ピサの斜塔とは、イタリアにあるピサ大聖堂の鐘楼であり、その名の通り傾ていることで有名である。
概要
ピサの斜塔は、世界でもっとも傾いている建物としてギネスブックに登録されていた(2009年にドイツにある教会の尖塔「ズールフーゼンの斜塔」にとってかわられ、さらに、2010年には、アラブ首長国連邦アブダビにあるキャピタルゲートビルがギネスブックに登録された)世界遺産であるが、建造当時から傾いていたわけではない。
最初は普通に立てたものの地盤が非常に柔らかく、そのせいで徐々に傾いてきてしまったというのが現状である。
過去、何回かに及ぶ修復工事で2018年現在ではこれ以上傾く心配はない、とされている。
上記したように、一時期はあまりにも傾きすぎたために修復工事がなされ、見学ができないこともあったが(1990年から2001年まで)現在は見学が可能である。しかし、屋上はあまりも狭いことから、入場制限がされている(通路が狭いために大きな荷物を持ち込むこともできない)
また、一説においては、地動説で有名なガリレオ・ガリレイが重力の実験をこの斜塔において行ったと言われているが、創作との説もあり真偽のほどは定かではない。
ちなみに「鐘楼」とはいうものの、実際に鐘を鳴らすと塔に負担をかけてしまって危険なため、
スピーカーにて鐘の音が流されている。
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