シャーク!
ビッグ・ジョーズとは、アニメ・漫画「遊☆戯☆王ゼアル」に登場するカードである。
概要
シャークこと神代凌牙が使用するモンスター。レベル3、水属性・魚族、ATK/1800、DEF/300、アニメ版では、通常魔法が発動されたターンに手札から特殊召喚できる効果を持つ(漫画版ではテキスト欄に何も書かれていないので、効果を持っているかは不明)。
(アニメ版において)元々は「神代凌牙」が父からもらったカードの1枚。「凌牙」が「璃緒」を庇ってけがをした際に「凌牙」の血がこのカードについてしまったが、その後も使用していることから、きれいに拭きとれたらしい。父親思いだった「凌牙」は自らのけがよりカードを汚したことを心配していた。
シャークにとっては思い入れのあるカードであり、事故で他界した父の形見のカードでもあるはずだが……。
作中での初登場はVS鉄男戦。
「スカル・クラーケン」とともに「潜航母艦エアロ・シャーク」のオーバーレイ・ユニットとなった。
その時の状況ならこのカードのダイレクトアタックでも勝てたはずだが、それをしなかったのはやっぱりエースモンスターで決めたかったからなのだろうか。
その後、VS遊馬戦(1回目)で登場。
通常召喚された後、「アクア・ジェット」(漫画・アニメ版)のマジックコンボで強化され「ズババナイト」を戦闘破壊した。除外なんてされませんよ。
その後、攻撃力が戻ったところに「ワンダー・ワンド」で強化された「ガガガマジシャン」の攻撃を受けるが、「ポセイドン・ウェーブ」(「ゼウス・ブレス」・「ポセイドンウィンド」)で見事にガード。そして「スカル・クラーケン」とともに「No.17 リバイス・ドラゴン」のオーバーレイ・ユニットとなった。
その後、リバイス・ドラゴンの効果のコストとして墓地へ送られ、「浮上」で特殊召喚された後、「ジョーズマン」のアドバンス召喚のためにリリースされた。
その後もアニメ版のシャークのデュエルで登場している(ただし、VSカイト戦では手札・墓地コストとしての利用のみ)。しかし、VS遊馬戦以降、攻撃することもなく、効果も使用されず、オーバーレイ・ユニットとなっていることが多かった。
VSⅢ戦でようやく効果を使用。
「下降潮流」を発動したターンに自身の効果で特殊召喚された。ひっそりとⅢのフィールド魔法「深海の王国-サンケン・キングダム」の効果を受けて攻撃力が上がっていたが、特に攻撃することもなく「ハンマー・シャーク」とともに「ブラック・レイ・ランサー」のオーバーレイ・ユニットとなった。
VS遊馬戦(3回目)では久々に攻撃、「ガガガマジシャン」を戦闘破壊した。その後、除外されることなくエアロ・シャークのオーバーレイ・ユニットとなった。
攻撃、効果の使用をしなかったのはOCGとのつじつま合わせのためかと思われていたが、特にそういう意図はないようだ。OCGとアニメは別物、と割り切っているのかもしれない。
「No.32 海咬龍シャーク・ドレイク」をシャークが入手して以降は、ランク4であるシャーク・ドレイクのためにレベル4モンスターをそろえることが多くなったこともあり、レベル3であるこのカードの出番は減っている。
それでも時折登場しており、VSクラゲ先輩戦では「アトランティスの威光」によってレベル5となることで「No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ」のオーバーレイ・ユニットになっている。
攻撃名は「ビッグマウス」。big mouthは「おしゃべりな人」などを意味する。また、日本語では「大口をたたく人」を意味して使われる。この場合は単に大きく開けた口ということかもしれない。
ちなみに、アニメ公式サイトの「モンスター・エクシーズ図鑑」では、「潜航母艦エアロ・シャーク」の必殺技名が「ビッグ・マウス」とされていたことがあった(現在は修正されている)。
カード名のジョーズ(jaws)は、英語で顎を意味する(jawsは複数形で、単数形はjaw)。本来はサメの意味などないのだが、ピーター・ベンチュリーの小説作品、およびそれを基にしたスティーヴン・スピルバーグ監督による映画作品『jaws』が非常に有名になったことから、ジョーズといえばサメというくらいに意味が定着することとなった。
遊戯王OCGでは昔からサメモンスターがいろいろと出ているが、「ジョーズ」とつくものはこのカードが出るまで存在しなかった。
扱いやすい効果と、レベル3、攻撃力1800という能力から、攻撃力の低めなシャークさんのデッキではアタッカーにエクシーズ素材にといろいろな場面で活躍できるカード。
当然、現実でシャークさんのデッキを組む人はほしいカードなのだが……。
大事な効果ってのは、失ってみるとわかるんだよ、その本当の価値が!!!
遊戯王ZEXALとしての最初のパック、「GENERAITON FORCE」(2011年4月16日発売)でOCGに登場。VS遊馬戦(1回目)で登場したカードの多くがこのパックでOCG化された。
効果モンスター
※「GENERATION FORCE」収録のカード(GENF-JP005)による
星3/水属性/魚族/ATK 1800/DEF 300
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時にゲームから除外される。
アニメ版のメリット効果はなくなり、代わりに攻撃後のバトルフェイズ終了時に除外されるデメリットが付加された。同パックで登場した除外に関する効果を持つモンスターを意識したのだろうが、それらとは違い自力では帰ってこれない。
レベル3で攻撃力1800は「ジェリービーンズマン」より高い数値である。「レベル制限B地区」などのロックをすり抜けて攻撃可能。
しかし、攻撃後の除外はあまりにもデメリットが強すぎる。
このカードを使うなら、除外されるデメリットを生かす必要があるだろう。
GENFで登場した除外に関する効果を持った魚族・海竜族・水族のデッキ(通称【除外海産物】)なら、除外されるデメリットを生かせる。しかし、自身の効果で帰ってこれないため、扱いにくい。「フィッシュアンドキックス」や「ギョッ!」、「虚空海竜リヴァイエール」などを使用する場合は帰ってこないことがメリットとなりうるため、それらを使用する場合は採用できる。
シャークさんの使用カードであれば、「フィッシュ・レイン」などとの相性がいい。また、OCG版のエアロ・シャークともそれなりに相性がいい。
「DUEL TERMINAL -星の騎士団 セイクリッド!!-」で再録された。
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