ピエール瀧とは、フランケンシュタイン似の、ミュージシャン、タレント、俳優である。電気グルーヴのカオゲルゲの方。
概要
人生、電気グルーヴに所属し、「担当パートは『瀧』」と言わしめる独特の存在感でバンドを支えている。自称「楽器の弾けないミュージシャン」(実際はシンセサイザー、サンプラー等の機材を所持、制作環境もある)。電気グルーヴではボーカル以外に映像関係のパートも担当している。
芸名の由来は「英語圏の人名を冠した日本人ミュージシャンは数多くいるが、フランス語圏の人名を冠したミュージシャンは少ないから面白いのでつけた」とのこと。当初は「ピエール畳」(「畳」は人生時代の旧芸名「畳三郎」に由来)と名乗っていたが、偶然スポーツ新聞で目にした「NOKKO、SHAKEと婚約」という意味のわからない見出しに衝撃を受け、さすがに人名だとわかる名前にはしておこうという事から現在の芸名となった。
その後も、「ポンチョ瀧」「ピエルー瀧」など、いくらか(悪戯半分で)芸名を変えることがある。に2019年には、30周年を迎えた電気グルーヴでの活動においての「ウルトラの瀧」(命名:石野卓球)の名前を使用していた。
経歴
顔がそっくりだという姉の音楽の趣味の影響からYMOやKraftwerkと出会いテクノポップを聞き始める。
高校時代は野球部に所属し、先輩からは「顔」というアダ名で呼ばれていた。
野球少年だった彼の運命を変えたのが、友達の紹介で知り合った石野卓球との出会い。その初対面の席で卓球にかけてもらったNew Orderの「BLUE MONDAY」に衝撃を受ける。以降卓球の家に出入りするようになり、意気投合。卓球がリーダーだったコミックテクノバンド「人生」に参加(当時の芸名は「畳三郎」)。ドラえもん、ゴルゴ13、バカ殿様などのコスプレでステージを大暴れした。
その様々なパフォーマンスにより、瀧が次第に目立ってきたことから、他メンバーの嫉妬により「人生」を一度クビにされかけたことがある。なおこの頃の自身の持ち歌に「俺が畳だ!殿様だ!」がある。
一度は医療系の専門学校に進学したものの、ドラクエ2のやりすぎでやる気が失せてそのまま退学。人生解散後に結成した電気グルーヴに引き続き参加し、現在に至る。
ミュージシャンとしての活動の傍ら、近年では俳優としての活動も行なっている。これでも大河ドラマ(『龍馬伝』『いだてん』)と連続テレビ小説(『あまちゃん』)の出演経験がある。つまりNHKの朝と夜の「顔」である。ディズニー映画(『アナと雪の女王』)にも吹き替えで出演している。
2019年3月12日、コカインを使用していたとして麻薬取締法違反の疑いで関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕された。電気グルーヴ30周年ツアー中の出来事であった。多くの作品に出演している大物俳優であるだけに、出演作品や芸能界への影響は計り知れない。
補足
- 「楽器の弾けないミュージシャン」を自称している瀧だが、電気グルーヴでは何曲か作曲している。そのうちの一曲である「富士山」はライブで毎回クライマックスに演奏される電気の代表曲の一つに数えられている。→/^o^\フッジサーン
- 「ポンキッキーズ」に殿様のコスプレで登場したり、東京ガスのCMで織田信長役で登場したりと、やたら殿様と縁が深い。ついでに軍服も似合う。
- 電気グルーヴになって以降もコスプレは不定期で行なっており、30歳の記念に綾波レイ、36歳の時にはトトロ、近年も初音ミクのコスプレを披露してファンを爆笑の渦に巻き込んだ。
- ゲーム好きでも有名で、グルーヴ地獄Vとバイトヘル2000の監修をやったり(グルーヴ地獄Vは電気グルーヴ名義)、SIREN2に俳優として出演したりしている。
- 高校卒業直前に阪神タイガースの入団テストを受けた経験もある(ただし、動機は冷やかし程度のものであり、結果は言わずもがな)。
- 大槻ケンヂ、伊集院光と親交が深い。
- 既婚。顔のそっくりな娘がいる。自身が曜日パートナーを務める「たまむすび」(TBSラジオ)に出演したこともあり、その際にには「エリザベス瀧」という芸名で登場している。
- ピエール瀧生誕30周年パーティーを開いた際に出席者への引き出物として制作されたパフォーマンス映像作品「ピエール瀧の体操30歳」を皮切りに、以降「36歳」「42歳」と6年周期で続編を発表し続けている。
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関連項目
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