パーラーカーとは、かつて日本国有鉄道が製造した豪華車両である。
概要
かつて存在した151系特急電車(1959年6月に20系より改称)の目玉車両として開発。
151系電車は1958年11月1日にビジネス特急「こだま」で華々しくデビューを飾ったものの、運用範囲を東京ー大阪の「つばめ」「はと」を客車から本形式に置き換えるにあたって、客車に存在していた展望車、旧1等車の代替として通用するだけの豪華設備として開発された。
そのため、通常より大型の窓を配置し、窓ガラスには防弾仕様を用いて、さらにVIP用の特別個室も準備されるなど後の世にも語り草となるほどのゴージャスな設備を搭載した車両として完成。
基本的に大阪方面の1号車に連結され、開放室には一人掛けのリクライニングシートが7列14席分配置され、国内の特急型電車では初採用となっている。
車両一覧
- クロ151-1:川崎車輛:1960年製造
- クロ151-2:川崎車輛:1960年製造
- クロ151-3:近畿車両:1960年製造
- クロ151-4:近畿車両:1960年製造
- クロ151-5:汽車会社:1960年製造
- クロ151-6:汽車会社:1960年製造
- クロ151-7:川崎車輛:1961年製造:1964年4月踏切事故で大破
- クロ151-8:川崎車輛:1961年製造
- クロ151-9:汽車会社:1961年製造
- クロ151-10:汽車会社:1961年製造
- クロ151-11:近畿車両:1961年製造
- クロ151-12:川崎車輛:1962年製造
関連項目
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