パパスとは、ドラゴンクエストV 天空の花嫁に登場するキャラクターである。声優は玄田哲章。
概要
DQ5の主人公の父。対義語はママスである。 妻はマーサ。
序盤では子を守る父として、歴戦の勇士として、主人公よりも圧倒的に強く次々と敵を薙ぎ払っていく。
幼い主人公はこの父親の大きな背中を見ながら旅をすることになる。
旅先の各地に友人がおり、家を構えるサンタローズの人々からは尊敬され、使用人のサンチョを従えている、ラインハット国王とも面識があるなど一介の戦士としては不似合いな人望、人脈の持ち主。
ゲーム序盤の山場である幼年期のラストにおいてゲマの手にかかり死亡する。
この戦いにおいても、ゲマの部下であるジャミやゴンズを一人で圧倒していたが、主人公やヘンリーを人質に取るという卑劣な手段により身動きが取れなくなり、最後はゲマによって跡形も無く焼き尽くされた。
断末魔の「ぬわーーっっ!!」の叫び声はネタにされたりもするが、基本的に誰もがそのシーンに一度は涙したものである。
SFC版とDS版ではパパス視点の通常と同じ戦闘画面でしばらくボコられた後、フィールド画面でパパスのキャラグラフィックに炎が吐き掛けられるだけで絵面としてはそこまで残酷には見えないため、「ぬわーーっっ!!」のネタ性がクローズアップされる傾向が高いが、PS2版ではデフォルメされている頭身とは言え、パパスが暴行を受ける様が実際の動作付きでリアルに描写されるため、断末魔どころではなく目を背けてしまうプレイヤーさえいるほどの残酷さになってしまっている。
物語冒頭、生まれたばかりの主人公に名前をつけるシーンにおいて、「トンヌラ」という余りにも素敵なネーミングセンスを披露する。このこともファンの間では度々ネタにされる。ちなみに、プレイヤーが主人公を「トンヌラ」という名前にすると、代わりに「サトチー」という名前を提案してくる。やはり素敵なネーミングセンスである。
彼の愛剣であるパパスの剣は、高名な刀匠によって鍛えられた特注品とされているが、攻撃力は鋼の剣より少し強い程度である。
もっと言うと、パパスの剣入手イベントに関わるカボチ村とほぼ同時期に行けるルラフェンにはこれより強いスネークソードが売っているため、厳密にはこの剣の出番はない事になるのだが、この時期はモンスターを仲間にできるようになってあまり経っていない時期で、急激に仲間の数が増え装備品に金が回らない金欠時代である。スネークソードと3しか違わない攻撃力の剣がタダで手に入ると考えれば御の字だろう。
なお剣は古代の遺跡で持ち主のパパスが死亡した際に失われるかと思われたが、その場で生き残ったベビーパンサーがどうやってか持ち出しており、自身の住処とした洞窟でずっと守り続けていた。そしてそれはかつてのベビーパンサーと再会を果たした主人公に受け継がれることとなる。
ちなみに、この剣を装備できるのはパパスと血縁関係がある男性、つまり主人公と主人公の息子の二人だけである。
データ上はパパスはパパスの剣を装備可能ではない。
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてでは、冒険の書の世界に登場。流行り風邪にかかって寝込んでいる。
能力
人間キャラだが何故か2回行動が可能であり、しかも非常に高い確率で会心の一撃を連発する。
これは敵モンスターと同じ仕様で、通常攻撃が確率で会心の一撃になる事が無い代わりに、行動パターンの中に「会心の一撃が出やすい攻撃」と言う特殊攻撃があるため。
「会心の一撃が出やすい攻撃」が実際に会心の一撃になる確率はおよそ1/6であるため、この行動が選択される確率なども加味しても、実に1ターンにつき15%を超える確率で会心の一撃が飛び出る。
(ちなみにSFC版では作戦が「めいれいさせろ」でないとパパスは2回行動しない。パパスがいるタイミングでは、仲間と言えば言う事を聞く訳でもないベビーパンサーしかいない事が殆どなので、作戦をおざなりにしがちなので注意。PS2版以降はどの作戦にしていても2回行動する)
能力値自体もかなりぶっ飛んでおり、ゲーム開始直後だというのにHP410はどうすれば死ぬのかわからないレベルでタフ。
主人公にとっては見ているだけで戦闘が勝手に終わっていく強さである。
仮に主人公が傷ついてもベホイミで回復してくれる。戦闘中の回復はもとより、戦闘後には毎回後ろを振り向いてホイミをかけてくれる。このホイミも意味不明な特別製で、味方全員のHP・MP・状態異常を全回復するというとんでもない効果を持つ。
メタ的に言えばパパスがいる間はどうあっても主人公が死んで話が止まる事を避けるための特別措置なのだと思われるが、パパスの偉大さが目に見えるポイントの一つである。
余談だがこのような超チートホイミを実際に使うにも関わらず、SFC版ではパパスのステータスを見ても習得呪文にベホイミはあってもホイミは無い。
OT技
PS2版リメイクでは、フィールドマップ上でPS2本体の蓋を開けることによりマップ読み込みが途中で止まり、海や山など通過不可能地形を歩いて渡ることが出来るようになる裏技「OT(オープントレイ)」が存在し、上手くイベントフラグ立ての順番を変えつつ馬車内の仲間の数を調整するなどして立ちまわると、改造・チートに頼らずともパパスを青年期まで連れて行くことが可能になる。
この時、パパスやベラといった途中離脱するはずのNPCが装備可能な物は「カジノの景品」「すごろく場の宝箱」「メダル王の褒美」に限定されている。そのためパパスの剣を一度でも外してしまうと、パパス本人なのに二度とパパスの剣を装備できなくなり、最強装備:グリンガムのムチやエッチなしたぎを着て戦う異様なパパスの雄姿(?)が見られる。きっとマーサはそんな夫の姿を見て魔界の片隅で泣いていることだろう。
ライバルズ
初期から戦士専用のレジェンドレアとして登場。死亡時にはリーダーにパパスの剣を装備させるという特性がある。
関連動画
関連静画
関連項目
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キャラクター | 主人公 / パパス / ビアンカ / ヘンリー / フローラ / デボラ / ルドマン / サンチョ ピピン / 男の子 / 女の子 / マスタードラゴン |
城・町・村 | サンタローズ / アルカパ / ラインハット / オラクルベリー / ポートセルミ カボチ / ルラフェン / サラボナ / 山奥の村 テルパドール / メダル王の城 / チゾット / グランバニア エルヘブン / 天空城 / ジャハンナ |
ダンジョン | レヌール城 / 神の塔 / デモンズタワー / 海の神殿 トロッコ洞窟 / 迷いの森 / 封印の洞窟 / ボブルの塔 / 大神殿 エビルマウンテン / 謎の洞窟 |
施設 | ルイーダの酒場 |
ネタ系 | ぬわーーっっ!! / ひとしこのみ / 量産型ゲマ / エラーデス!! |
モンスター | ジャミ / ブオーン / ゴンズ / ゲマ / イブール / エスターク |
ラスボス | ミルドラース |
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