パラノイア(RPG)とは、[$あなたのセキュリティクリアランスでは開示されていません]。
概要
ザ・コンピューターが管理・運営する未来の地下都市「アルファコンプレックス」を舞台に繰り広げられる、裏切りと不信と策略の愉快なテーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム(TRPG)である。
アルファコンプレックスは崩壊しつつあった。何世紀もの間、物質的基盤を無視し維持されてきた結果、資源は枯渇し、あらゆるものは正しく動作せず、それらを覆い尽くすために官僚主義が肥大化していた。この都市が上手く機能していない理由はなにか。それはテロリズムが原因だ。……とザ・コンピューターは偏執病(パラノイア)に陥っていた。プレイヤーキャラクターは、トラブルシューターとしてイかれたミッションを受けて、都市に生じた問題を解決しなければならない。
RPGとしての特色
より詳しく知りたい場合は、ニューゲームズオーダー社が提供しているアルファコンプレックスの基礎知識を参照すること。
トラブルシューティング
他のつまらないシステムと違って、パラノイアではミッションを断ることはできない。依頼を受けてくれずゲームマスターを困らせるプレイヤーの存在は非常に考えにくい。
クローンの存在
他のつまらないシステムと違って、パラノイアではキャラクターには最低6体のバックアップクローンが提供されている。どうせ死ぬなら道連れもいいだろう。死を恐れて先に進まないゲームマスターを困らせるプレイヤーの存在は考えにくい。
セキュリティクリアランス
パラノイアではNeed-to-Know(知るべき人だけが知っている)を徹底している。
アルファコンプレックスでは多くのもの(物品、情報、区域、人物など)に、可視光線をモチーフにした7つと赤外、紫外を含めた9種類のカラーコードがヒエラルキーのように割り当てられている。許可なく自分の権限を超えることは認められていない。
これはプレイヤーに対しても同様である。例えば走りながら銃を撃つのに、命中補正がいくつかかるのかを考える必要はなく、ただ普通より当たりにくいという当然の感覚を持つだけで事足りるはずだ。
他のつまらないシステムと違って、パラノイアではプレイヤーに対して多くのルールが開示されていない。パラノイアではルールを読み込んだことで(処理の負担を強いたり、ルールの議論をするような)ゲームマスターを困らせるプレイヤーの存在は考えにくい。
反逆者
アルファコンプレックスにおいて、遺伝子欠陥のあるミュータントやテロリズム(共産主義、破壊工作、妨害工作、監視か逃れる行為、社会不安の増長、手続きの無視、ほか)は、反逆的行為とみなされる。しかし、プレイヤーキャラクターは、全員がミュータントであり、秘密結社に加担している反逆者なのだ。
他のつまらないシステムと違って、パラノイアでは究極的に信用できる者は存在しない。チームメイトであってもだ。予定調和的で退屈だと苦情を述べてゲームマスターを困らせるプレイヤーの存在は考えにくい。
反逆行為と懲罰
パラノイアにおいて、基本的な任務は正攻法では解決不能であったり、資源不足で対応が遅れたり、そもそも任務がスケープゴートであることが多い。また生活上の便宜を図ってくれる秘密結社からの要求がトラブルシューティングに対する厄介事に関わることも多い(例えば事実の隠蔽、プロパガンダの流布、貴重品の窃盗、ほか)。
これらに対応すべく(ダイスの出目次第のときもあるが)プレイヤーが反逆行為に及ぶことがある。ゲーム上では、反逆ポイント、反逆ダメージ、反逆スター(版によって異なる)といったデータ管理されており、その程度によって、訓告・保護観察処分・戒告・投薬治療・洗脳・処刑後修正・存在抹消といった懲罰の対象となる。これらの処分を避けるべく、プレイヤーキャラクター同士での責任の押し付け合いや、開き直りが行われることもしばしばである。それらは、主にデブリーフィングという名の反省会のような場で行われ、論争があれば喧嘩両成敗となることが多い。
また、反逆者を暴いたり処刑したりした市民は褒賞を得る。例えばパラノイア【トラブルシューターズ】の版では、デブリーフィング時点で反逆ポイントを上回る褒賞ポイントを獲得していれば、賞賛・コンピューターの犬賞といった“ご褒美”がある。しかしコンピューターの犬賞は……(この先は、ぜひルールブックをお買い求めください!)。
こういった理不尽な官僚主義社会を生き抜くために仲間と協力しながら、時には反逆に手を染めて、馬鹿騒ぎを繰り広げて、その馬鹿騒ぎの責任を押し付け合う事である。プレイヤーの目標はルールブックなぞ読んでいないという体裁を保ちつつ全員を楽しませることであり、ゲームマスターの目標はプレイヤーを楽しませることである。
以上のことから実際のセッションでは、(それをゲームマスターがプレイヤーを楽しませるために提供するなら別だが)ギスギスした友情破壊ゲームとはならず、和気あいあいとした雰囲気で進行する。
版数と評価
このゲームの初版は冷戦末期の1984年に発売されている。共産主義という巨悪への過剰な敵愾心が、自らを敵と似た抑圧的管理社会を作り出している、という風刺の効いたテーマが窺える(奇しくも「1984」といえば最も著名なディストピア小説の題名と同じである)。プレイ自体も、前述のようなスラップスティックな遊び方から、プレイヤー同士の相互不信に焦点を当てた対戦的な遊び方まで幅広く対応しており、どの遊び方でも他に類を見ない斬新さとプレイアビリティを兼ね備えた面白いゲームを体験することができる。この初版は高く評価され、1985年の米オリジン賞(RPG部門)を受賞している。
1987年に2版発売。この2版に準拠したサプリメントブックが数としても最も多く、現在でもPARANOIAの一般的なイメージはこの2版に依る部分が大きい。
1995年に「第5版」発売(実際には3版。1,2の次が5になるのはモンティ・パイソン由来のジョークと説明されている)。2版までの作者が関わっておらず、2版との非互換性や世界観の矮小化などにより評価が低い。主著者 Ed Stark(後にTSR/Wizards of the Coastに移籍、D&D3.5などに参加)。
1997年頃に「第3版(実際には第4版)」のアナウンスがあったもののこれは実現せず、2004年発売の4版「PARANOIA xp【某大企業の法的申立により削除】」はWest End Games社の倒産によりMongoose Publishingから出版されている。この版には2版までの著者の一人であるGreg Costikyanも参与している。直前の版を無かった事にするかのように、ルールは2版との親和性が高い。主著者 Allen Varney。2版時代の20年後という設定になっており、実世界における冷戦終了とその後の世界を反映し、冷戦体制の風刺から新自由主義経済の風刺へと僅かながらシフトしている傾向が伺える。
初版発表25周年となる2009年に、Mongoose Publishingから新版が発表された。25周年記念版、アニーバーサリー・エディションなどと呼ばれている。「Troubleshooters」「Internal Security」「High Programmers」の3冊構成で、それぞれ通常版とは別に限定版が用意されている(Troubleshootersの限定版には、xp時代のサプリメントの大半をPDF形式で収めたDVDが付属された)。内容は「Troubleshooters」がいわゆる普通のPARANOIAのルールブック。「Internal Security」は、クリアランスBlueのIntSecになって遊ぶためのルールブックで、初版時代のサプリメント HIL Sector Blues のアイデアに基づき拡張されたもの。「High Programmers」はハイプログラマーになって遊ぶためのルールブックで、xp時代のサプリメント Extreme Paranoia のアイデアを拡張したもの。いずれもサプリメントではなく単独で遊ぶことの可能なルールブックとして構成されている。
25周年記念版ルールについては、「xp用のサプリメントブックは新版のルールと九割方の互換性が取れている」とアナウンスされている通り、2nd-xpの路線が引き継がれている。Troubleshootersの主著者はxpに引き続き Allen Varney。Internal SecurityとHigh Programmersの主著者はGareth Hanrahan。(Mongoose Publishing のサイトでは Troubleshooters の主著者も Gareth Hanrahan となっているが、ルールブックで主著者としてクレジットされているのは Varney で、Hanrahan は副著者の一人という扱い)
2014年10月14日、第6版に相当する新版(REBOOTED)の発売がアナウンスされた。版名は最終的に削除されたPARANOIAとなり、後の日本語訳版では、パラノイア【リブーテッド】となった。発売元はxp/25thに引き続きMongoose Publishing。編著者として、Grant Howitt、James Wallis、Paul Deanの名が公開されている(この中で最も知名度が高いのはおそらくJames Wallisで、RPGではThe Extraordinary Adventures of Baron Munchausen、RPG以外でも共著でカードゲームOnce Upon a Timeを作っている)。同年10月24日~12月3日にかけてKickstarterでプレオーダーが募集され2017年3月に発売。いくつかの拡張カードの発売が行われた。最初の大型サプリメントブックであるACUTE PARANOIAは、2018年5月28日~6月24日にかけて同じくKickstarterを通じてプレオーダーが展開されて、その後に2018年10月に発売された日本語版のパラノイア【リブーテッド】には、ACUTE PARANOIAのルール改定が一部盛り込まれている。
日本語訳
それまで日本でも雑誌やwebで紹介がされてきて知名度は高かったが、ながらく日本語訳は出版されなかった(PARANOIA xpについては、アトリエサードが出版の交渉を行っているという噂があったが、現在は立ち消えになった。関連商品である2005年にホビーベース イエローサブマリンよりPARANOIA Card Gameのみ日本語版が製作・販売されている)。
2014年合同会社ニューゲームオーダーによって『パラノイア【トラブルシューターズ】』が出版された。これは25周年記念版の「PARANOIA Troubleshooters」の翻訳である。続いて2014年には『パラノイア【インターナルセキュリティ】』、2015年には『トラブルシューターズ・リトル・レッド・ブック』、2017年には『パラノイア【ハイプログラマーズ】』が次々と刊行された。
またシナリオ『フラッシュバックス』、『ミスターバブルス』、『いずれも我が過ちに非ず』、サプリメント『膨大なボットの本』も同社により日本語訳が発売された。
さらに2019年にはルールや世界観が刷新された全く新しいパラノイアとして『パラノイア【リブーテッド】』が誕生した。
さらに知りたい場合はこちら。
頻出語句
- ザ・コンピューター(The Computer)
- アルファコンプレックスの都市管理を一任されている超大型の思考型電子計算機。善意に基づいてはいるものの、極度のパラノイアを患った完全にイかれたAI。市民から忠誠を得ることに偏執する。
(嫌々)従順になっている市民を見て理想的な統治を行なっていると自分を慰めている、健気で親しげな市長であるともいえる。 - コンピューターは自分自身を、完全な為政者であり、市民の庇護者にして親愛なる友人であると信じている。
- アルファコンプレックスにおいてはコンピューターが法であり、それに反すると様々な罰則、最悪処刑がされる。また、例えば友人の反逆的性向を見つけ出してコンピューターに報告するなどの行為は「無私の奉仕」と呼ばれる。ちなみにプレイヤーキャラクターは友人を反逆のかどで売り渡したことによりトラブルシューターに選ばれた、と【トラブルシューターズ】に記載がある。
- セキュリティクリアランス (Security Clearance)
- 単に「クリアランス」とも。その時点でコンピューターがその市民をどれくらい信頼しているか、ということを示す。セキュリティクリアランスは能力や経験の尺度ではない。下位から順に、赤外 (IR: Infra-Red)、赤 (R: Red)、橙 (O: Orange)、黄 (Y: Yellow)、緑 (G: Green)、青 (B: Blue)、藍 (I: Indigo)、紫 (V: Violet)、紫外 (UV: Ultra-Violet) の9色で表される。市民の名前は「名前-セキュリティクリアランス-セクター名-クローンナンバー」で表され、属するセキュリティクリアランスの頭文字1文字が含まれる。赤外には頭文字はなく、紫外は「U」1文字で表記される。プレイヤーキャラクターは通常、【トラブルシューターズ】であれば赤、【インターナルセキュリティ】であれば青、【ハイプログラマーズ】であれば紫外からスタートする。
- アルファコンプレックスにおいてはあらゆる情報やセクションについてクリアランス条件が設定されており、これに違反すると反逆罪となる。例えば、クリアランス橙の情報は橙以上のクリアランスを持つ者しかアクセスしてはならず、クリアランス紫が設定された通路に紫未満の者が侵入すると階級の差に応じて反逆点が賦課される。
- また、各人の持つクリアランスは同時に、(任務上の)階級も意味しており、上位の者はいわゆる司令官に任命されやすく、下位の者は上位の者(司令官)に従わなければならない。(下位の市民が更に上位の市民の命令に従っている場合はその限りでない。)例えばクリアランス赤3人とクリアランス橙1人でチームを組んだ時、司令官権限はクリアランス橙の者が持つことになり、他の者が橙に逆らうと「上位者の命令に背くこと」として告発される。
- 特に、【トラブルシューターズ】・【インターナルセキュリティ】のルールブックには「セキュリティクリアランス:紫外」と書かれたセクションがあり、その内容についてプレイヤーが公言すると「ルールの知識を示す」ということで反逆ポイントが課される。ただし、プレイヤーが観覧すべき情報も多く含まれており、セッション中も全員が参照する事が多い。プレイヤーすべからく反逆者なのでルールブックを読んではいけない“ことになっている”という体を保ちつつ、該当ページを確認することになる。
- パラノイアにおけるゲームマスターのことは、UVではなくGM(ゲームマスター)と呼称するのが正しい。もしUVと呼ぼうものなら、プレイヤーキャラクターの前に不機嫌そうな紫外市民が突然現れることになるかもしれない。
- ZAP
- レーザー銃の発射を示す擬音。某戦争漫画のようにZAPZAPZAPとも言う。別段パラノイアのためのものというわけではなく英語では一般的な擬音。
- 上述の意味のほかにパラノイア(RPG)の3種類の遊び方(スタイル)を示す単語としても用いられる。ひたすらにレーザー銃の撃ち合いを繰り広げる狂乱とも言えるゲームスタイルを「ZAPスタイル」と呼び、コメディ要素を強調する「クラシックスタイル」や、ディストピアの重苦しさを強調する「ストレートスタイル」と区別される。
- コミー (Commie)
- 共産主義者(Communist)への侮蔑的略称。アルファコンプレックス最大の敵にして、本当にいるかどうかも分からない敵。
- ミュータント (mutant)
- 突然変異種。ミュータントパワーが使える。イレギュラーな者としてコンピューターに大変嫌われており、コンピューターに許しを請うて「登録ミュータント」として二級市民同然の扱いを受けるか、反逆として告発されることを覚悟し出自を隠して生きるかの二択を迫られる。
- なお、プレイヤーキャラクターの大半はミュータントである。ごく一部ではあるが、本当にミュータントではない市民や、自身をミュータントと自覚していない市民も存在する。
- 秘密結社 (Secret society)
- 様々な市民達の違法集会。の「反コンピューター組織」や「アメリカ的懐古主義者」、「ミュータント至上主義者」などの組織がある。秘密結社はそれに所属していることが知れるとコンピューターから反逆の疑いを抱かれることになる。
- SSM (Sub-Standard Morale)
- 士気が標準以下にある状態、つまり幸福でない状態を示す用語。反逆的兆候の最も顕著なものの一つであり、幸福であることは市民の義務であるため、速やかな解消が望まれる。代表的な解消法は幸福薬と呼ばれる薬物投与。幸福薬は効能の異なる様々な種類があり適切な処方が求められる。トラブルシューターチーム内では幸福担当官(ハピネスオフィサー)に士気水準を高く保つことが強制ボーナス任務として割り振られている。
- Trust no one!
- このゲームの標語。正式には "Stay alert! Trust no one! Keep your laser handy!" 。「気を抜くな!誰も信じるな!レーザーガンを手放すな!」の意。
- Happiness is Mandatory. Citizen,are you happy?
- 折に触れコンピューターが市民に語りかける言葉。「幸福は義務です。市民、あなたは幸福ですか?」の意。
- コンピューターが管理しているアルファコンプレックスは、外部の絶望的な戦禍や天災とは無縁な平和と慈愛に満ちている最高の都市であり、このような都市でコンピューターの庇護と恩恵を受けることは幸福に他ならず、そう感じるのは市民としての義務である。ここに暮らすことを幸福に思わない、もしくはそれを疑う市民は、反逆者である。同名のコンピューターゲームの制作・販売が発表されたが......。
- Violence(RPG)
- べつにこのゲームや著者の一人であるGreg Costikyan氏とは本当に一切関係ないのだが、理由は不明ながらPARANOIAと一緒に挙げられることが妙に多い、匿名の著者DesignerX氏による現代ハック&スラッシュRPG。プレイヤーは麻薬その他の理由でとち狂ったゴロツキに扮し、ダンジョンに見立てた他人の家その他を荒し回り、そしてこれは普通の現代を舞台としたRPGなので、概ね最後には警察に撃たれて死ぬ。なお、ルールの半分くらいはX氏による業界への怨嗟で埋まっており(てめえらRPGプレイヤーは高尚なゲームを理解する脳なざ持ち合わせない糞虫だぁらこの程度の三文小芝居で品性下劣なゲームがお似合いなんだよペペペ的な)、RPGルールブックというよりは同人誌の側面が強い。邦訳有り。ところでこのX氏の言動、単なるネタだと思われていたのだが、その後のCos…X氏の縁者の言動を見ると、あれは実は本音そのものだったんじゃないかという気がしないでもない。
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ちなみに、パラノイア(偏執病)とは
--このセクションはクリアランスUVである。許可無く閲覧した者は処刑される--
精神疾患の一種。「自分は他人とは違い、特別な存在である」と信じこんだり、「自分は偉大であるがゆえ、誰かから付け狙われている」と妄想すること。「偏執狂」を病名として定義しているので「偏執病」が正しい。
言動の時点であからさまにアレな中二病とは違い「健全な社会人になり得、正常な判断力がある」「内に秘めた妄想を吐露する時以外はまじめそうに見える」
何でもかんでも宇宙人や陰謀組織、特定宗教団体や国際的警察機関にこじつける大学教授などがいい例。
そういった妄想の例を挙げれば、「自分は世界で一番途方も無く偉大である」「ゆえに敵対者や反逆者(とプログラミングされた者)から狙われている」「すでにその兆候は雲の形や原子炉の不安定さに現れ始めている」「反逆者の出現は自分を狙う反逆者の陰謀である」など。
ちなみに、パラノイアを発症している人は「パラノイド」と呼ばれている。もしコンピューターの開発プラットフォームがAndroidだったら冷酷無比のパラノイド・アンドロイドということに…?(ZAP!!)
関連動画
パラノイア【リブーテッド】
さらに知りたい場合はこちら。
パラノイア【トラブルシューターズ】
コンピューター暦214年を舞台にプレイヤーキャラクター達はトラブルシューターとして命じられたミッションをこなす。
パラノイア【インターナルセキュリティ】
ブルークリアランスの内務公安局(IntSec)のトルーパーになり事件を解決していく。
パラノイア【ハイプログラマーズ】
全員が紫外クリアランスとなり、アルファコンプレックスで起きる非常事態にミニオン等を駆使して問題解決に挑む。
paranoia-O(非公式)、ほか
パラノイア2nd(2版)のルールを主に使用したハウスルールをまとめたサイトparanoia-Oを使用したもの。パラノイアが日本に広く知られるきっかけになった。
2版はコンピューター暦194年が舞台でクローンファミリー制などの特徴がある。ただし、クローンファミリーの設定が使用されている動画は少ない。(日本語版のある【トラブルシューターズ】は実質5番目の版)
一部の動画においては2ndを翻訳して使用していていたり、前述のPARANOIA xpを翻訳して一部設定を使用していたりする。
paranoia-Oの日本版サイトは2015年に著作権侵害のおそれのある記述が多く含まれていたため、著作権保持者の1人から合同会社ニューゲームズオーダーを通じて該当ページの削除申請が行われた。2018年には著作権保持者が認可している部分のみが掲載されている状態となり、2019年7月頃に完全閉鎖となった。
詳細はparanoia-Oに対する出版元からの見解を参照。
現在paranoia-Oのルールでプレイしたい場合、パラノイア2nd(2版)を購入する必要がある。
アホでもわかるパラノイア風忍者TRPG
パラノイアをインスパイアして作られたシステム。忍者パラノイア(忍パラ)と呼称されることもある。ただしパラノイアという名称を使用することに関して、日本語版の出版社である合同会社ニューゲームズオーダーの関係者から抗議が作者に対して行われたことがある。ユーザー間のコミュニケーションの口述としてはまだしも、題号などに用いる場合は、忍者パラノイアではなく「パラノイア風」と扱ったほうが好ましい。
関連商品
ゲームの参考に、ということで、ルールブックにネタ元の小説や映画が挙げられている。
また、PARANOIA Sourcebook において、BGMに良さそうな音楽についてもいくつか提案されている。
関連項目
外部リンク
オフィシャル
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