パワプロクンポケット10とは、KONAMIからニンテンドーDS用として発売されたゲームである。
パワポケシリーズとしては11作目にあたる(1・2を除く場合)
今作は「DS版パワプロ」というコンセプトがあり、パッケージがパワプロ風になる、タイトルロゴの「パワプロ」の文字が強調される、実況が搭載される、サクセスのシナリオが(比較的)おとなしい、などの特徴がある。
概要
前述の通り、実況が搭載されたほか、野球画面が完全に3Dとなり、野球部分も完成の域に達した。
ストーリー
表サクセス
甲子園一直線編。
全寮制の高校「親切高校」に入学した主人公は、そのあまりの校則の厳しさに面食らってしまう。
外出や購買部での買い物すら制限されてしまうこの高校で、主人公は甲子園を目指す。
…と、歴代パワポケシリーズでもっともまともなシナリオになっている。
しかし、彼女をつくるといつものようにドロドロな展開が待っている。
特定の女子と付き合うと、前作で登場した「ジャジメントグループ」の暗躍を垣間見れる。
裏サクセス
装甲車バトルディッカー編。
チャンバの街に存在する3つの遺跡。その遺跡の宝を求め、3つのグループが街で争いを繰り広げていた。
遺跡を冒険する「モグラ乗り」である主人公とオチタは、遺跡の探検をするためにグループのどれか1つに話を持ちかける。
ローグライク(不思議のダンジョン)とRPGを組み合わせたシステム。
表サクセスの登場人物(彼女候補除く)
- 主人公
ごく普通の野球少年。シリーズでは珍しく両親が健在。
野球センスも悪くないが、学力は歴代最悪。主人公の名誉のために言うと、頭の回転は悪くない。 - 荷田 幸浩
相棒。いつものようにマニアだが、親切高校ではマニアグッズが買えないためにストレスが溜まっている。 - 越後 竜太郎
チームメイト。バカ。モデルは越前リョーマ。彼のイベントのほとんどはテニプリネタである。やれやれだぜ。
よく独自の技を思いつくが、ほとんど実用性が無い。すげぇぇぇぜ越後!!
「11」、「14」にも登場する。 - 官取 孝弘
チームメイト。どうやら家がかなりのお金持ちらしいのだが・・・
兄と弟がいる。
「11」にも登場する。 - 岩田 重機
チームメイト。でかい。イベントでは大抵腹を空かしている。食べても食べてもまたすぐに腹がへる。
主人公や越後以上のバカ。 - 田島 将悟
チームメイト。器用で練習熱心なピッチャー。
時々音楽室でピアノを弾いている。 - 飯占 大介
主人公の二年上の先輩。
主人公が入部した時点で三年生でありキャプテンである。
北乃のように後輩をこき使うが、面倒見は良く、練習につきあったりフォームを見てくれたりする。
夏の予選で天道に手も足も出ず「あの天道のクソ野郎を打ち崩せ」と言い引退する。
・・・コラ、そこ200ペラ先輩って言うな。 - 基宗 典弘
主人公の一年上の先輩。
自分で考えた独自の野球練習をいつもこなしている。その練習方法は実用的で、自身のためだけではなく後輩たちでも実用できるよう考えてある。
主人公を時々、練習方法の実験台にする。 - 北乃 政男
主人公の一年上の先輩。
お金持ちの家で甘やかされて育てられたせいか、わがままで乱暴な性格。後輩を雑用などにこき使う。
自身の野球の実力にコンプレックスを持っているようだ。
高校卒業後は・・・ - 疋田 光司
主人公の一年下の後輩。
自分本位な性格で、上級生の言う事もろくに聞かないが、野球センスは高い。
意外にも後輩の面倒見がよく、真薄のことも可愛がっている。 - 真薄 牡丹
「パワポケダッシュ」以来の登場。主人公の二年下の後輩。ショタ。
いまいちチームに溶け込めずにいる。 - 天道 翔馬
超高校級投手。星英高校のエースで4番。主人公のライバル。
高一から先発として活躍はするわ、かわいいマネージャーとデートするわでうらやましい男だが、故障してからおかしくなる。
「11」にもおかしくなった状態で登場する。 - 岡田 威蔵
天下無双学園の4番。天道との対決に敗れてから憎しみだけで野球を続けている。 - 佐藤 純一
鉄砂高校のエース。最速でも100キロしか出ない超低速ストレートとスローカーブパームが武器。そして直後に163kmのジャイロを投げる天道という悪意のあるマッチングである。
作中では名字しか出て来ない。下の名前はパワポケ質問コーナーにて判明した。両親は1に出てきた人。名前はあえて書かないでおく(名字でお察し下さい)。
・・・・・でもさすがにもう許してやれよ。 - 浜野 朱里
同級生。男嫌い。カズや紫杏とよく一緒にいるようだが・・・
「11」にも彼女候補として登場する。 - よう子先生
「1」以来の登場。今では鉄砂高校の名監督。いくつになってもお綺麗です。 - 荒井3兄弟
む~~~~~~~~ん。なんと今回のイベントはバッドイベントじゃない! - アルベルト
今回も骨折する。 - 武内 ミーナ
大谷を尊敬する記者。裏の社会について調査している。 - 大谷 健
パワポケシリーズでたびたび裏の社会を調査していた記者。
現在はそういった活動からは引退していたのだが・・・ - ルッカ
ジャジメントグループ会長の秘書。
彼女候補
- 大江 和那
同級生。通称「カズ」。身長190cmはある電柱女。身体能力が高く、古武術にも長けている。
ある事件をきっかけに彼女の運命が大きく狂い始める。
彼女と付き合うと、主人公が完全に空気になってしまうのはご愛嬌。
和那専用BGM(「戦っちゃいますか?」)が用意されており比較的優遇されている。裏も入れると10から14まで皆勤賞。11以降の活躍は「大江和那」参照。
ちなみに出回っている主人公二股説はまぎれもないデマである。 - 神条 紫杏
同級生で監督生で自治会長。厳格な判断力と高いカリスマ性をもつ。
しかし、その長所がある人物の目に留まり・・・。 - 他のキャラと浮気していると最後に和那達に制裁され大幅なステータス低下を食らわされる。
- 和那と同じく、サクセスの裏側を知るために重要な人物。「11」にも重要人物として登場する。
- 芳槻 さら
隣のクラスの生徒。極度の人見知りで友達がいないことを除けば、いたってふつうの女の子。
ただし、フラグを間違えるとパワポケ史上最悪の鬱エンドを迎える。
ショックのあまり主人公まで精神崩壊してしまうという、「8」の茜BADを超えるトラウマエンドである。
鬱ゲーに興味があるなら一度見ておくべきかもしれない。 - 高科 奈桜
同級生。主に新聞部として活動しているが、陸上部にも入っている。緑髪。
うわさや特ダネに目が無く、行動的。顔が広く、ほとんどの同級生と知り合いである。主人公や越後に匹敵するほど成績が悪い。
家庭に問題を抱えている。
さらとの間にはある関係があり、彼女と付き合うと、さらの秘密も知ることができる。
一度さらのグッドエンドを見ておかないと、彼女にすることはまず無理。
攻略は五十鈴の次に難しい。必須イベントが多めでランダムが多め。センバツ出場の甲子園決勝まで行くって……orz - 天月 五十鈴
同級生。成績優秀だが一人でいることが多い。素直クール。彼女の周りの人物には、なぜか次々と不幸が降りかかってしまう。
シリーズ歴代でトップレベルに攻略が難しい。
必須イベントがランダムでなかなか発生しない、月2回以上デートをすると怒られるので好感度がなかなか上がらない、告白には「野球魂」が一定以上必要、やたらめったら時限式選択肢が出現する、超特殊能力を入手するためには好感度95以上必要、甲子園で敗北すると超特殊能力が剥奪されるetc.
パワポケ14では彼女候補の天月紗矢香の母親として登場。(夫は分数の計算を間違えるほどバカなプロ野球選手という描写から、明言はされていないが10主と思われる。) - 三橋 妙子
隣のクラスの生徒。巨乳。「野球超人伝」をもらえる。
知り合うまでには特殊な手段が必要だが、一度知り合ってしまえばデートしまくるだけで彼女にすることができる。
特殊なイベントも存在せず、淡々とデートをこなすだけであり、パワプロっぽい彼女である。 - 春田 蘭
ムーミン。かなり惚れっぽい性格。妙子を彼女にするための踏み台。(一応攻略もできるがメリットはぶっちゃけない)
態度が極端で、好きならしつこいくらいかまってくるが、嫌いなら容赦なく罵倒する。くそむし!
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