガルベス教授と共に「BIGBOSS」ことスネーク率いる「国境なき軍隊(MSF)」に武装集団の排除を依頼する。
コスタリカの地理や歴史に詳しく、ブリーフィングではその地域を紹介するなどしており、物語は進むにつれ、彼女に関するミッションが受けられるようになる。また、自身のキャラソンで「恋の抑止力」も歌っており、水樹奈々ファンも納得するよう名曲になっている。
※以下重大なネタバレにつき折り畳み。
「私はこの計画の為だけに、この世に活かされる」
しかしその正体は謎の組織「CIPHER」の工作員であり、CIA、KGBにも取り入っていた3重スパイ。当然名前は偽名で、コードネームは「パシフィカ・オーシャン」。それどころか正体を暴露した時の発言から実年齢も10代では無いらしく、喫煙者で普段から嗅ぎ煙草を使用していたようである。
ガルベス教授もといKGB工作員ザドルノフの度重なる脱走を手助けし、それを囮としていつの間にかメタルギアZEKEを有人機へ改造。自ら搭乗し、本作の真のラスボスとして「恋の抑止力」をBGMにスネークの前に立ちはだかる。しかし敗北し、爆発で操縦席からはじき出された彼女は海に落下する形で消息を絶つ(ちなみにカズヒラ・ミラーはそれを最初から知っており、MSFの成長の踏み台として利用していた)。
実は、MSFでの生活や人々を気に入ってしまい「MSF」と「CIPHER」との間で板挟みになっていた。CIPHERの恐ろしさを知っている彼女はせめてミラーたちとバンドを組み歌う予定の日まで計画を遅らせようと、改造工作の完成していたZEKEの破壊を試みた。だが、チコにその場面を見られてしまい作戦を強行せざるおえなくなったのだった。
その歌う予定だった曲こそが「恋の抑止力」である。
メタルギアソリッドⅤ グラウンド・ゼロズ(1975年)
ピースウォーカーの衝撃的な結末から数か月後、彼女はキューバの米軍基地(キャンプオメガ)に二重スパイの疑いで捕らえられており、苛烈な尋問を受け変わり果てた姿で登場する。さらに、彼女に思慕の念を抱くチコが単身救出に向かい捕らえられてしまっていた。
二人ともスネークによって救出されるが・・・。
メタルギアソリッドV ザ・ファントム・ペイン(1984年)
グラウンド・ゼロズの悲劇から9年後、ヴェノム・スネークは新しいマザーベースの医療プラットフォームの一室にて、生還し以前と変わらぬ姿の彼女と再会する。しかし、あの時錯乱した彼女はヘリから身を投げ海面に激突したショックで記憶喪失に陥っていた。
彼女の記憶を辿るために思い出の写真を見せるミッションをこなしていくと、ある真実へたどり着く。
※以下重大なネタバレにつき折り畳み。
「ばくだんは……もうひとつ……」
あの時、彼女の体内に埋め込まれた爆弾はもう一つ存在していた。
ヴェノム・スネークの回想ではその二つ目を摘出した後、敵の攻撃でヘリが撃墜された事になっていたが、グラウンド・ゼロズでの描写が真実であり、摘出し損ねた爆弾によってパスは爆死。その爆風でヘリは墜落。スネーク達は重症を負い、チコも死亡してしまった(チコの死は把握していた)。
その記憶は二つ目の爆弾に気づけなかったという彼の罪悪感と脳への後遺症が生んだ偽りの物。つまり本作に登場するパスはヴェノムが見ている幻であり、彼女の病室が有った区画は建設中で何も存在せず、TPPにおけるパスに関わる一連のイベントは全て彼の幻視だったことが判明する。
なお、爆弾を埋め込まれる際にスネークが救出するまで生存できる範囲で内蔵をいくつか摘出されており、どのみち長くはもたなかった様である。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL:★2のサポートスピリットとして登場。
効果は『ボム兵持ち込み』。その理由としては上記のパスのイベントの結末にあるという。
関連動画
関連静画
関連コミュニティ・チャンネル
関連リンク
関連項目
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