- ビームとは同じ方向に運動する粒子の集団が成す流れである。
SF世界ではレーザー兵器と並んで非常にポピュラーな兵器であり、ビームといえば未来の兵器といったイメージを抱く人も多い。
2.漫画「チェンソーマン」に登場する魔人。ここでは特に触れない。
概要
ビームを構成する粒子としては、荷電粒子(電子やイオンなど)と中性粒子(中性子など)に大別できる。
また、十分に波長の短い電磁波は粒子的に扱えるため、「光子ビーム」といった使い方もOKで、ビームライトやハイビームなど身近なビームもある。
ビームとレーザーは似たもののように使われるが、レーザーは発生装置のことであって光線のことではなく、レーザー光は光子の流れであるのでビームであると言える。つまりビーム⊃レーザー光の関係にある。
ビームとレーザー(正確にはレーザー光)の明確な区分けは次の通り。
Q:レーザービームは?
→google先生に聞いても物理的な定義や解説が引っかからなかったので正直よくわからん。上位にヒットするのがほとんどイチロー関連なのは仕方ないね。少なくとも厳密な科学の場で使われる用語ではなさそうである。
本来の「レーザー」は、光線の発生装置を表す言葉(Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation)であり、「レーザービーム」はレーザー光のみを表す場合に使われる。
なお、Perfumeによる楽曲としてレーザービーム(Laser Beam, 2011年)が存在する。
創作においては超兵器のビーム銃等だけでなく、エネルギー的で飛んでくモノ=ビームのような、ゆるーい使われ方もされている。
どう見ても球形だけどビーム。どう見てもうねってるけどビーム。気にしたら負けである。
架空兵器として
先述の通り、そもそもビームという単語自体は直進する粒子の集団の流れを指し、これを生成する装置のことではないが、SF作品などでビームという単語が多用された為に定着した。
単純にビーム粒子を弾丸として運動エネルギーを対象物にぶつける方式や、対象物に触れたビーム粒子が更に何らかの反応(例えば陽電子などの反物質による対消滅)を起こすことを期待する方式が考えられる。
例えて言うと前者は大砲から射出された砲丸、後者は大砲から射出された爆弾のようなものと考えるとわかりやすいかも。
現実世界でのビームは、専ら荷電粒子を加速器で加速して作り出すが、この方式でSF兵器としてのビームを実現するには、kmレベルの大型の加速器と莫大な電力を調達する必要がある。
有名なビーム
・ビームライフル(ガンダムシリーズ)
恐らくビーム=荷電粒子というイメージを一般的にしたのはこの兵器である。
ただし、ガンダムでは「ミノフスキー粒子」という架空の粒子を圧縮・縮退した「メガ粒子」が大抵であり、ガンダムシリーズで荷電粒子のビームライフルが使われているのは新機動戦記ガンダムW等である。
・Eva専用改造陽電子砲、又はポジトロン・スナイパー・ライフル(新世紀エヴァンゲリオン)
ヤシマ作戦でラミエルに対して使用された陽電子砲。新劇場版では「大出力型第二次試作自走460mm陽電子砲」と名前が変わる。
・コピー能力:ビーム(星のカービィシリーズ)
星のカービィおなじみのコピー能力の一つ。ワドルドゥを吸い込んで会得することができる。光を前方に拡散して攻撃し、チャージして強力な光の弾にしたり、敵を掴んで吹っ飛ばしたりすることができるが、他作品のビームと違い原理は不明(細かいことは気にしたら負け)。
上述のとおりビームとは粒子の集団の流れだが、SF世界には何の粒子なのかよくわからないビームも多い。あまり深く考えないで楽しもう
関連動画
右はビームといっているが、上記定義からするとレーザーに近いかもしれない。
関連項目
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