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この記事は第731回の今週のオススメ記事に選ばれました! よりトップ賞が獲得できるような記事に編集していきましょう。 って、なぜ角を獲らない! |
『パネルクイズ アタック25』とは、1975年4月6日から2021年9月26日まで毎週日曜日13:25~13:55にテレビ朝日系列の放送局にて放送されていた大阪の朝日放送テレビ(ABCテレビ)制作の視聴者参加型のクイズ番組である。
2022年3月27日からは、『パネルクイズ アタック25Next』として、放送局をBS10 (2024年まではBSJapanext) に移し、1時間に拡大して放送している。放送時間は、毎週日曜日 13:25~14:25 。2022年6月12日からは、スマホアプリ「つながるジャパネット」で同時配信と見逃し視聴を行っており、BSアンテナがないご家庭でも、スマホやタブレットさえあれば視聴可能となった。この記事では先代のアタック25から解説し、視聴方法を含めたNextについては後述。
概要
46年半にわたり放送され、週1回の番組ながら放送回数2280回を重ねた日本の最長寿のクイズ番組である。一般には『アタック25』と呼ばれることが多く、更に略して『アタック』と呼ばれることもあった。
1970年代には全盛だった視聴者参加型で賞金などが獲得できるクイズ番組が1980年代後半から急速にレギュラー放送ものが淘汰されたため、全国ネットの視聴者参加型クイズ番組は当番組しかないという時期が生じたことが何度もあった。
番組終了時点の司会は2015年4月から務める俳優の谷原章介、出題は加藤明子(ABCアナウンサー)。番組初期はパネルの表示を手動で操作するため、担当のアシスタントの女性も顔出しで起用していたが、1985年で廃止されている。
初代司会者として番組開始時から死去する2011年4月まで俳優の児玉清が務めていた。児玉清の36年間という在任期間は日本のクイズ番組史上最も長い司会在任記録であり、まさに「番組の顔」として親しまれていた。
2011年4月に児玉清が体調不良のため番組を無期限休養(実質的な降板)をし、その代理として浦川泰幸(ABCアナウンサー)が司会に就任。同年5月16日に児玉清が逝去したため、浦川が正式な2代目司会となり2015年3月までの4年間担当した。
3代目司会は俳優の谷原章介が就任。番組終了まで司会を務めた。
パソコン(Windows 95/Macintosh)、プレイステーションおよびプレイステーション2でそれぞれゲーム化されており、ニコニコ動画ではこのゲームのプレイ動画が多く見られる(出題は全作ともフルボイスで、PS2版以外は相馬宏美が担当)。ゲーム内のBGMや効果音は基本的にテレビ番組のそれらを踏襲しているが、PS2版のみ海外旅行挑戦権クイズのBGMが実際の番組と異なる。
ニコニコ動画では5×5の25マスに分割された動画に対し、「アタック25」とコメント・タグが付けられることがある。
ちなみに、テレビ朝日系列での前番組「東リクイズ・イエス・ノー」は当時近畿地区の系列局であった毎日放送製作であった。視聴率低迷に加え、ネットチェンジにより毎日放送がテレビ朝日系列を離脱したために打ち切りとなったが、一社提供していた東洋リノリユーム(現・東リ)の要請により新たにテレビ朝日系列局となる朝日放送によって本番組が前番組と同じ枠で制作された。なお、この枠でJNN系朝日放送が放映していた裏番組「家族そろって歌合戦」は、ネットチェンジにより同じ枠で毎日放送が放映を継続することになった(ネットチェンジにより前枠で朝日放送製作の「新婚さんいらっしゃい!」をテレビ朝日系列に奪われたことと本番組が裏となったことで視聴率が低下し、程なくして打ち切られた)。
2012年6月末日までの放送をもって、これまで「天才クイズ」(中部日本放送)が所持していた『日本最長寿クイズ番組』の称号が「アタック25」に移動した。
そして2015年4月に番組放送開始から40周年を迎え、日本のクイズ番組史上未踏となる40年超えという大台に乗った。
ルール
簡潔に言うとクイズのある4色オセロである。赤・緑・白・青の4人の回答者が25枚のパネルに果敢にアタックする。
- 早押しクイズを出題。
- 正解ならパネルの指定(3.へ)、誤答なら二問の間『お立ち(問題に答えることが出来ない)』(1.へ)。なお、第1問のみ誤答のペナルティはなく、正解なら必ず中央の13番のパネルを獲得する。
- パネルを指定した場所から縦・横・斜めの直線上に自分の色のパネルがあれば、間にあるほかのパネルが自分の色に変わる。
※ 既に埋まっているパネルに隣接している場所しか指定することが出来ず、且つ挟める場所があれば必ず挟まなければならない。挟めない場合でも、この次パネルを指定するときに挟むことが出来る場所でないと指定できない。 - 残りパネルが5枚になるまで1~3を繰り返す
- 残りパネルが5枚になるとアタックチャンス。正解するとパネルの指定に加え、埋まっているパネルのうちどれか一つを空白にすることが出来る。空白になったパネルは黄色で表示され、再び埋めることが出来るようになる。
- 25枚全てが埋まるまで再び1~3を繰り返す。ただし、用意した問題が全て消化された場合は全て埋まらなくても終了となる
- 最終的に埋まったパネルが一番多い選手が最終問題への挑戦権を獲得、同点の場合は1対1のプレーオフとなる
- 最終問題は人物当て、地名当てといった映像クイズ。ただし獲得したパネルの部分しか映像が見えない。見事正解すれば海外旅行獲得
基本は読み上げの早押しクイズであるが、人物当てや映像を見て答える問題、音楽問題などの特殊問題も数問ある。
全パネル25枚を取るとパーフェクトとなる。パーフェクト達成には4隅(1番、5番、21番、25番)を全て獲得する事、最後のパネルを必ず獲得しないといけない事などから非常に難易度が高い。2009年に12人目の達成者が現れたが、その前にパーフェクトが出たのは1998年の出来事で、それ以来11年間パーフェクトが出ていなかった。そして2015年10月4日の放送で13組目(ペア大会)の達成者が出て、約6年ぶりのパーフェクトとなった。しかしその後もしばらくパーフェクトが出なかったが、2021年5月30日の放送で14人目の達成者が出て、約5年半ぶりでまたパーフェクト賞が100万円に引き上げてから初のパーフェクトとなった。
クイズ荒し対策のため、1度出演するとチャンピオン大会を除き、以後5年間出場権が無くなる。
パネル
スタジオには5×5に区切られた枠に1~25まで番号が付いた巨大なボードが設置されており、これを使って番組が進行される。この25の枠を「パネル」と呼び、電光で赤・緑・白・青・黄・紫が表示できる。放送開始当初はまだ家庭に白黒テレビが現役で残っているところもあり(白黒では色の違いがわからない)、カラー表示のパネルの製作費も高額であったことから、1970年代半ばにおいてこの企画は冒険であったという。このパネルは本戦のカラーオセロだけでなく、旅行獲得を賭けた最終問題ではクロマキー技術を使い、優勝者の獲得パネルだけヒント映像を合成してそれが何かを問うという斬新な手法が取られた。
放送上では1995年途中からCGで作成されたパネルを表示することが基本となり、司会が浦川泰幸アナに交代したのちに行われた2012年のスタジオのフルリニューアルを機に番組では登場しなくなったが、その後も放送には映らない回答者席の向い側にこのパネルが設置されており、回答者はそのパネルを見ながら獲得パネルを指定していた。
賞金・賞品
優勝できなくてもパネル獲得枚数により賞金が出る。最初期は1枚2000円であったが、4000円、6000円、8000円と段階的に引き上げとなり、1988年より1万円となる。なお、2019年11月以降、番組公式サイト上ではパネル獲得数に応じた賞金が出ることだけが記載され単価が発表されなくなったため、減額されたとの説がある (後にNext復活のニュース記事で「パネル1枚で賞金1万円が復活」と記載されていたので、少なくとも何かしらの変更はあった模様)。
パーフェクトを達成すると番組スタート時から変わらず賞金に50万円にアップしていたが、2019年11月からは100万円に増額された。このほかギャラとして5000円。大阪にある朝日放送までの交通費と宿泊費が支給される。
海外旅行は放送開始当初から20年以上エールフランスが協力(タイアップ)していたため、「エールフランスで行くパリ旅行」というイメージが強かったが、アメリカ旅行、地中海クルーズ旅行、ハワイ島・オアフ島ペア6日間の旅を経て、最末期は沖縄・宮古島 ペア2泊3日の旅となった。
優勝者には賞金とは別にトップ賞として総額20万円相当の副賞がプレゼントされる。優勝を逃した参加者にも参加賞がプレゼントされる。
公正取引委員会の100万円ルールが撤廃される以前は、パーフェクト賞50万円+旅行で100万円に到達しかねなかったため、旅行はペアではなく単独(年末のチャンピオン大会のみ最終問題正解の場合ペア旅行となった)。トップ賞も現在よりも質素な賞品となっていた。2009年より旅行は単独からペアとなっている。
ベトナム版「アタック25」
2019年7月からベトナムのホーチミン市テレビで、朝日放送グループの「ABCインターナショナル」を通じて正式に番組フォーマットを購入したベトナム版が放送された。「アタック25」が他国に輸出されたのは初と思われ、エンディングのスタッフロールには見慣れた「ABC」のロゴも表示される。タイトルは「Đại Chiến Tứ Sắc Attack25」(直訳すると「4色の大決戦 アタック25」)で解答席や観客席の配置は現在の日本版に準じたものが使われた。一方でパネルや枚数のCG表示は日本版よりも簡素なものになっていた。出場者は芸能人、一般人、親子など回によって異なっていた。
最初の正解者は13番を取り、パネルを挟めば自分の色に変わり、パネルが20枚埋まったところで「アタックチャンス」(これはそのままで司会者も谷原スタイルでポーズを取っていた)、パネル最多獲得者が優勝し、自分の獲得部分だけ映る映像問題に挑戦するという基本中の基本の部分はフォーマット通りであったが、大きく異なる部分も多く、
- 2問目以降のパネルは「他の回答者が取ったところに接したところを取る」だけに大幅に簡素化されており、挟めるパネルがあっても挟まず別の接したパネルを取ったり、極端な場合挟まず角を取るなど、日本版のルールが頭に入っているとありえないようなパネルの取り方が多々見られた。
- 誤答の休みは1問だけ。
- SEはシンキングタイムの音だけ日本版を使っていたが、問題を読み切った後だけでなく、解答権を得て答えるまで延々と流し続けていた。どの席も解答権を取った時は「ジリリリリ…」とベルが鳴り、正解するとなぜか「スーパーマリオブラザーズ3」の面クリア音が鳴った。パネルを取るときのSEはどの色でも同じで、挟んだパネル全ての色が一気に変わった。
クイズ問題こそ日本版に近い雰囲気だったようだが、若い解答者の出演が中心だったからか、日本では見ないような強烈なバラエティー色が強いテロップ演出やCG演出が全般に施されており、日本版のイメージで見ると愕然とするような出来栄えであった。週1回夜8時半からの放送で、全30回放送(最終回は総集編)されて終了した模様。
なお、現地タイトルでYouTubeを検索すると制作会社の公式アカウント(MCVMedia)が全編を配信しているので怖いもの見たさで見てみたい方はどうぞ。
地上波での番組終了
番組の精神的支柱であった児玉清逝去後も司会は浦川泰幸アナ、谷原章介へと受け継がれ、谷原への司会交代の際にはタイトルロゴや一部のSE、BGMなど外面的な大規模なリニューアルは施されたり、従来よりペア大会が増えたりはしたものの、ルールなど根幹は変更されることなく番組は2000回、45周年と節目をを次々と迎えた。番組の世帯視聴率も往年の2桁に乗ることはないまでも、同時間帯としては及第点である5~6%を安定して記録するなど一見安定しているかに見えた(ただし、近年テレビ業界がコアターゲットとしている若年層の個人視聴率がよくないという話がでていた)。
2019年頃から(それまでの旅行先だったヨーロッパの治安情勢も考慮されたかと考えられなくもないが)旅行先がハワイに変更されたり、通常のパネル獲得賞金が非公表になるなど徐々に縮小の兆しのようなものが見え隠れしはじめる。それに追い打ちをかけるかのように2020年から新型コロナウイルスの流行により、「全国から予選で一般視聴者を募り、スタジオに呼んで観客の前でクイズをする」という形式自体が非常に難しくなる。「アタック25」と並ぶ長寿視聴者参加番組である「NHKのど自慢」も一時大会形式を休止するなど放送業界全体で番組制作に大きな制約が生じた中、「アタック25」も一時は過去の芸能人大会や、権利関係が難しく避けられる傾向にある昭和期の一般参加者の出場回のダイジェスト版をも製作して凌ぐなど大きな影響がでた。その後もコロナウイルスの社会情勢に翻弄され続け、移動による感染リスク回避のためか一般参加者の出場回は稀になり、代わって芸能界関係者の大会が放送の大半を占める状態が続き、2021年に優勝旅行がリゾートとしてのレベルは高い宮古島とはいえ国内旅行に変更されたインパクトは大きなものがあった。
2021年6月24日、一部スポーツ紙に秋の番組改編期をもって本番組が終了するとの報道が流れ、その瞬間からネット上では賛否両論や憶測が渦巻いた。そして7月2日に朝日放送テレビが記者会見を開き「放送開始から46年を迎え、ファミリーで楽しんでいただく一定の役割を終えたかなと思います」として、9月一杯での番組終了を正式発表。46年半に及ぶ番組の歴史に幕を閉じることが確定した(後日、後番組は関西ローカルで深夜に放送されていたバラエティ番組を全国ネット格上げの形で移動することが発表されている)。
最終回は放送時間を1時間に拡大した「史上最強のチャンピオン決定戦」と銘打ち、通常は資格のない直近5年以内の獲得者も含めた全てのトップ賞獲得経験者を対象とした予選会を勝ち抜いた東西ブロック計12名の出場者による大会を行った。早押し予選で東西2名ずつの勝ち抜き者により、決勝のパネルクイズを行う形式で「史上最強のチャンピオン」を決定。司会の谷原は番組の締めに「クイズを愛する皆さんの熱い思いというのは永遠です。皆さんこれからもクイズを愛し続けてください」とメッセージを送った後、最後に出演・出場者全員で「アタックチャンス」のポーズを取って46年半の歴史に幕を閉じた。
なお、番組終了発表時の記者会見においては、公表できる段階ではないものの、長年親しまれた「アタック25」の仕組みを地上波放送以外で生かすことができないか現場で模索しているとし、何らかの形で「アタック25」のフォーマットを活用することに含みを残していた。
そしてBSで復活へ
そしてその言葉を示すがごとく、2022年1月18日に番組末期の筆頭スポンサーだったジャパネットたかたが、2022年3月27日に新たに開局するBS新チャンネル「BSJapanext」(BS263ch、後のBS10) にて、この開局日より『パネルクイズ アタック25 next(仮)』のタイトルで新たにレギュラー放送を開始すると発表した。復活を発表した朝日放送テレビの会見によると、地上波での番組を終了するとの発表時点ではフォーマットの活用は具体的に決まっていなかったのだが、終了の発表後にジャパネット側からBS新局での番組再開を打診されたという。
地上波からBSに移動するとはいえ、チャンネルを運営するジャパネットブロードキャスティングとオリジナル版を制作してきたABCテレビが共同で番組制作を行い、3代目司会者の谷原章介も続投する。放送枠は日曜13時台の1時間枠に拡大し、東京のBSJapanextのスタジオに番組終了時のセットを移動させる一方、スタッフや演出、美術などの番組制作業務は引き続きABCテレビが委託を受けて行うこととなっており、これまでの番組の流れを継承しつつ、チャンネル公式アプリを使った番組連動の視聴者参加企画も実施することになっている。
パネルクイズ アタック25 Next
『パネルクイズ アタック25 Next』は、BSJapanext (BS263ch、後のBS10) で2022年3月27日から放送開始。ABCテレビとの共同制作。収録は大阪のABCテレビから東京のBSJapanextのスタジオに移し、初回は開局特番に含有する形で、番組初の生放送という試みが行われた。
放送時間は、毎週日曜日の13時25分~14時25分。毎週土曜日の13時30分~14時30分に再放送も行われる。2022年6月12日放送からはスマホアプリでも同時配信が行われ、放送終了後は見逃し配信で次回放送までいつでも視聴可能。出場者募集と優勝者当てクイズ、新たに行われる問題募集もスマホアプリからの応募のみとなった。ちなみに番組開始から2022年7月31日までの放送時間は再放送含めて13時〜14時、2022年9月25日まで13時30分~14時30分だった。
司会は谷原章介が続投。問題を差し上げる出題者は、地上波で1999年~2009年までの10年間担当していたフリーアナウンサーの沢木美佳子が13年ぶりに復活 (前任の加藤明子はABCのアナウンサーのためNextでは出演せず)。
スタジオは小さくなったが、セットの主要パーツをABCテレビから新スタジオに持ち込み、番組内容や雰囲気は地上波時代を忠実に踏襲している。もちろん、ルールもそのまま。地上波時代末期には実は無くなっていたらしい「パネル1枚につき賞金1万円」が復活したり、優勝者や参加賞の賞品とその紹介を引き継いでいたり、番組の空気を損なわないよう細かい点にも配慮されている。
放送時間が60分に拡大され、これまでの30分ではできなかった、司会者が出演者を掘り下げるトークがゆとりを持って行われるようになった。拡大した放送時間を活かして、お手つきペナルティなしで「四国の4つの県をすべて答えなさい」のように答えが複数あるクイズ「すべて答えましょう」(パネル6枚目)、番組史上初の書き問題である近似値クイズ「数字をあてましょう」(パネル9枚目) が1問ずつ出題されるようになった。
アタックチャンスの寸前に入るCMが地上波でもおなじみだったジャパネットで違和感皆無だったり、コロナ禍以降、沖縄・宮古島ペア2泊3日旅行に縮小していた優勝者クイズの賞品が、ジャパネットが取り扱っている日本一周行程のものでクルーズ旅行が復活したりと、地上波時代に長らくのスポンサーであったジャパネット直営の放送局である利点をうまく番組内容に生かしている。
各週の優勝者は、5週ごとに行われる「年間チャンピオン大会 1st Round」に出場でき、その優勝者が年1回の「年間チャンピオン大会 Final Round」に出場できるシステムとなった。「1st Round」出場者はクルーズ旅行挑戦権に挑戦済みのため、優勝者クイズの賞品はジャパネットの商品15万円分となる。
なお、司会の谷原はアタック25Nextの復活決定以前から予定していた舞台出演のため、2022年5月~7月の3ヶ月間番組をお休みし、「ゴゴスマ」でお馴染みのフリーアナウンサー石井亮次が代理司会を行った。所属事務所が同じつながりからの起用である模様。
開始から半年で放送時間が2回変更され、2022年10月からは地上波時代と同じ13時25分開始となった。このために直前1時間の『ジャパ得』(ジャバネットの通販番組) の開始時間をわざわざ2~4分前倒しして半端な時間に変更しており、ジャパネットのアタック25への力の入れ具合が窺える。
Next移行後初のリニューアル
2024年9月半ばから突然、BSJapanextのチャンネル「BS10」(スターチャンネルと統合してリモコンキー10を獲得) への移行記念と称して過去回傑作選の再放送となり、新規の放送がされなくなって視聴者を不安にさせる。10月半ばに「BS10へのお引っ越しのため鋭意準備中、新規の放送は来年1月から」と発表。
2024年の年末に、BS10への移行記念に加え、番組50周年の節目のために、番組セットを中心とした大幅リニューアルが発表 (公式のリンク、オリコンの記事
)。
- 解答者の背後の観客席が、約15年ぶりに復活。スタジオ観覧者も一般から募集する。
- 解答台が約23年ぶり (2001年9月30日以来。背後の装飾は約15年ぶり) にリニューアル。従来との差別化のため、円形をモチーフにしたものに変更。
- 解答台の背後の装飾は、観客席の顔が見えるように、導光板 (透明の板) を用いて奥の見通しを考慮したデザインがなされている。
- 解答台に、書き問題用の「手書き解答システム」として、出題用モニターを兼ねたワコムの液タブを設置。出題用モニターは、従来はブラウン管が入っていたスペースに液晶モニターが奥まって設置されており画面が小さかったが、画面が近くなって大型化されている。
- 早押しボタンが机上への埋め込みではなくなり、好きな位置に置けるように。さらに「早押し判定機能」が導入され、背後の装飾のランプの点灯個数の多さで早押し順がわかるようになった。ルールには影響しないため主張は控えめ。
- 解答席の名札が液晶によるデジタル表示になった。ただし、ペア大会では大きさの関係で、従来通り印刷された名札が取り付けられる模様。
- パネルのデザインも一新された。約23年ぶりにパネル数字のフォントも変更 (Lucida→Cuntury Gothic)。
- BS10のPR大使として就任したサンリオのキャラクター「ポチャッコ」が出題するボーナス問題 (たくさんのポチャッコの裏に隠された熟語や人名を当てるクイズ) があり、正解すると、アタックチャンス前まで、1回だけお手つきから守ってくれてペナルティを無効にする「ポチャッコぬいぐるみ」を獲得できる。
- リニューアル初回の特別ルールとして「アタックロスト」が登場。パネルが15枚埋まったタイミングのクイズに正解すると、自分以外の3色のボールが入った箱からひとつを引いて、その色のパネルを1枚選んで消すことができる (引いた色のパネルが0枚のときは無効)。
- Nextの初回から行われてきた視聴者投稿クイズと「地域創生ふるさとクイズ」は廃止されている。
谷原章介・沢木美佳子のコンビはもちろん続投、ABCテレビも引き続き制作にかかわる。看板番組ということもあって、想定以上にジャパネットのアタック25への注力っぷりが窺える。
BS10移行後の初回放送となる2025年1月12日(日)は、BS10開局記念のうちの1日「アタック25の日」と題して、通常の放送時間と、アタック25初 (再放送を除く) となるゴールデンタイムに、それぞれ2時間の特番を、計3時間55分 (+生放送のショート番組×4回) 放送された。
アタック25Nextの視聴方法
アタック25 Nextが放送されているBS10 (BSJapanext) は、ジャパネットたかたが運営する全番組無料のBSデジタル放送局。BSアンテナでBSデジタル放送を受信できる環境下にさえいれば、契約不要で無料で視聴できる。一部番組はジャパネットたかたの公式スマホアプリでも視聴可能で、アタック25Nextもその対象である。
BSデジタル放送で視聴する
- 2025年1月の放送からは、テレビを「BS」にして、リモコンボタン「10」で「BS10」にあわせることで視聴可能。以前はBS263chに合わせる必要があったが、リモコンボタン一発で選局できるようになった。
- 2025年1月の放送からは、ケーブルテレビのJ:COMでも視聴可能。ただし通常のBSと選局方法が異なり、「CATV」の「194ch」にあわせての視聴となる。
- 光回線でBSを視聴している場合、「ひかりTV」は非対応。「フレッツテレビ」では視聴できる。
スマホアプリで視聴する
スマホアプリでは番組の同時配信・最新放送回の見逃し配信が行われている。BSで観られなくとも、スマホやタブレットさえあれば、いつでも誰でも簡単に無料で視聴可能。
アプリストア (AppStore / Google Play) で「ジャパネット」と検索し、『つながるジャパネット』というアプリをダウンロードする。それを起動し、画面が通販のページになっている場合は、画面の左下の矢印を押してBSのページに切り替える。
BSでの放送中は、BSページ下の「放送中」を選択するだけですぐ観られる。放送終了後の見逃し配信は、下の「番組表」を押して、日曜日の13時にある「パネルクイズ アタック25 Next」を選択し、番組の詳細画面から「見逃し配信」を押すと視聴できる。
同時配信はBSでの放送と比べて10〜20秒ほどの遅延があるが、アプリ内に実況コメント欄があり、公式で実況しながら放送を楽しめるようになっている。コメント欄から近似値クイズへの参加も可能で、番組特製クリアファイルをゲットできるチャンスもある。
なお、スマホ・タブレットだけでなくM1やM2などのAppleシリコン搭載Macもアプリのダウンロードに対応しており、番組の視聴が可能。
スマートテレビアプリで視聴する
Google TVやAmazon Fire TV向けにBS10のアプリが配信されている。これによってスマホアプリと同様の同時配信と見逃し配信が利用可能。
アプリストア (Google Play / Fire Tvの検索欄) で「BS10」(出てこない場合は「BSJapanext」) で検索して、「BS10」または「BSJapanext」のアプリをインストールすると、あとは起動するだけで登録不要で、テレビで視聴できるようになる。スマホアプリ同様に、同時配信はBSでの放送と比べて10〜20秒ほどの遅延があり、コメント欄もないが、BSが映らないご家庭でも手軽にテレビで視聴することが可能。
ニコニコ実況
ニコニコ実況はBSJapanextの公式チャンネルがないため、有志のチャンネル「BSJapanext実況用コミュニティ」を利用する。トルネの実況機能には非対応のため、ニコニコ生放送で開きながら視聴しよう。
現在はBSJapanextの有志によるニコニコ実況枠は作られなくなり、ニコニコミュニティ機能もサービスを終了している。かわりに、ニコニコ実況の避難所として有志が公開しているNX-JikkyoにBS10の実況チャンネル
がある。ユーザー登録なしで、ニコニコ実況と同じ感覚で利用可能。
また、つながるジャパネットアプリの同時配信で、リアルタイムコメントを楽しむことは可能。ただし同時配信の映像はBS放送から遅延があり、コメントは配信の時間軸が基準となっている。
なぜ角を獲らない
関連動画
関連リンク
関連項目
- 児玉清(初代司会)-番組開始~2011年
- 浦川泰幸(2代目司会)-2011年~2015年
- 谷原章介(3代目司会)-2015年~現任
- 山下毅雄(テーマ曲・番組音楽作曲者。「アタック!」のシャウトの声の主)
- 朝日放送 (番組制作局。BS版でも実制作を引き続き行っている)
- 東リ(旧東洋リノリユーム。番組開始当初のスポンサーで当時一社提供。現在も番組協賛。)
- 日興證券(現:SMBC日興証券。一時期冠スポンサー)
- ジャパネットたかた(2007年10月からの筆頭スポンサー。BS版は同社系列のBSJpanxetで放送)
- スーパーミリオンヘアー(スポンサー。2007年4月から9月までは筆頭スポンサーであった)
- 新婚さんいらっしゃい!(地上波時代に当番組の前の時間帯で放送されていたABCテレビ製作の長寿バラエティー番組)
- コロンビア
- アタック25 vs ロックマン2
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