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ピンチランナーとは、
2の概要
2000年5月20日に公開された映画。上映時間は107分、配給は東映。主題歌は「ナチュラル～抱きしめてこのままで～」。第24回日本アカデミー賞の新人俳優賞・話題賞を受賞した。
当時一世を風靡していたモーニング娘。が主演であり、中澤裕子、安部なつみ、飯田圭織、保田圭、矢口真里、後藤真希、市井紗耶香が出演している。少女漫画的な恋愛映画で、駅伝という目的を掲げながら女子校の陸上部と男子校生徒の間で恋慕する。恋愛物でありながら陸上自衛隊勝田駐屯地が協力している。
撮影はひたちなか市を中心に行われ、ピンチランナー撮影のためだけに一度限りの「ひたちなか全国少女駅伝」を開催。大量のエキストラが公募され、実際に走っている。撮影にはかなりお金を掛けていたようだが、肝心なモー娘。メンバーが大根役者であり、演技の拙さが際立ってしまった。また製作陣の技量も低く、画面の中にカメラ機材やスタッフが映り込む致命的ミスをやらかしている。それもそのはず、監督は後に実写版デビルマンを撮影した那須博之氏である。そのせいか「みんなのシネマ」でワーストランキング入りを果たし、映画館はガラガラだったという…。
ちなみに当時放送中だった特撮ドラマ「仮面ライダークウガ」と撮影地がブッキング。episode16「信条」の終盤、メ・ギャリド・ギが爆発四散するシーンの前後との事。互いに気を使いながら撮影したとか。またクウガ側の渡辺勝也監督はモーニング娘。のファンで、これがきっかけになったのかepisode27でモー娘。の曲を劇中に流している。他にも2020年10月11日に放送された「魔進戦隊キラメイジャー」のサブタイトルが大ピンチランナーであり、陸上部の女性選手が(敵の罠で強制的に)走る内容だった。キラメイジャーは古い作品をもじってサブタイにする事が多く、おそらく本作をパロディしたものと思われる。
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