ビッグバンドとは、ジャズの演奏を主体する音楽編成の一種、もしくはこうしたバンドが演奏するジャズ音楽のことである。前者を「ジャズ・オーケストラ」、後者を「ビッグバンド・ジャズ」「スウィング・ジャズ」と称する場合もある。
また、格闘ゲーム「スカルガールズ」に登場するプレイアブルキャラクターにも同名のキャラクターがいる。そちらのキャラクターについてはこちらの記事で→skullgirls
概要
時々吹奏楽と混同されることもあるが、大きく異なるのは指揮者の有無と編成である。多少の差異はあるが、ビッグバンドの場合はサックス、トランペット、トロンボーン、ドラム、ベース(コントラバス)、ピアノの楽器編成で成り立っており、演奏者は15人前後である。指揮者の代わりにドラムやコンサートマスターがリズムを合わせる場合が多いが、それ以上にメンバー同士の息のあったチームワークが重要視される。
一口にビッグバンドと言ってもかなり広義的な意味を持っており、演奏する曲もジャズだけでなくラテンやビバップまで多岐にわたる。さらに使用する楽器についても、クラリネットがメインとなる「シング・シング・シング」のように上述の楽器編成にとらわれない場合も少なくない。
有名なビッグバンド楽団としては、グレン・ミラー、ベニー・グッドマン、デューク・エリントン、カウント・ベイシーなどが挙げられる。彼らの代表曲は日本の吹奏楽でも演奏されており、非常に馴染み深いものが多い。東京ディズニーシーのブロードウェイシアターで公演されている「ビッグ・バンド・ビート」は、プロのビッグバンドによる生演奏が聴けるのでお薦めしたい。
日本国内においては吹奏楽が盛んなこともあり、老若男女問わず様々なバンドが活動、各種コンサートやコンテストが開催。特に山野ビックバンドジャズコンテストは歴史あるコンクール。毎年全国の大学バンドが熱演を繰り広げるビックバンドコンテストの日本最高峰として知られている。
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