ピークシフト(peak shift)とは、電力需要が集中する時間帯の使用を避ける事で電力消費の使用曲線を平準化しようとする方策の一つである。電力以外にも通勤ラッシュの緩和策などで使われる概念。
概要
夏場、電力の消費量は朝6時から急上昇し、11-17時にかけて最大となる。電力使用のピーク時間帯になるべく電力を消費しない事でこうした電力需要の偏りを平準化し、電力供給を安定化する事が期待できる。
最も有効な手段の一つは大型のバッテリーなどに夜間蓄えておいた電力を使ってピーク時間帯の電力を賄う事だが、蓄電装置の価格がネックとなり長年普及を阻んできた。更に東日本大震災による原発の稼働停止を受け電力各社が深夜料金プランへの新規加入を制限しているため、夜間電力の蓄電による経済的メリットは薄まって来ている。
一方ノートPCはここ数年で総じてバッテリー稼働時間が大幅に増大したためピークシフトに対応した利用を行ってもパフォーマンスにそれ程支障をきたさなくなっており、近年ではピークシフト機能を備えた機種も発売されている。
リンク
関連項目
- 電力
- 節電
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