ビルバイン単語

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ビルバインとは、アニメ「聖戦士ダンバイン」に登場するオーラバトラー（機動兵器）である。

概要

「聖戦士ダンバイン」ストーリー中盤からラストにかけて、ダンバインに代わって登場したオーラバトラー。ナの国が、真の聖戦士のために開発した、オーラバトラーの最高到達点の1機である。
ビルバインが初登場した29話からは、OPアニメもビルバインや黒騎士が登場するものへと変わっていった。

オーラバトラーの標準装備であるオーラソード、ワイヤークローに加え、背面に備えたオーラキャノン、そして他のオーラバトラーには装備されていない新兵器として携行用の銃剣型兵装・オーラソードライフル（オーラビームソード）などの強力な武器を備えている。
さらにはウィングキャリバー形態（オーラバトラーを戦地まで輸送する目的のオーラマシン。ガンダムシリーズでいうサブフライトシステムに相当）への変形も可能で、これによって味方の機体を搭載し前線まで移動する事も可能。ちなみにビルバインは作中のオーラバトラーで唯一、変形機構を備えた機体でもある。
上記の通り他のオーラバトラーとは一線を画した機動力とパワーから、生産性を度外視して製作された機体。しかし性能を最大限に発揮するには強力なオーラ力が必要不可欠であるため、誰にでも乗りこなせるわけではなく、本編でも実質的にショウ専用の機体として扱われている。

作中では初陣でアレンが搭乗するビランビーをアレンごと撃墜してみせたばかりか、以降のストーリーでもドレイク軍の軍勢を次々倒していくが、ハイパー化を果たしたジェリルのレプラカーンに握り潰されそうになったり、ショウ自身のオーラ力でハイパー化してしまいそうになる事もあった。
最期はドレイク軍との最終決戦にて黒騎士が駆るガラバの攻撃で、右腕、左足、そして上半身を破壊され大破。

名前の由来は『番組後半の主役オーラバトラーとして、物語をビルド（build＝構築）するダンバイン』の意から。

「スーパーロボット大戦シリーズ」「Another Century's Episodeシリーズ」などのゲーム作品でも、ダンバイン以上の戦闘力を、そして登場作品によってはゲーム中でも屈指の戦闘能力を誇る機体として多くのプレイヤーがビルバインで暴れまわった事だろう。
特にスパロボシリーズの場合、圧倒的な回避能力（+分身回避）と格闘戦の強さから、運用次第ではビルバイン1機で大勢の敵を相手に囮役を務めるどころか無双プレーが実現可能な作品も少なくないため、他の味方機体と比較してもトップクラスの性能を持つことが多い。気力が上がって分身回避やハイパーオーラ斬りが解禁されたビルバインの強さは、圧巻の一言である。

また「第4次スパロボ」ではアレンが搭乗し敵として出現する。

派生機

• ヴェルビン
  出展作品：AURA FHANTASM
  アの国製ABであるダンバインから連なる高速型ABの究極系とされるAB。
  ビルバインがスポンサー側の要望でメカニカルな見た目にされた物を、世界観に馴染むように生物的な見た目に戻したような機体。
  ビルバインとの違いはビームライフルやキャノンは搭載されておらず、オーラソードのみというサーバインと同様の武装に変更されており、更に色合いはデフォルトが迷彩カラーとなる。
  後にロボット魂で発売された際に、ビルバインと同じ赤白の「ナの国近衛騎士団長仕様」が設定された。
  スパロボにも数十年の時を経て参戦。ショウ・ザマのビルバインを上回る火力を持った後継機として登場する。反面上記の通り火器を持ってない上変形出来ない為汎用性は劣るという使い分けになっている。
• ゼルバイン
  出展作品：聖戦士伝説
  ナの国製ABビルバインをベースに開発された量産型。
  見た目はビルバイン＋ダンバインといった趣で、やはりビルバインのメカメカしい所をダンバインのような生物系のラインに変更されている。色は青。
  武装面はヴェルビンよりもビルバインに近くライフルとキャノンを備えているが、ウィングキャリバーへの変形はオミットされている。
  PSソフト「聖戦士伝説」にのみ登場したオリジナルABだったが、こちらもロボット魂でフィギュア化された。

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関連項目

• 聖戦士ダンバイン
• オーラバトラー
• ダンバイン
• ショウ・ザマ
• オーラ力
• ロボットの一覧

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