パラダイスロスト(艦これMMDドラマ)とは、朝8時または夜8時に不定期更新されるニチアサあるいはニチヨル番組艦これMMDドラマ。
作者は雪さん。
なお、この記事の本文のみ作者が書いたもので、記事は代理人により作成されたものであることに留意されたし。
概要
紙芝居形式の艦これMMDドラマ。
物語以前で仲間が再起不能になっているという前提で話が進行する。
時系列的に前作『海の流星』の続きだが一部設定に変更が加わっているため前作を知らなくても問題はない。
キャラクターが武器を装備するにあたって『仮面ライダー』の変身アイテムを用いるが(厳密には)クロスオーバーではない。
全三章の全18話。
第一章OP「NEXT LEVEL(ver.RIDER CHIPS)」
第二章OP「Alive A life(ver.RIDER CHIPS)」
第三章OP「Justiφ`s(ver.RIDER CHIPS)」
第三章以降ED「ずっと ずっと」 仮面ライダーGIRLS
ストーリー
-最後の記録で、幕は閉じた-
冬の"開戦"。物語が始まり、
春には「海の流星作戦」があった。
深海棲艦の大群を薙ぎ払い、機動戦姫(南方棲鬼)を倒す――
しかしこの作戦は事実上失敗に終わった。
作戦から暫くして、
「新種の深海棲艦の出現」と
「敵を倒すと結晶に変化する」という現象が確認される。
作戦の生き残り北上と不参加者の時雨。新参の吹雪。
通りすがりの嵐、相棒気取りの長月。
そして、三日月。
彼女達は新種の出現と"結晶化"の謎に巻き込まれていく…
紡がれるのは、歪な物語。
-そして、新しい記録はここから始まる-
登場人物
メインキャラクター
- 『三日月』使用モデル:三日月(艦これ)/エボシ
「負けたくはありません。戦いなんですから」
イレギュラーの一人。嵐に連れられて来た。
戦闘意欲は弱かったが日を重ねるにつれてその能力とセンスが開花していく。
- 『吹雪』使用モデル:吹雪(艦これ)/とらはぜ→お茶漬け
「友達は誰一人、泣かせないって決めてるの」
■■■■だったが人間の細胞を取り込んで覚醒した艦娘。
自分が化け物である自覚はあるが誰よりも人間らしくあろうとする。
サブキャラクター
- 『峯風』キャスト:???
艦娘にガジェットや変身アイテムの改造品を提供する白衣に身を包んだ一般人。
普段は機械等の修理で生計を立てており、小さな玩具から小型の民間船までと幅広く請け負っている。
深海棲艦には並々ならぬ興味を示しているようだ。私の趣味だ。いいだろう?ブハハハハ!!!
AI(深海棲艦)
シリーズ共通の艦娘の"敵"でありライバルともいえる存在。
「本土の人間がそう呼んだから」という理由で艦娘達も同じように呼んでいるだけで、何の略称かはわからない。ハッキリしているのは彼女らに"名前は無い"という事だけである。
当記事では便宜上深海棲艦と表記する。
- 『進化態』
原作における「○○棲姫/棲鬼」がこれにあたる。
新種が進化を続けると辿り着く姿でもある。個体ごとに障壁の性能差が生じるほか"個性"を獲得する。共食いにより複数の個性を保持できるが"容量"の影響で弱体化する。
- 『アーキタイプ/元型』正式"愛称"は『ハダリ』。
すべての深海棲艦の始祖でもありオリジナルやユニークとも呼べる。全三体。
終戦後彼女達の姿を収めた資料は少ないが、三体とも似たような顔をしている事がわかる写真が数枚残されている。
ネタ元は仮面ライダー龍騎のサバイブ「疾風」「無限」「烈火」。
- 『最後の深海棲艦』
或る場所に潜んでいる個体。ベースは艤装型深海棲艦(戦艦棲姫とかのあれ)。
巨大な肉体と脅威的な腕力に加え、噴き出す血の様な結晶と髑髏が全身を覆っている。
艦娘と深海棲艦のシンカの成れの果てとされる。
海域(戦闘領域)
- 『廃墟海域・旧市街海域』
かつて栄華を極めていた時代の人間が暮らしていた街は荒れ果て、見るも無残な姿で海へと沈んでしまっていた。
原形をある程度留めたまま沈んだ街もあれば、コンクリートに隠れていた土が剥き出しになった町や、一生線路の上を走れないであろう列車が水没した場所もあり、そこで何が起きたのかが窺い知れる。中には軍艦の残骸も見受けられ、激戦の爪痕が深く刻み込まれている。
- 『エリア0沿岸進入禁止指定海域』
比較的エリア0に近いが艦娘の護衛なしには進入が禁止された海域。もし運よく踏み入ることができても生還は困難であると思われる。
廃墟海域のように無数の建物が生えるように海面から顔を出しており、知能のある者にとっては戦略的に利用しやすい障害物となるだろう。
- 『桜丘/桜丘海域』
高さ3~5メートルほどの小さな丘の上には一本の桜の木が立っている。丘としては小規模な印象を抱くかもしれない。
満開になる季節に舞う花弁は光り輝いているように見えるらしく大変美しいという噂があるが、その花弁は海や土に落ちる直前で消滅してしまうといわれている。
用語
- 『ライダー(艦娘)』
艦娘は人間の味方ではなく「深海棲艦を倒すことが使命」であり人間とは利害の一致という関係にある。いつの間にか人間と同じ地に住んでいるようだが詳しい出自は不明。
この物語におけるライダーとは「波に乗る。運命に乗る」という意味。
- 『エリア0』
本作の舞台。"浸喰(後述)"や海面上昇などにより"本土"とは海で隔てられているほか「ニライカナイ」という名で親しまれている。
自治を行う中央区を中心に北区、南区、東区、西区の合計五つの区画から成る。
日本人の他にもあらゆる外国人が住んでいてその関係は極めて良好。
- 『本土』
エリア0とは海で隔てられた、北海道から沖縄までの8地方区分の地域。
土地の所々が海面上昇や"浸喰"によって減少しており、海沿い一帯は喰い荒らされたゴミ捨て場のような景色であるという。
数は少ないが今でも人間が住んでいるらしい。
- 『ギソウ』
艦娘が戦いに用いる戦闘用の装備。艤装(をカタカナで表記した)。
"弾薬"は実弾ではない為誘爆の危険性はなく、撃ちだされる時にのみ弾丸や砲弾を模っている。
手持ちの単装砲や連装砲は「砲銃」という名前が付いているが、背部艤装に取り付けられている物に関しては単に「砲」と呼ばれている。
- 『艤装(初期型)』
第三部及び異説第三部(本作)以前に使用されていた艤装。
かなり初期に戦っていた艦娘の為だけに創られたもので人間が使う事を想定していない。
使用者の"成長"に応じて性能が上昇するという特性がある。
- 『艤装(T2)』
第三部及び異説第三部以降に開発された艤装。
主に人間が使用することを想定して創られたため、初期型にみられた欠陥は全くない。
「スペック」の概念が存在するため実際の戦闘では使用者の技量や経験が初期型以上にものをいう。
- 『結晶』
本作における物語とキャラクターの行動目的の要で「新種の深海棲艦の残骸」でもある。
新種の深海棲艦は撃破されると"結晶化"する。この事象は「海の流星作戦」以降に新種の出現と同時期に観測されるようになった。
- 『変身アイテム』
ギソウ装着用デバイスに改造された仮面ライダーの変身アイテム。ギソウの転送を要請する為の小型装置という役割を持つ。旧市街地などを散歩した嵐が拾った玩具を改造した物が多くを占めている。
仕様こそは概ね原典に忠実であるものの、特殊な機能は未実装となっている。
- 『加速機能』
時雨、長月、響、吹雪らの変身アイテム及び嵐が使用する能力・機能。
共通しているのは原典に遥かに劣っているという事。つまり音声や演出は原典に忠実でも加速に過ぎないのでただ単に速くなっているだけ。
- 『海の流星作戦』
物語以前に発動された二番目のネームド作戦。深海棲艦群の殲滅と機動戦姫の撃破を目的としていた。
本来は拠点に全戦力の半分を囮として残し消耗しきったところを残りの艦娘が叩くという作戦だったが、北上の提案により変更され時雨のみ"留守番"となった。
▼参加者▼
【第一部隊】北上、瑞鶴、比叡、舞風、金剛、木曾
【第二部隊】山城、大井、青葉、熊野、飛龍、長門
- 『呪い』
海の流星作戦終了後に発生した機動戦姫の悪あがき。作戦参加者の意識を海に沈めたがこれは彼女の執念が生んだ偶然の現象だった。
願ってもない結果ながら艦娘の生体データを取り込むことに成功し新たな鬼/姫級の深海棲艦が生まれることとなる。
- 『障壁』
(シリーズでの)深海棲艦固有の能力。今までに人類が生み出してきた兵器などの攻撃の一切を防ぐ。
常時発動する第一障壁と、深化した個体が有する第二障壁の二種があり、進化態であれば二重構造となる。
第二障壁の性能は個体ごとに差があり弱点も様々。この違いは性格に大差のない"彼女達"の個性の表れでもある。
- 『深化』
いわゆる「深海棲艦化」でその進行度は「深度」と呼ばれる。沈むだけが原因ではない。
深化すると「視界に映る殆どの液体が紅く見える」「記憶が曖昧になる、あるいは喪失する」「痛みを感じなくなる」などの症状が見られる。
- 『艦娘の墓場』
全ての戦いが終わり使命を果たした艦娘が眠る場所。
海の流星作戦に使われ結晶騒動以降は本拠地として再利用された「旧拠点」の地下数十メートルに在る。
内部の空間は歪み艦娘の数だけ無間に広がり、最奥に鎮座する"コア"は総ての"彼女達"を包括している。
アイテム
変身アイテム
- 『ギソウ:三日月&TIデルタドライバー(バックル)』
三日月用変身アイテム。元ネタは仮面ライダーデルタ。
グリップのトリガーを引きながら「変身」と音声入力し、腰の単装砲にセットすることでバックルから伸びた青白い光軸が身体を包み込み、変身を完了する。
- 『TI Vバックル/ベントホルダー/アドベントカード』
陽炎用になる変身アイテム。元ネタは仮面ライダー龍騎のライダー達。
「TIベントホルダー」を鏡面化したもの(鏡や水面)にかざすとベルトが腰に巻かれ、ホルダーをバックルにセットするとギソウが装着される。
- 『TI ファイズドライバー/TI ファイズギア』
吹雪用変身アイテム。元ネタは仮面ライダーファイズ。
フォン(携帯電話型の物)に変身コード229を入力後ENTERを押してバックルにセットし横に倒すことでギソウを装着する。変身時に身体を覆う赤い光軸は変身者の位置を特定・補足する役目がある。
- 『TI ホッパーゼクター』
ベルトとセットのバッタ型昆虫コア。元ネタは仮面ライダーキックホッパー/パンチホッパー。
リバーシブル構造のアイテムで緑色か茶色の面どちらを表にセットするかで姿とギソウの形態が変化する。
- 『TI ネオアマゾンズドライバー/TI アマゾンズインジェクター』
禁断の技術で作り上げられた変身アイテム。元ネタは仮面ライダーアマゾンネオとアマゾンニューオメガ。
インジェクターの内容物は深海棲艦の細胞でありその濃度は極めて高い。このドライバーで変身した者は深化棲艦としての姿を曝す。
サブアイテム
- 『デルタエッジ』
原典の仮面ライダーデルタにはなかったファイズエッジやカイザブレイガンに相当する迎撃用近接戦闘武器。
白黒色の柄からは青い刃が伸び、これで敵の砲弾を弾いたり緊急時には急接近する敵を迎撃することができる。
使用予定モデルは「RayMurasame」の白い方。
- 『TIファイズブラスター』
トランク型の特殊デバイス。元ネタは仮面ライダーファイズブラスターフォーム。
当アイテムのキーで変身者用の変身コードを入力後、変身待機状態で上部のスロットに対応する変身デバイスをセットすることで更なる強化シークエンスへ移行する。
- 『TIハイパーゼクター』
銀色のカブトムシ型昆虫コア。ネタ元は仮面ライダーカブトと仮面ライダーガタックのハイパーフォーム及び仮面ライダーコーカサス。
ベルトの左側に取り付け、角のような形状の起動スイッチであるゼクターホーンを倒すことで、使用者のギソウに強化構想(改や改二等)があればその形態へ移行する。
- 『TIアドベントカード』
TI Vバックル/TIベントホルダーで変身する艦娘専用のカード型アイテム。
通常はTIベントホルダー内に収められていて、使用者の意思に応じて必要なカードを自由に取り出すことができる。「SURVIVE~怒濤~」で強化形態に移行する
- 『TIエンプティボトル』
結晶化した深海棲艦を吸収し一時的に管理しておくためのアイテム。元ネタは仮面ライダービルドのフルボトル、エンプティボトル。
結晶に向けるだけで、瞬時に圧縮しボトルに吸収できてしまう。手に収まるほど小さく持ち運びしやすい。
原作(艦これ)との相違点
- 艦娘はすべての人間の味方ではない
- 艦娘は軍艦の生まれ変わりでもなければ、戦争の歴史を背負っているわけでもない
- 深海棲艦も同様
- つまり、所謂「史実」との因果関係は存在しない
- 原作要素はキャラクターの容姿と名前、それと艤装だけ
- つまり、現実における軍艦および歴史の知識は役に立たない
- オリジナル設定が加えられた深海棲艦は劇中で「○○戦鬼/姫」と称される
- 今後原作で同名の個体が追加されても別個体として扱う
- ただし艦娘と深海棲艦はファンタジー
各話リスト
関連項目
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