パパ活 (――かつ) とは、女性が裕福な男性とデートをするかわりとして、金銭を受領すること。
必ずしも『パパ活』と呼称するにおいて、性的な関係を保つ必要はないが、実態としては売買春も行われていることが多い。
概要
パパ活とは女性が裕福な男性とデートをし、その見返りとして報酬を得る行為。報酬を通常は「お手当」などと呼称する。1度きりしか会わないというケースもないわけではないが、基本的には何度か会って交流を深めていく。要は「若い女性のパパ」になる活動というわけである。現在ではパパ活専用のマッチングアプリも登場している。
援助交際とことなり、必ずしも売買春が行われるわけではなく、ただデートで食事するだけ (茶飯女子) というものもある。だが、男性が若い女性と何度もデートを行い、わざわざ手当を出すという時点で「いっしょにご飯を食べてくれるだけでいいや」ということは少なく、最終的に体の関係に持ち込もうとすることが多いとされている。この点より、援助交際が発展的解消を遂げ、パパ活になったと見るべきであろう。
なお、女性と男性の立場が変わると「ママ活」となる。他にも年齢差がパパ・ママと言えるほどではない場合、「兄活」「姉活」となる。
関連用語
パパ
パパ活における、お金を出す男性のこと。以下のような分類がある。
茶飯女子
体の関係を持たない、ご飯だけに付き合う女性。「大人なし」「食事のみ」とも。対して性的な関係を保つ場合は「体あり」となる。基本的に茶飯のみの場合、肉体関係を持たないため収入は少なくなる。
問題
男性側
基本的に女性と体の関係を持ちたいからパパをやっている、という男性は少なくない。そのため、報酬を支払うつもりもなく性交に持ち込んで、そのままとんずらする、いわゆる「ヤリ捨て・ヤリ逃げ」が後を絶たない。そして、これに対して詐欺利得罪が適用されるかどうかはケース・バイ・ケースとなっている。契約実態が必ずしもないケースも多いからである。これからご飯を食べてその報酬としていくらいくら貰います、という契約書面をいちいち交わすことは流石にないだろうし、体の関係ともなればそもそも違法行為である売春行員になってしまうので、むしろ契約書面を交わすことは女性側としても避けたいはずである。
女性側
女性は女性でとにかく金を稼ぎたいということもあり、マッチングアプリの顔合わせでも手当が出ることを利用して「顔合わせ詐欺」とも呼ばれる「初回の手当だけをもらって音信不通となる」行為を繰り返すものもいるという。
また、パパ活で生活しているというものも多くいるようであるが、社会人経験の欠缺あるいは不足により、納税意識があまりない女性も多いことが懸念されている。基本的にパパ活で動くお金は大きいため、所得または贈与として取り扱われることも多く、申告しなければ脱税とみなされ、追徴課税を受けることになる。
また、パパの中には女性の金銭感覚を壊して楽しみたいという者もいる。若い女性が無資格・無経験でブランド物のバッグをとっかえひっかえ購入するなんてことは日本はおろか世界各国どこにいっても本来は不可能であり、やがて「若さ」という異性へのアピール要素を失った女性はパパ活の継続に支障を来すことは予想される。理性で抑え込むことができるかどうかも女性には問われていよう。
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