パペパプーとは、スーパーファミコン版『イースIII』でのアレンジBGMを揶揄した通称である。
概要
『イース』シリーズは、様々なメーカーが様々なプラットフォームで発売する特殊なシリーズのため、1つの曲をとっても数多くのバージョンが存在する。その中で、SFC版『イースIII』のアレンジが他と比較した際に特に酷い出来映えだったことからこう呼ばれるようになる。
具体的には、『イースIII』の『翼を持った少年』および『バレスタイン城』という曲のイントロが、SFC版だと「パペパプー」と聞こえることからこの名が誕生した。SFC版『イースIII』の開発を手がけたトンキンハウスの名前から「トンキンアレンジ」と呼ばれることもある。
ニコニコ動画においては、『イースIII』の1つの曲をピックアップし、様々なメーカー・プラットフォームの曲をメドレー形式で聞き比べる動画がいくつかアップロードされているが(イース音楽比較参照)、パペパプー効果から、SFC版の曲が流れると色んな意味でコメントが盛り上がる。ただし、SFC版アレンジが基準の人も数多くいることを忘れてはならない。
一応弁護しておくと
酷い酷いといわれるSFC版だが、一部音色の選択がアレなことを除けば、採譜など楽曲としての出来は決して他に見劣りするわけではない。果敢にもJDKアレンジの移植にチャレンジする(イルバーンズの遺跡)など、むしろ高い志を持って制作に臨んだスタッフの姿も垣間見える。また、『アクトレイザー』や『ファイナルファンタジーIV』の発売より前であれば、SFCの音源の実力として受け止められていたことだろう。さらに、トンキンハウスに音色のサンプリングができるという情報が伝わっていなかったものと思われるのが悲劇である。
惜しむらくは結果が伴わなかったことだろうが……。
さらに言えば
パペパプーどころかニャニェニャニューなPS2版の方が、よっぽどアレだと思うんだ……どうしてこうなったorz
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関連項目
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