ヒトコロスイッチとは
- 家庭用ゲーム『MGS4』のプレイ動画、「沢山のPMCを集めて~」シリーズにおけるPMCを利用した遊びの事。
- 映画『ファイナルデスティネーション』シリーズで、死亡フラグの立った人物が死に至るまでの過程を表す言葉。
- 家庭用ゲーム『影牢』シリーズにおけるトラップ、またはトラップコンボの事。
概要
名前からも分かる通り、ピタゴラスイッチに発想を得て名付けられた新たな種類の連鎖運動殺人装置(?)である。
メタルギアソリッド4
「沢山のPMC(敵兵)を集めて~」シリーズを見ればわかるように、MGS4ではピタゴラスイッチ同様、ローリング等の攻撃・スイッチ君(最初の運動を与える役目を与えられたPMC)等で次のPMCにきっかけを与えた以降は連鎖的な運動(もしくは反応)のみで進行していき、ぶつかった先・吹き飛ばされた先等で次のPMCに運動が引き継がれるような形となっている。人間ドミノ倒しとも呼べる笑えるその光景は、MGS4を知らない視聴者の目をも魅きつけて止まない見事な出来栄えである。しかし、その影にはうp主の必要以上の労力・膨大な時間が費やされており、「誰も真似しないと思う」「努力の方向音痴」「そういうゲームじゃねぇからこれ!」的な仕上がりになっている事が多い。
ヒトコロスイッチ作製に主に使用されるのは、
等々。局面によって相手の動きを阻害する兵器等をチョイスし(数を同時にターゲットにするか、単体ターゲットにするか)使用する事が多い。また、とあるうp主によればステルス迷彩は必須との事。また、クレイモア設置時には必ず匍匐前進で行動するようにとの忠告があった。
最終的にスイッチ君が動き出す準備を整えた後、ベストポジションからの録画へと切り替わる。この際、スイッチ発動までの短い猶予を見事な編集と哀愁を誘うBGM等で盛り上げる"走馬灯タイム"が始まり、視聴者によって多数の死亡フラグコメントが書き込まれるのが恒例となっているようだ。
ファイナルデスティネーションシリーズ
また、映画「ファイナルデスティネーション」では、死亡フラグを予知夢で回避したにもかかわらず、運命の不可抗力によって無理やり死亡フラグを立たせられる登場人物の死に様においても使われる。
通常では有り得ない現象(密室に風等)が引き金になり、死亡するケースが多い。とはいえ、きっかけ(スイッチスタート)が超常現象的であっても、過程に於いて呪い・魔法等の超常現象で死亡する訳ではなく、あくまで物理的な現象の重なりで最終的に惨たらしい死に至るのが特徴。故に、もしや日常でも起こり得るのでは…?という恐怖を感じさせられるのだ。描写がかなり過激であるため、視聴には注意してほしい。
影牢シリーズ
トラップアクションゲーム『影牢』シリーズでの主人公は、武器・体術・魔法といった自身による攻撃手段を一切持たない。その代わりに様々な"トラップ"を任意の場所に仕掛けて発動させる能力を持ち、その力で迫り来る敵を抹殺していくのだ。格闘ゲームと同様、攻撃を連続して当てる事で大ダメージコンボが発生し、また、そのボーナスとして新たなトラップを作成出来たり、作品によっては新しい部屋を使用出来るようにもなる為、プレイヤーは必然的にトラップコンボを狙うようになる。見た目にもわかりやすく凶悪なヒトコロスイッチの一例である。
メタルギアソリッドⅤ グラウンドゼロズ
2014年3月に発売されたMGSⅤ:GZでは、ヒトコロスイッチに使われるものが敵兵と爆薬だけでなく自由に操作できる乗用車や装甲車などが加わり、KONAMI独自開発の「FOX ENGINE」が使われたことにより物理演算が改良され、その影響から爆発後の動きにも改良が加わった。
特にみんな大好きC4爆弾を乗用車、装甲車などに複数装着し爆発させる(俗に「C4ブースター」と呼ばれる)と、今までのMGSシリーズでは見られないほどのダイナミックな動きをつけることが出来、見た目の派手な演出に一役買っている。その動きは乗り物を停める位置(特に角度)と爆薬量によっては空へ飛ばすことさえも可能になっている。
現在開発中であるMGSⅤ:TPPではGZよりも更にマップ、ギミックなどの内容が増した作品になり発売されるという話になっているので、今後発売された後に活躍するヒトコロスイッチ職人に期待できるだろう。
元祖ヒトコロスイッチ
このように、MGS4のプレイ動画等で一躍有名となった"ヒトコロスイッチ"だが、実はその元祖とも呼べる動画が存在する。FPSゲーム「Half-Life2」のプレイ動画「ハーフライフでピタゴラスイッチ」シリーズがそれ。
こちらでは「Source Engine」に搭載された物理エンジンをフル活用し、非常にリアルな物理現象に則ったヒトコロスイッチが作り出されているようだ。実際の制作ではグラビティガン(本来、危険物を安全に運ぶ為に作られ、"近くの物体に作用する重力を操作出来る"武器。物を積み上げたり並べたり吹き飛ばしたり、用途は様々)をはじめ、様々な道具・武器を活用する事で大規模なヒトコロスイッチを作ることが可能となっている。
装置内に組み込まれてしまった人物が微動だにしないという特性から、MGS4でのヒトコロスイッチよりも随分とシュールな雰囲気が増しているのが特徴である。
余談
skate3の実況動画を挙げているシモエル氏もゲーム内で物理演算を利用してNPCを倒しており、それが行われる回にはヒトコロスイッチというタグが入っている。
関連動画
関連商品
関連項目
- 9
- 0pt