パンサーカメレオンとは、カメレオン科フサエカメレオン属に分類されるカメレオンの仲間である。
概要
マダガスカル島北部原産のカメレオンで、頭には角状の小さな突起がある。体長は最大で52㎝ほどだが、オスの方がメスより大きい。メスは大きくても30㎝ほどにしかならない。
地域によって色彩のパターンが異なり、その違いは品種として分けられている。品種名は地名に準拠しており、同じ品種の個体を掛け合わせること品種の個体数を維持している。オスの方がメスよりも色鮮やか。
他のカメレオン同様、昆虫類や節足動物を食べる。基本的に動いているものにしか反応しないので、水分を摂取する際も葉っぱから滴った水滴や雨などから得る。昼行性で、野生では単独で暮らしている。縄張り意識を持っていて、他の個体が近づくと口を開けて下あごを膨らませたり、体色を変えたりして威嚇する。
名前の「パンサー」はネコ科の動物のヒョウの意味。ヒョウの英名ってパンサーだっけ?という方は「ヒョウ」の記事を参照のこと。
ペットとして多く出回っている種類のカメレオンであるが、値段は決して安い部類ではない。また、熱帯で生きる爬虫類なので、寒いのは苦手。温度を25℃から30℃近くにまで保つ必要があるため、暖房をかけていないといけない。そのため、ライトも白熱電球の方がよい。
また、動いているものにしか反応しないため、エサを与えるときも生きたまま与えるということが多い。それだけでなく、先述したように水分でさえ動いていないと認識しないため、水滴を垂らす、給水機を設置するなど、準備も必要。
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