『パズル&ドラゴンズ(PUZZLE & DRAGONS)』とは、スマートフォン向けのパズルゲームである。通称「パズドラ」。
Introduction
2012年2月20日にiOS用アプリとしてリリースされ、同年9月18日からはAndroid版も(2013年1月からはKindle版も)提供されている。運営はガンホー・オンライン・エンターテイメント(株)。
2013年2月20日の1年間で900万ダウンロード(iOSとAndroid併せて)を突破しその後もDL数を伸ばし続ける、スマホ向けゲーム屈指の大ヒット作品となっている。パズドラのヒットによりガンホーは株価が大幅に押し上げられ、ある意味社会現象と言えるまでのゲームとなった。
2013年12月12日にはパズドラをコンシューマ向けにアレンジしたニンテンドー3DS用ソフト『パズドラZ』の発売がされた。また、2014年4月24日にはパズドラのシステムをベースとしたアーケードゲーム『パズドラ バトルトーナメント』が稼働開始となった。
2014年7月29日のアップデートで現在のRPG形式のゲームとは別に、新たなミッションクリア形式のゲームモード『パズル&ドラゴンズW』が追加された。
Game System
ソーシャルゲームの一般的なカードを集めてデッキを組むシステムを踏襲しているが、それらが戦う舞台がパズルゲームという、収集・育成とパズルの2つの要素を合わせたパズルRPGである。
About Monster
Collection / Training
それぞれのモンスターはカードバトルゲームにおけるカードに当たり、プレイヤーは最大5体のモンスターでチームを編成し、パズルに臨むことになる。ゲーム名に反して龍以外のモンスター(神話由来のものが多い)も多くおり、女の子キャラもちゃんといるのでご安心を。また、育てたいモンスターに他のモンスターを合成することでレベルを上げることができ、更にモンスターごとに決められたモンスターを合成することで進化・究極進化させることができる。
モンスターは卵を入手することで獲得できる。卵は敵を倒した時に得られることがあるほか、友情ポイント(後述)を使った「友情ガチャ」と魔法石を使用する「レアガチャ」から入手することができる。神話由来のモンスターの多くはレアガチャでしか入手できない。魔法石は各ダンジョンを制覇すると1つ手に入る他、不具合などのお詫びで結構もらえたり記念イベントなどでいくつか配られたりもする。なお、このゲーム自体は無料でプレイできるが、魔法石に関してはリアルマネーを使って入手することもできる(いわゆる課金)。
Attribute / Type
モンスターには攻撃時のダメージ計算にかかわる属性とそのモンスターの外見やおおまかなステータスを示すタイプが設定されている。
属性は火・水・木・光・闇の5種類あり、それぞれ火属性は木属性が得意で水属性が苦手、といったような相性が存在する。相性が良いと通常の2倍のダメージを与えることができ、逆に相性が悪いとダメージが半減される。闇と光は苦手属性が存在しないため他の属性より少しだけ有利に戦える。
タイプは13種類あり、そのうちメインとなるものはドラゴン・バランス・体力・攻撃・回復・神・悪魔・マシンの8種類。これらは戦闘には直接影響しないが、後述のスキルやリーダースキルの影響を受けるために必要な場合がある。
Skill
スキルは主に、戦闘で使用することができる通常スキルと、パーティのリーダーになると効果を発揮するリーダースキルに分かれる。
通常スキルはダンジョン内でパズルを揃え、ターン数を経過させることにより使用可能になる。1度使うとまたターンを経過させる必要がある。また、各スキルにはスキルレベルが設定されており、スキルレベルを上げることによって発動可能になるまでのターン数を縮めることができる。スキルレベルを上げるためには同じスキルを持つモンスターを合成する必要があるが、1回の合成で必ず成功する訳ではないのである程度の運も必要となる。
リーダースキルは、リーダーモンスター(またはフレンドの助っ人のモンスター)である限り永続的に効果を発揮し(ただし例外もある)、サブモンスターのリーダースキルは発動しない。リーダースキルにはパーティ内の指定された属性・タイプのモンスターを強化するもの、残りHPやコンボ数などの条件を満たすことによりパーティ全体に影響するものがあり、パーティを編成するために欠かせない要素となっている。
またVar.6.0からは、「たまドラ」という専用のモンスターか合成元と同じモンスターを合成することによって能力を覚醒させる「覚醒スキル」が追加された。覚醒できるのはそのモンスターの最終進化系と究極進化系に限られている。
Puzzle / Dungeon
パズルパートはダンジョンと呼ばれ、複数あるダンジョンの中から1つを選んで挑戦する。挑戦に際して他のプレイヤーが育てているモンスター1体を助っ人として参戦させることができ、最大6体で挑むこととなる。ちなみに助っ人として呼ばれた側のプレイヤーにはデメリットは特にない上、集めるとガチャを引ける友情ポイントが入る。
パズルはズーキーパーのようないわゆるマッチ3パズル。6×5の30マスが火・水・木・光・闇の各属性に対応した5種とハート(回復)の計6種の球体(ドロップ)で埋められているので、これをタッチ&ドラッグで入れ替えて縦あるいは横に3つ以上並べて消していく。属性ドロップを消すこと=攻撃となり自チームの攻撃力に応じて敵のHPが減る。ハートのドロップは例外で、消すと自チームのHPを回復する効果がある。
敵へのダメージは消したドロップの属性と自チームの属性攻撃力によって決まり、例えば水のドロップを消したが自チームに水属性のモンスターがいなかった場合、相手へのダメージは0である。また、落ちゲーでおなじみの連鎖(コンボ)を達成するとその分与ダメや回復量にボーナスがつく仕様になっている。
1度ドロップを動かすと1ターンが経過し、何ターンか(敵によって異なる)経過すると敵が攻撃してきてダメージを受けてしまう。これを繰り返し全ての敵のHPを削りきれば勝ち、逆に削りきられれば負けとなる。ダンジョンごとに設定された数だけこのバトルを勝利すればダンジョン突破となり報酬を得られるが、一度でも負けてしまうとそこで終了となり道中で得た卵などは入手できなくなってしまう(魔法石1個で復活できる)。
PUZZLE & DRAGONS W
『パズル&ドラゴンズW』は2014年7月29日のアップデートで追加された、前述の覚醒用モンスター「たまドラ」を主役に添えたゲームモードである。たまドラと共にパズルステージをクリアして、奪われたタマゴを取り戻していく。
こちらのモードでは、タマゴからはアバターであるたまドラに着せ替えることができる「アバたま」が入手できる。「ぼうし」「アクセサリー」「ようふく」の3パーツに別れ、それぞれ後述のドロップの出現率に関係している。「アバたま」は各ステージでドロップする他、パズドラW専用のメダルを使ったガチャで入手ができる。「アバたま」がかぶった場合は入手時に自動的に合成され、一定確率でレベルアップする。
パズルステージは各ステージに3つのエリアがあり、ステージ内で星を4個集めると次のステージが開放される。スタミナは最大でハート8個分で、エリアに入るたびに1~4個消費する。
パズルパートの特徴として、通常モードよりも盤面が6×6の36マスと横一列分広くなっている。また、ドロップも基本5色ドロップ+回復ドロップの他に、どの色の代わりにもなるが3回使うと消えてしまう「Wドロップ」やタップすると何らかのスキルを発動する「スキルドロップ」が追加されている。
敵に攻撃するためには、ステージごとに異なる条件をクリアしなければならない。そしてコンボ数がそのまま敵へのダメージとなるため、操作時間内にいかに条件をクリアしつつコンボ数を稼ぐかが必要となる。エリアごとにドロップを移動できる回数は決まっているので、0になるまでにクリアしなければならない。
なお、フレンドや魔法石は通常モードと共有となる。このモードでの魔法石の使い道は今のところスタミナ回復とコンティニューのみなので、特に使う必要はないと思われる。
Collaboration
ゲーム・アニメ問わず、様々な作品とのコラボレーションが行われている。コラボ期間中はコラボ元のキャラクターが登場するスペシャルダンジョンに挑戦することができる。
コラボダンジョンでは、固有のスキルを持つキャラクターがボスとして登場する他、スキルレベルの上げにくいレアガチャ限定モンスターと同じスキルを持つキャラクターが登場し、スキル上げの機会として見られることも多い。また一部コラボではコラボガチャが実施され、レアガチャと同じく魔法石を使用することでコラボキャラを手に入れることができる。
コラボは必ずしも1回限りではなく、記念イベントなどで新たなキャラを追加して復活する場合がある。特に自社のゲームとのコラボ(ROやECO、ケリ姫など)はイベント時に限らず結構な頻度で復活する。
同時期にコラボ先のゲームでもコラボ企画が行われることがあり、期間中コラボ先のゲームにパズドラのモンスターが出張したり、また、音ゲーである太鼓の達人やグルーヴコースターではパズドラの楽曲を期間限定でプレイすることができた。
Catalogue
Big Collaboration |
Normal Collaboration |
In-house Collaboration |
Monster
火 |
水 |
木 |
光 |
闇 |
|
|
|
||
レアガチャ限定 |
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Video
動画や静画には『パズドラ』タグが使われていることが多い→「パズドラ」でタグ検索
Illustration
Channel
ニコニコ動画では2013年3月から11月の間、公式生放送としてAppBankチャンネルにて毎週月曜20時から『パズドラ究極攻略!』が定期配信されており、主にスペシャルダンジョンの攻略を行なっていた。11月以降はガンホー公式での生放送が不定期で配信されているほか、前述の『パズドラ究極攻略!』がリニューアルして『AppBank がんばれ!マックスむらいのパズドラ攻略!』となり、引き続きスペシャルダンジョンの攻略などを行っている。
Item
Link
- パズル&ドラゴンズ(パズドラ)公式サイト
- パズドラ 運営サイト
- 広報ムラコTwitter
- パズドラ 究極攻略データベース
- パズドラ屋 | パズル&ドラゴンズ公式グッズショップ
- 何のんきにパズドラしとんねん殺すぞ
- Twitterでは暴力的な発言を禁じているが、この例文の様な場合は『攻撃的または暴力的な意図がないことが明白なケース』として許可されている。因みにこの例文は英語版では『I’ll kill you for sending me that plot spoiler!(俺にネタバレ送り付けるな殺すぞ!)』。
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