「昔さ、ニュータイプって、モビルスーツに関してはスペシャリストがいたよな。
そういうのって大概個人的には不幸だったんだよな?」
ビルギット・ピリヨとは、劇場アニメ『機動戦士ガンダムF91』に登場した架空の登場人物である。CV:塩屋翼。
概要
スペース・アークにやってきた若いパイロット候補生。搭乗する機体は連邦軍量産MSヘビーガンである。
シーブック・アノーに遠回しに皮肉を言うなど斜に構えたところがあるが、一方でシーブックのF91の火力と機動力の高さに着目して自ら牽制になると言って行動に移す柔軟なところがある。
スコアはエビル・Sの1機と無人の親バグ・子バグの4機程度。決してたいした数では無いが、他の一方的にやられる連邦軍パイロットよりも多い。クロスボーン・バンガード軍の機体より劣る性能のヘビーガンでは十分な活躍であろう。
ラフレシア・プロジェクトにおける正体不明の兵器バグのフロンティア1襲来に当初「勝算はあるのかよ!」と弱気であった。
シーブックに対して「彼女(セシリー)を盾にしろ!」と言う手段を選ばないような発言に対してファンから批判される事があるが、投降してきたアンナマリーを密かに疑っていたり、セシリーもまた疑っていた可能性や味方信号が出せるビギナ・ギナなら攻撃してこないと判断した可能性も十分ある。
市民を虐殺するバグを目の当たりにして頭に血が上ったのか、ヘビーガン単機でバグの群れに突っ込み奮戦するも、親バグ・子バグの理不尽な集中攻撃により戦死する。22歳であった。
とっさの判断でビームサーベルを振り回し、シーブックもビルギットが散った後に真似するなどシーブックに少なからず影響を与えている。
民間人を殺すことに特化した残酷な無人兵器であるバグを見たときの憤りの台詞「人間だけを殺す機械かよ!」はファンにも有名で、「○○だけを殺す機械かよ!」などと改変されたりネタにされている。
また、本記事冒頭の台詞も「昔さ、ビルギットって、バグに殺されることに関してはスペリャリストがいたよな」と改変され、バグに殺される事をネタにされる。
決してイケメンでは無い三枚目キャラで皮肉を効かせているあたり、「幸運が足りなかったカイ・シデン」や「サナリィ製の機体くらいに乗れてたら強かったのでは」などと議論するファンも少なくない。
余談だがボンボンの四コマ漫画でトビアがクロスボーンガンダムのドクロ部分を復元したらビルギットそっくりでキンケドゥ(シーブック)が驚くオチもあったりする。尚、公式設定では無いギャグ漫画なので注意されたい。
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関連項目
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