ピクトチャットとは、任天堂の携帯ゲーム機・ニンテンドーDSシリーズに搭載されている通信お絵かき機能である。
概要
ニンテンドーDSのタッチスクリーンを使い、絵や文字を書いて互いに送受信できる機能。後述のように機能は少なく、きちんと絵を描くというよりはタッチスクリーンを使ったコミュニケーションを目的としたツールである。
タッチスクリーン画面の上半分が描画領域、下半分がキーボードになっていて、ひらがな・カタカナ・英数字・記号が入力できる。なお英数字・記号に関しては、ニンテンドーDSでサポートされている英・独・仏・西・伊の各言語で使われる「á」「œ」「ç」「ñ」「ß」「¿」「€」などのアルファベットや記号の入力も可能である。
ペン・消しゴムは太・細の2種類。ニンテンドーDSおよびニンテンドーDS Liteでは白黒のみだったが、ニンテンドーDSiではカラーペンが追加された。なおDSiで描かれたカラーの絵などは、DSおよびDS Liteで受信してもカラーで表示される。直線・円・矩形・塗りつぶしなどのツールはなく完全フリーハンドのみなので、精密な絵を描くには不向き。またアンドゥ機能は搭載されていない。
自分や他人が描いたものをコピーして新たに描き加え、パラパラマンガを作ったりもできる。
2008年頃、このピクトチャットを鬼ごっこに導入して遊ぶ子供達が現れた。ただ隠れる・鬼から逃げるだけでなく、情報戦の概念として利用した事が任天堂の耳にも入り「新しい遊びの形として大いに歓迎したい」とのコメントをしている。日々新しい遊びを追求する任天堂よりも一枚上手だったのが、主なターゲットである子供達だったというなんとも微笑ましいエピソードであった。
他のゲーム内でのピクトチャット
- ゲーム「だれでもアソビ大全」にはカラーペンつきのピクトチャットが搭載されている。
- 「大乱闘スマッシュブラザーズX」では、ピクトチャットをモチーフにしたステージが採用された。普段はまっ平らなステージだが、突然何かが落書きされて地形やトラップになるステージ。詳しくはこちら。
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関連項目
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