本作は開発開始から現在まで実に10年が経過しており、その間に「キングダムハーツ3」(KH3)の開発に専念するため野村哲也がディレクターから降りたり、プラットフォームが第7世代から第8世代に移行したりした。そのため、過去に(特に2013年以前に)公表されたゲームデザインは一部変更されている。 本記事の記述には古いものも含まれているが、それらが現在も引き継がれているか、すでにボツになっているかは不明である。その点に留意して閲覧していただきたい。 |
このゲームは一定の条件にて動画サイトへの投稿が許諾されています。 詳しくは以下の項目をご覧ください。 |
『ファイナルファンタジーXV』 (FINAL FANTASY XV)とは、リリースから5年以上経過した現在でも
国産ソフトである、様々な解像度に対応しているといった理由から圧倒的シェア率を誇るベンチマークソフトである。スクウェア・エニックスの販売するRPGゲームである。
対応プラットフォームは、Playstation4 / Xbox One / PC。
なお、動画タグとしては「FF15」「ファイナルファンタジー15」の方が多い。
概要
王国ルシスと、帝国ニフルハイム──長きに渡った二国間の戦争が終わろうとしていた。停戦協定の調印式を数日後に控えたルシスの王子ノクティスは、友人と共に王都を発つ。和平の証として、帝国属州テネブラエの令嬢ルナフレーナと結婚式を執り行うことになっていた。
しかし調印式当日、ニフルハイムはルシスを裏切り王都を襲撃する。ラジオの報道は、ルシスの象徴であった『クリスタル』が帝国の管理下に置かれたことと、ノクティスの父である国王レギスと婚約者のルナフレーナ、そしてノクティス自身の訃報をしきりに伝えていた。
故郷の平和が一夜にして崩れ去り、ノクティスには三人の仲間と父の愛車だけが残された。情報が錯綜する中で、それだけが確かな現実だった……
ゲーム情報 | |
---|---|
ジャンル | RPG |
開発元 | Square Enix |
販売元 | Square Enix |
機種 | Win PS4 XB1 |
発売日 配信日 |
2016年11月29日 2018年3月7日 (PC) |
価格 | \ 8,580 (Steam) |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
初期発表時のタイトルは『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』 (FINAL FANTASY Versus XIII)であり、Playstation3向けに開発されていた。
初めて発表されたのはE3 2006であり、『FFXIII』と対をなす、続編や外伝ではない正式な『FF』ナンバリングタイトルとされていた。しかし、『XIII』の発売やその続編の展開までもが進む中、一向に発売時期などが具体的に発表されないまま実に7年が過ぎ、本格的な続報が発表されたのはE3 2013となった。このとき、対応プラットフォームもPS3独占からPS4・Xbox Oneに変更された。
2016年9月30日発売予定だったが延期され[1]、最終的な発売日は2016年11月29日となった。
2017年8月には、解像度4K/8KおよびHDR10に対応した、PC版が発表された。Windows対応のSteam版とOrigin版は2018年3月の発売となった。
FF15体験版 - EPISODE DUSCAE
2015年3月19日発売『ファイナルファンタジー 零式HD』に付属する体験版。パッケージ版(初回特典付き)にはFF15体験版を落とすためのDLコードがついてくる。DLコードの有効期限は発売後1年だが、体験版自体はいつまでも遊べる。FF零式HDのDL版購入の場合、配信開始から約2ヶ月間、FF15体験版も一緒にダウンロード(個別にDL可)できるようになっている。
- 配信される地域はダスカ地方というエリアの、そのまた一部。そのダスカ地方も、製品版のワールドマップの10%にも満たない面積。
- プレイ時間はクリアまで3時間ほどのボリューム。クリア後に開放される要素もある。
- 一部機能は制限されているが、戦闘、装備、探索など、本作の感触をつかむのには充分。召喚獣も使用可能。
- 体験版のデータを製品版に引き継ぐことはできないが、ちょっとした特典は検討中。
発売日の数日後から5月19日まで、スクエニメンバーズ内でアンケートを実施していた。プレイしたユーザーからの意見・感想を聞き、開発チームで検討→反映するためであった。アンケート結果は公式サイトで公開予定とのこと。
そして、このアンケートやネットでの反響を元に、体験版のアップデートがなされた。
拡張 / DLC
名称 | 価格 | 通常版 | シーズンパス |
---|---|---|---|
FINAL FANTASY XV シーズンパス DLCをまとめて入手可能。 |
2,500円税 | - | - |
名称 | 価格 | 通常版 | シーズンパス |
---|---|---|---|
FFXV ホリデイパック(無料版) アクセサリーのセットとカーニバルチケットのパック。 |
無料 | ● | ● |
FFXV ホリデイパック+ アクセサリーのセットとカーニバルチケットのパック。 |
有料 | - | ● |
FFXV ブースターパック 武器と、釣りに役立つアイテムが入ったパック。 |
無料 | ● | ● |
FFXV ブースターパック+ 武器と、釣りに役立つアイテムが入ったパック。 |
有料 | - | ● |
FFXV エピソード グラディオラス グラディオラスにフォーカスしたエピソードを収録。 グラディオラスを操作可能。 |
500円 | - | ● |
FFXV エピソード プロンプト プロンプトにフォーカスしたエピソードを収録。 プロンプトが操作可能。 |
500円 | - | ● |
FFXV オンライン拡張パック:戦友 最大4人での協力プレイが可能なマルチプレイクエスト |
1,980円 | - | ● |
FFXV エピソード イグニス イグニスにフォーカスしたエピソードを収録。 イグニスを操作可能。 |
500円 | - | ● |
FFXV エピソード アーデン アーデンにフォーカスしたエピソードを収録。 |
926円 | - | ● |
Episode 外伝 アラネア「終わりの始まり」 アラネアにフォーカスしたエピソードを収録。 |
中止 | - | - |
Episode II ルナフレーナ「自由という選択」 ルナフレーナにフォーカスしたエピソードを収録。 |
中止 | - | - |
Episode III ノクティス「最後の剣」 ノクティスにフォーカスしたエピソードを収録。 |
中止 | - | - |
表示されている価格は単品購入する場合のもので、全て税別である。シーズンパスを購入すると単品で個別に買わなくとも全てのDLCが配信される。デジタルプレミアム版(プレミアム版と表記)は、本編にシーズンパスを併せたセット版である。
ホリデイパックとブースターパックは、無料版と有料版に分かれており、無料版は本編を購入していれば無料でDLできるが、有料版はシーズンパスまたはデジタルプレミアム版に含まれるため、有料版をDLしたい場合はシーズンパスかデジタルプレミアム版を購入する必要がある。
後に発売されたPC向けのRoyal Editionにおいては、全てのDLCおよび特典が同梱されている。
ポケットエディション
ゲーム情報 | |
---|---|
機種 | iOS / Android /PS4 / XB1 Nintendo Switch |
発売日 配信日 |
2018年2月29日 2018年9月7日 (PS4/XB1) 2018年9月14日(Switch) |
価格 | 2,440 (iOS/Android) 3,035 (PS4/XB1/Switch) |
その他 | DLC無し |
ゲームソフトテンプレート |
2018年2月29日にはスマートフォン向けの移植タイトル『FINAL FANTASY XV POCKET EDITION』が発売された。
スマートフォン向けに内容はアレンジされており、寄り道要素無しの一本道、デフォルメアレンジされたグラフィックと印象は大分異なったものとなっている。
同年9月には各家庭用ゲーム機にて、コントローラーに対応し大画面で遊べるようになったHD版も配信された。
作品内におけるボイスは全て本編からの流用となっているが、一部に新録されたセリフも存在している。
プレイ動画の投稿について
この作品はニコニコを含めた動画サイトへの動画の投稿が許諾がされている。
許諾の対象や範囲は明記されているため、これらを守らないものは許諾の対象外となる。
その他の詳しい規約についてはこちらを参照。 → ファイナルファンタジーXV 著作物利用許諾条件
投稿する際は以下の権利表記を「トップページ、もしくはフッターなどに、必ず以下の一文を掲載してください。」とのこと。(ニコニコ動画ならおそらく動画説明文の部分のこと)
また、ゲーム中のスクショや公式で配布されているファンキットなどの掲載には以下の権利表記が必要になる。
Copyright (C) 2016-2017 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
メディア展開
ゲーム作品としては非常に珍しく、発売前から多くのメディア展開がなされている。より多くの人に「据え置きゲーム」という垣根を超えて本作を知ってほしい、好きになってほしい、という思いからだとか。以下3つの派生作品に、無料体験版の「プラチナムデモ」を合わせて「ファイナルファンタジー ユニバース」と名付けられている。
なお、これらの派生作品は「さらにFF15を楽しむための入り口」であり、これらを体験しておかなくてもゲーム本編のプレイにはまったく支障はないとのこと。
- ●派生アニメ作品「BROTHERFOOD FINAL FANTASY XV」全5話が本編に先駆けて無料公開される。ノクト、プロンプト、イグニス、グラディオの少年期に焦点を当てたショートアニメーション。
BROTHERHOOD FINAL FANTASY XV Episode1 「Before the Storm」/ファイナルファンタジー15 (YouTube) - ●派生フルCG映画作品「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」も本編より早く全国ロードショー(7/9~)。本編で主人公たちが王都を離れている間に、王国で起こった出来事について描かれる。公式サイトはこちら。
- 「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」
- ●作中でプレイできるミニゲームをアプリ化したスマホゲーム「JUSTICE MONSTERS FIVE」(ジャスティスモンスターズファイブ、略称はジャスモン)が配信。公式サイトはこちら
「JUSTICE MONSTERS FIVE」 PV - ●製品版のプレイ動画が公開された。ゲーム開始直後から1時間のプレイ内容をほぼすべて見ることができる。ネタバレが嫌な方は注意。
- TGS2016が開幕中。最新ゲームトレーラーはこちら
【Youtube】 - ●ゲームプレイ動画も公開。
- ●FF15本編の前日譚を描いたフルCG映画が全国で上映されていた。詳しくは公式サイトで。
【映画予告編】 - ●無料体験版が配信中。オールクリアすると本編への引き継ぎ特典が発生するらしい。
詳細はこちら → 【プラチナムデモ】
コラボレーション
- ファッションブランド「Roen」とコラボレーション。
- メインキャラクターの衣装を、Roenのクリエイティブディレクター高原啓氏が新規デザイン。
- ゲーム内の衣装デザインの一部もRoenの既存製品から提供。
主要な登場人物
- ノクティス・ルシス・チェラム (Noctis Lucis Caelum) 声:鈴木達央
本作の主人公。クリスタルを守護する王国の次期国王になるといわれている青年で、通称ノクト。プライドが高い自信家である反面、照れ屋な性格でもあり、それ故に周囲からは冷たい印象を持たれることが多い。名前はそれぞれラテン語で『夜』『光』『空』を意味する。
王位継承者でありながらも自分のその血筋や身分に拘りを持たず親しい者には気さくに接する。
極度の寝ぼすけで、けたたましいアラームが耳元で鳴ろうとも絶対に目覚めない。寝起きも悪く、朝はご機嫌ナナメ。
高い身体能力に加え、王族のみが扱える力を秘めており、武器召喚や瞬間移動が可能に。使用武器は剣や槍など、たいていの物は扱える万能系。
趣味及び個人スキルはフィッシング。私服が思い切り釣り人ファッションだったり、釣り場に来ると「釣り釣り♪」とウキウキしだすなど、釣りを好んでいる。
- ルナフレーナ・ノックス・フルーレ (Lunafreya Nox Fleuret) 声:北川里奈
神と直接言葉を交わし、その力で世界の浄化を担う「神凪(かんなぎ)」の巫女。テネブラエ王国の名門「フルーレ家」の令嬢。 ノクトには「ルーナ」と愛称で呼ばれる仲で、幼少から交流がある。ストーリー冒頭ではノクトの婚約者。三日月のネックレスをしており、名前はそれぞれラテン語で『月の女神』『闇』『剣』の意。芯が強く、自分から行動する女性。
実はノクティスより4歳年上だったりする。
- グラディオラス・アミシティア 声:三宅健太
仲間の1人。ジャケットを羽織った大柄な男性。性格はノリのいい兄貴分といったところだが、実は結構神経質な一面もある。ノクトの幼なじみ。通称グラディオ。
筋肉質な身体から想像できる通り、4人の中でもずば抜けて高いHPを誇る。大剣を振り回すパワー型で、戦闘中はあまり動き回らず、タイミングを見計らって確実に大ダメージを与える。ノクトが敵にしつこく狙われていると挑発して「盾」になる。
趣味はキャンピングと読書。コールマンのキャンピング用品をこの旅にも持ち込んでおり、キャンピングの際には率先してテントを立てている。
カップヌードルが大好きで、カップヌードルについてはうるさい。
個人スキルは「サバイバル」。レベルが上がると戦闘終了時に様々な消費アイテムを入手できる。
- イグニス・スキエンティア 声:宮野真守
仲間の1人。眼鏡をかけた落ち着いた雰囲気の青年。ノクトの幼なじみで絆は固い。幼少の頃から彼の軍師として育てられている。
魔法が得意で、ナイフ投げもできる赤魔道士系。戦闘中はノクトのそばを離れず、同じ敵を攻撃し、ノクトの体力が大きく減ると背後に庇うなど、側近らしく立ちまわる。
車移動の運転手の他、本作の重要なシステムである「キャンプ(野営)」において、毎晩の料理を担当する。そのときに所持している市場で購入した食材や、モンスターから得た素材を使って、様々な献立を考えてくれる執事的存在。料理の腕はかなり高いらしく、食べた次の日は強力なステータス効果が付与される。エボニーコーヒーという苦いコーヒーが大好き。
- プロンプト・アージェンタム 声:柿原徹也
仲間の1人。明るく陽気な性格で、ムードメーカー的な存在。4人パーティの中で唯一の平民出身。趣味は写真撮影。
細身で引き締まった身体をしているが、小学生の頃はぽっちゃり体型の冴えないメガネ少年であった。同級生のなかで孤高の存在であるノクトに憧れ、彼と対等な立場の友だちになるためにダイエットを始めたという経緯を持つ。
銃火器で戦うガンナー。後方支援型で、仲間の援護に徹する。攻撃力は高くないが、標的の動きを数秒間止めるバインドバレットを持ち、体験版では重宝する。プレイステーションVRのDLCコンテンツ「VRエクスペリエンス」では、プレイヤーはプロンプトを一人称視点から操作し、ファンタジーなFPSを楽しめる。
趣味と個人スキルは子供の頃からの趣味である写真。レベルが上がると写真のバリエーションが増える。 - コル・リオニス 声:東地宏樹
ノクトの父に仕える親衛隊隊長。主人公たちのレギュラーメンバーではないが、旅の道中、彼らの支援のために一時的に共闘することも。 - イリス・アミシティア 声:潘めぐみ
グラディオの妹。快活な性格の美少女。幼少期のある事件がきっかけでノクティスを好きになる。 - アラネア・ハイウィンド 声:沢城みゆき
ニフルハイム帝国の准将。元傭兵の出身で、そのためか非常にビジネスライクで範囲外の仕事や残業はしないタイプ。
ハイウィンドの伝統に違わぬ槍使いの竜騎士キャラ。 - レギス・ルシス・チェラム 声:磯部勉
ノクティスの父でルシス王国の第113代国王。温厚な性格の名君。50歳だが、ある事情から実年齢以上に老けている。 - シドニー・オールム 声:嶋村侑
整備士のお姉さん。自動車での移動が主である主人公たちにとって重要な協力者。
あまりの大きさに上着のジッパーが上まで閉まらないおっぱいやらヘソやら美脚やら、底なしの色気を持つ。田畑D曰く、シドニー担当の開発者諸君がこだわりにこだわっているらしい。グラディオやプロンプトの誘い文句を華麗にスルーするが、ド天然なのか、いなし慣れているのか。 - シド・ソフィア 声:勝部演之
シドニーの祖父。自動車修理工場「ハンマーヘッド」の創業者。現在は仕事は孫に任せて事実上引退、悠々自適の日々を送る。
腕は鈍ってないらしく、特定の武器とアイテムを彼に渡すことで強力な武器に改造してくれる。
ノクティスの父レギス王とは古い知り合いで、30年前にレギス王が旅をしていた頃の旅仲間でもある。
ちなみにその時の武器は槍。それなんてシド・ハイウィンド? - アーデン・イズニア 声:藤原啓治
ノクティスたちの前に度々現れては旅の手助けをしてくれる。実は…
ゲーム内容と旅の流れ
- ロードなしでフィールド間や街を移動できるシームレスマップが導入されている(大きなエリア間の移動のみロードありになるかも)。また、ゲーム内に時間経過の概念があり、昼夜・天候がリアルタイムで移り変わり、冒険に大きな影響を与える。街で暮らす人々の自然な会話・行動、フィールドに生息する動物やモンスターのリアルな挙動・習性も特徴的。こうした、ゲーム内の世界とは思えないダイナミズムが魅力。
- 世界があまりにも広いため、移動手段が充実している。現在確定しているのは自動車、チョコボ、列車、船で、この他にもまだまだある模様。
- 夜は昼に比べて危険であり、また、主人公4人も我々と同じ生きている人間であるため、夜には「宿泊」して食事や睡眠を取る必要がある。本作最大の特徴であり、2014年公開のイメージボードでも4人がキャンプする様子が描かれていた。街のホテルや宿、ガソリンスタンドなどでの宿泊のほか、フィールド内に点在するキャンプ地での野営も可能。
- 宿泊最大の目的は経験値の精算。日中の戦闘で得た経験値はEXPテーブルに反映されず貯まっており、宿泊時に一気に反映される。また、このタイミングでオートセーブされる。能動的にセーブする機会はこの時のみ。
- 野営の場合はイグニスが手料理を振る舞ってくれ、食べた翌日はステータス効果(バフ)がキャラクターに付与される。料理はその時に所持しているアイテムから提示される複数の献立案から、プレイヤーがひとつを指定する。料理によってバフの内容が異なる。付与されたバフは時間経過で消滅する。ちなみに料理ひとつひとつにとっても美味しそうなCGイラストが用意されており、夜中にプレイしていると飯テロをくらう羽目に。
- ガソリンスタンドなどにある「レジャートレーラー」と呼ばれる宿泊施設に泊まる(ギルが必要)と、食事が取れずバフが付かない代わりに、得られる経験値にボーナスが付く。泊まる場所、泊まるタイミングにプレイヤーのプレイスタイルが色濃く出るであろう。
- 湖、池、川、海では釣りができる。釣った魚を上記の料理で使うことも可能。
- 街は世界各地にあり、それぞれがとても大きい。非常階段にすら登れるなど、探索の自由度も高い。街では前述のホテル宿泊のほか、レストランで食事、市場で食材調達、情報収集、武器防具資材の売買など、たくさんのことができる。
戦闘システム
- 開発初期では、主人公4人から3人を選出してパーティを組み、戦闘中にプレイヤーが任意で操作キャラを切り替える『FF零式』風のシステムが構想されていたが、現在は廃止されており、主人公4人で戦闘に立ち、プレイヤーが操作できるのはノクトのみ。
- アクションバトルの更に先をゆく、『アクティブクロスバトル(AXB)』。 攻・防・連 (攻撃、防御、連携)の流れを重視した、常に変化する戦況と、緊張感のある駆け引きが特徴。イメージとしては『KHシリーズ』が近いが、敵との攻防の激しさや連携攻撃の重要さは更にディープである。
- 魔法は「エレメント魔法」「王族の指輪による魔法」の2種類ある。(エレメントの方は恐らくFF7のマテリアのようなもの?)敵に向かって飛ばしてダメージを与えるただの攻撃手段ではなく、自然現象を操るようなダイナミックなもの。たとえば、ファイアでは草原を燃やしたり、オイルタンクを爆発させたり、小屋を全焼させたりできる。
田畑Dのアクティブタイムレポート
2014年10月から不定期に行われている報告会。ディレクターの田畑端と、マーケティング部マネージャーの大藤昭夫が顔を揃え、本作開発の進捗の報告、ユーザーの疑問や要望にひとつずつ丁寧に答える。YouTubeでの生配信がメインだが、たまにニコニコ生放送で同時配信されることもある。
大藤氏がネットから本作への疑問を拾い集めてきて田畑DにぶつけるQ&Aコーナーはレギュラー化している。
配信は公式Twitterで告知される。 過去の配信の様子を視聴したい場合はこちら(公式サイト)。
以下にATRの履歴とQ&Aの内容を簡単にまとめる。内容はほとんど本記事に反映しているが、情報源を確認したい方や、どのPVがいつ発表され、どんな解説がされたか知りたい方は参考までに。
※質疑応答の質問・回答は筆者による要約であり、実際の発言原文ママではないことに注意していただきたい。
第0回:2014/10/02配信 『FF零式緊急トークショウ(ロング版)』
ATRの前身。配信2週間前にTGS2014のステージで行われたトークショウがあまりにも短く、充分な情報を公開できなかったため、その補足と、トークショウの内容から生じたユーザーの疑問への回答が目的。放送の最後では、ネット上でFF15のクソコラ作成がブームになっている(当時)ことについて言及し、注意をするどころかクソコラ作成に最適な高解像度かつ背景の透過処理が行われた画像を配信。Twitter上でのタグも指定され、配信直後のTwitterは祭り状態になった。
TGS2014で公開された映像→トレーラー、実機プレイデモ
この配信で使用された映像→ファントムソードデモ
ここで初めて「剣クルクル」こと「ファントムソード」の解説がなされた。詳細は上記。
以下質疑応答。
Q1:2013年のE3トレーラーは嘘なの?あんなふうにプレイできないの?
A1:操作キャラの自由な切り替えができなくなったのは申し訳ないが、それ以外の要素はすべて、更に磨かれて実装されています。
Q2:ガードボタン押しっぱで完全回避って易しすぎない?
A2:MPを消費するため無限にはできません。思考停止押しっぱで勝てるようなゲームバランスではない。
Q3:ジャンプ(フィールドでのアクションのほう)はどうした?
A3:あります。
Q4:フリーランはどうした?
A4:あります。自動で障害物を乗り越えたり避けたりします。
Q5:ショートワープってどうなったの?
A5:あります。シフトという能力です。
Q6:武器の選択はできないの?
A6:できます。アクションの部分ごとにプレイヤーが武器をセットします。
Q7:KH風とは零式風とか言うけど結局どっち?
A7:どっちでもありません。どちらにも近いし、発想のスタート地点でもあるが、もはや全く別のゲームになっています。
Q8:カジュアルユーザー向けになっちゃったの?
A8:操作はカジュアルに触れやすくしているが、ゲーム内容はかなりコア。
Q9:体験版で意見が出たら考慮してくれるの?
A9:しますが、方法はまだ決めていません。 →のちのATRで方法を決定。
Q10:剣がクルクルするバリアは無くさないで!
A10:無くしてません。ファントムソードという特殊攻撃です。
Q11:情報の出し方が下手なんじゃないの
A11:申し訳ありません。改善します。 →ATRの誕生。
第1回:2014/10/31配信
「田畑Dのアクティブタイムレポート」という名前を冠した配信の初回だが、肝心の田畑Dがパリ出張で不在。代わりに前回、田畑Dに名前を連呼されたアートディレクターの長良氏のほか、ワールドマップディレクターの松浪氏、ムービーディレクターの野末氏、リードプログラマーの荒牧氏の4名が出演して、初公開の映像の解説を行った。
公開された映像→ウォークスルー、テックデモ
ワールドマップには広大な自然が広がっており、山に徒歩で登ることもできるのだが、松浪氏はロケハンとして登山をしに行って吐きそうになるほど疲れたとか。ウォークスルーPVで歩いているのは体験版で遊べるダスカ地方の一部。
以下質疑応答。
Q1:攻撃ボタン連打したらどうなるの?
A1:長押しすると敵の行動を先読みして展開を作る戦い方(原文ママ)ができ、連打するとコンボがつながります。攻撃のタイミングを見極めればパリィやカウンターができます。
Q2:零式HDのDL版を買っても体験版はついてくるの?
A2:もちろんです。
Q3:MP表示ないけどMPどこいったの?
A3:PVや体験版でのUIは仮の状態です。さらに、TGSのPVではMPの表示が間に合っていませんでした。製品版では更にUIが増えて完成されます。
Q4:プレイ時間40時間って短すぎるよ
A4:ストーリーのみ最速で40時間です。ダンジョンの攻略などをすればもっとかかります。
第2回:2014/12/20配信 ジャンプフェスタ2015出張版
ジャンフェスのステージで行われた。零式HDと合わせて一時間強の枠が用意されたため、じっくりと解説がされた。
公開された映像→トレーラー、シドニーPV、DOG CAM(街の紹介)
後者ふたつのPVはトレーラーに使用される前の素材映像。街PVで紹介された街はダスカ地方のレスタルム。未完成のため一部の建物がポリゴンだけだったり、NPCを配置していなかったりするが、街がどんな雰囲気なのかはよく分かる。視点が犬なのはデバッグ用なので。
以下質疑応答。
Q1:タイタンでけぇwwwアレ使えるの?使役してもあのサイズ?
A1:その予定。詳しく説明したいが、タイタンは物語に深く関わる存在であるため、いまは控えます。
Q2:ワールドマップすべてが完全にシームレスなの?
A2:現段階ではほぼシームレス。できれば完全シームレスを目指したいですね。
Q3:PVに写るバトルがいっつも同じ場所だけど?
A3:ユーザーに公開する新宿とダスカ地方の開発が特に優先されているからです。他の地域もあるが、いまはまだ公開できる段階ではありません。
Q4:コル将軍って仲間になるの?
A4:一緒に戦えますが、主人公たちとずっと同行するわけではありません。国王の側近で、ノクトの支援者であるため。
Q5:キャンプで寝ないとデバフ(ステータス異常)になっちゃうの?
A5:デバフではなく、バフ(ステータス効果)が時間経過で外れます。ノクトたちは若いけれど、さすがに連日の徹夜はキツい、というイメージ。
Q6:列車がPVに写ってたけど乗れるの?
A6:世界のとある場所に列車で移動することがあります。列車の車内では自由に動け、列車の旅が楽しめます。
Q7:シドニーちゃんとは?
A7:ストーリーには深く関わらないが、旅には外せない大事な存在。
Q8:魔法あんまり見せてくれないけどどうなってんの?
A8:開発を後回しにしています。プロトタイプは出来ているが、アクションのバリエーションが未着手で、見た目ができていません。完成したらちゃんと説明します。
Q9:日本版にも英語ボイスは収録される?
A9:体験版には日本語・英語ボイスと、各国の言語の字幕が収録されています。製品版では難しそうですが、すべて入れられるように頑張りたいです。そうすることで全世界に全く同じ製品を届けられるため。
第3回:2015/2/5配信 台北ゲームショウ出張版
2月1日のゲームショウのステージの様子と、それに関する解説の後撮りがセットになって配信された。ゲームショウでは、開発協力会社のひとつで台湾XPECの会長が登場し、放送事故寸前のネタバレPVを事前の相談なしに発表したため、ユーザーやFF15開発チームに衝撃を与えた。
公開された映像→体験版トレーラー、XPECデモ(12:40~)
体験版PVの映像は実際の体験版から収録したもの。
以下質疑応答。
Q1:後半をXpecに丸投げってこと?
A1:違いますよ!メイドイントーキョーです。いくつかのパートナー企業に手を貸していただきながら開発しています。
Q2:共同開発ってどういうこと?
A2:FF15を開発しているスクエニと、手を貸してくださる企業の皆さん、という構図です。
Q3:XPECのデモだと駅が真っ白で未完成に見えるけど大丈夫?
A3:ほんとうは完成しているが、究極のネタバレを避けるためにテクスチャをOFFにしていました。
第4回:2015/2/20配信 『取説スペシャル』
体験版配信開始1ヶ月前ということで、具体的な操作やシステムを解説。実際の体験版を使った実機操作も放送された。田畑Dが寝不足のため、ボンヤリしているのか、次々と際どい話をぶちまけてしまい、大藤氏を大いに困らせた。
公開された映像→基本操作PV、実機操作映像[1]、[2]、[3]、[4]
ここで解説された内容はすべて記事に反映完了。さらに詳しい解説は映像で。
以下質疑応答。
Q1:ゲームオーバーの条件は?
A1:ノクトの戦闘不能。ただし、HPがゼロになるとすぐ戦闘不能ではなく、ピンチ状態という猶予期間を挟むため、ゲームオーバーの回避は難しくありません。
Q2:解像度とフレームレートは?
A2:目標はフルHDの30fps。体験版では残念ながらこの水準に達していません。
Q3:体験版のマップの広さは?
A3:配信されるのはダスカ地方の一部。そのダスカ地方も世界全体の10%にも満たないです。
Q4:体験版に天候は?
A4:入れたかったのですが、すべての処理が完成せず、間に合いませんでした。
Q5:体験版で手に入る武器ってどのくらい?
A5:通常武器は最初に持っているものから増えませんが、ファントムソード用の剣は探せば入手できます。
Q6:連携はひとつだけ?
A6:連携攻撃に触っていただくため、ひとつだけ入れました。体験版では『攻』『防』を主に体験してほしいのです。
Q7:やりこみ要素はある?
A7:前述のファントムソードの収集のほか、目標を達成した後に開放される要素もあります。
Q8:製品版へのデータ引き継ぎはできる?
A8:できませんが、セーブデータを取っておいたらちょっとしたら特典がある…というのを検討してみたいです。
Q9:TGSでアダマンが押されてたけど体験版にも出るよね?
A9:出ません。勘違いさせてしまってすみません。体験版の地域とは違う場所におり、製品版のお楽しみです。
Q10:飛空艇の開発は進んでる?
A10:今は体験版のマスターに忙しいので中断しています。でもがんばります。
Q11:メインストーリーやキャラクターの詳細が欲しい
A11:体験版の配信と、フィードバックの反映や調整が終わると、製品版発売へ本格的に進み始めるので、それから詳細をお伝えします。
Q12:現在の開発進捗度は?
A12:全体から見たら60%くらい。これからの進捗スピードは予想できません。
番外編:2015/2/26配信 in London
ロンドンで行われた、ヨーロッパユーザー向けのATR。日本ユーザーの視聴も想定しているため、英語が分からなくても安心。質問はヨーロッパのスクエニコミュニティから寄せられた。
公開された映像→体験版ダンジョンPV、体験版モンスター生態系PV
前者は体験版のとある場所にあるダンジョンの映像で、その高い難易度と緊迫感を確認できる。後者はナショナルジオグラフィックのような動物ドキュメンタリー映像風に仕上げた、モンスターや動物のPVで、ムービーではなくFF15内の実際のエンジンで動いている。
前回のATRの実機映像について「ヒットストップが長すぎないか」と各方面から意見が寄せられたが、今回のATRでは既に修正され、短くなっていた。配信する体験版のヒットストップも修正済とのこと。
以下質疑応答。
Q1:攻撃のアクションごとに武器を割り振るのではなく、ひとつの武器だけで戦うこともできるの?
A1:体験版ではできません。武器種ごとの戦いの感触を知ってもらいたいので。体験版を触った上でこの質問のような要望が出た場合は開発チームで検討します。
Q2:防具とアクセサリーは?
A2:体験版にはありません。もちろん製品版にはあります。
Q3:自動車は道路上でしか運転できないの?
A3:車は道路を走れ、道路以外は徒歩、チョコボ。他の交通手段も今後増えていきます。
Q4:ガードボタン押しっぱで全回避は簡単すぎない?
A4:戦闘では全方位から攻撃を受けるため、安易に長押しすると回避が連続し、MPがあっという間に枯渇します。一方、長押し全回避以外のテクニカルなガードや回避ならMP消費が最小限で済みます。ゲーム慣れした熟練プレイヤーなら後者を狙ってMPを節約するプレイができます。このような、プレイスタイルの選択肢の幅があると考えて欲しいです。
Q5:コントローラーのボタン割り振りのカスタマイズはできる?
A5:体験版ではできませんが製品版ではできます。アクション性の高いゲームなので、体験版でユーザーの意見を募って、さらに操作を改良していきたいです。
Q6:体験版ではレベル上限がありますか?
A6:ないようであるような(笑)上限は99です。体験版用に特別にキャップを用意していることはありません。
Q7:どのキャラが一番好き?
A7:ここはロンドンだから…イグニス。英語版だとブリティッシュ英語を話すんですよ。エリートで、料理上手で…っていう奥行きのあるイグニスが好きです。
第5回:2015/4/28配信 『フィードバック速報スペシャル』
前半では体験版フィードバックアンケートの集計結果途中報告、後半では体験版に対する厳しい意見に対して田畑Dが答えていく。配信の最後では、なんと体験版のアップデートを検討中ということが明かされた。前代未聞のことであり、現在は交渉中。もし可能ならば5月中旬~下旬のリリースになるとのこと。詳細は各々動画内で確認していただきたい。(01:10:30~)
ところでこの回までは国内生放送配信が中心だったATRだが、これからは翻訳済みの録画データを全世界同時配信、という形になるとのこと。その翻訳作業のため、録画日時と配信日時が大きく開くようになるかもしれない。
以下質疑応答。質問部分は、体験版アンケートの自由記入欄に書かれた意見の抜粋で、上から意見数の多い順。
Q1:ロックオンがポンコツ
A1:リリース後、開発スタッフからも修正希望の声が上がるほどでした。すみません。既に修正中です。
Q2:カメラが近すぎて状況把握が出来ない
A2:地形との折り合いもついていなかったですね。カメラ距離を調整できるオプション導入も視野に入れつつ修正していきます。
Q3:カメラの操作性が悪い
A3:上同様に修正していきます。
Q4:AIがアホ、立ち塞がったりして邪魔
A4:味方AIの最終的な到達点は、AIとして動きつつも仲間の個性が感じられるものですが、まだ到達できていません。もうちょっと時間を頂いて磨いていきます。味方との衝突を避けるプログラムも考えます。
Q5:ジャギーとフレームレート低下が気になる
A5:アンチエイリアスの導入が体験版リリースに間に合わなかったためです。fpsは現在特に深刻な問題で、フルHD30fpsを目指してはいるが両立は厳しいかも。もしどちらかを優先するならばfpsです。
Q6:モーションがリアルな分、動きがモッサリで遅い
A6:接地感との折り合いが難しく、モーションの微修正を日々行っています。ただ、本作は仲間と共闘するゲームなので、プレイヤーであるノクトが超ハイスピードに無双しまくるようなバランスにはしません。
Q7:ミニマップや方位針ぐらいつけてよ
A7:迷子にならないためのミニマップは導入が決定しています。戦争系FPSのミニレーダーのようなものは、検討してみます。
Q8:MPに依存しない回避アクションが欲しい
A8:実はストーリー序盤の基本回避アクションが、MP無消費のドッジロールなんです。今回の特殊回避はその上位互換。製品版ではプレイヤーが任意でアビリティを着脱・選択でき、回避方法も同様です。
Q9:MP無いと何もできない。岩陰でMP回復ゲーじゃん
A9:体験版がMP回復ゲーになってしまったのは、一回一回の戦闘が長いからだと考えています。製品版では戦闘時間の短縮手段(魔法や連携など)が増えるため、MP回復行動を取る頻度は下がるはずです。MPに依存しすぎないバランス調整も頑張ります。
Q10:バトルが…難しすぎ(日本に多い)、簡単すぎ(欧米に多い)
A10:右と左を同時に向けと(笑) 難易度選択いれます。
Q11:バトル操作性悪すぎ、単調だし
A11:具体的にどこの修正が特に望まれているのか是非知りたいので、再度アンケート調査をしたいです。
Q12:ダッシュするとあっという間に息切れしてうざい
A12:キャラクターも生きているという感覚を大事にしたいので息切れは廃止しないけれど、料理のメニューに「ダッシュ距離・速度上昇」みたいなのを加えていきたいです。
Q13:バトル中だけでなく、移動手段としてシフトしたい
A13:実は今年2月くらいまではシフトで自由に飛び回れたのですが、バグが深刻なほど多く、断念しました。今のところ、製品版での採用も厳しそうです。
Q14:攻撃キャンセルさせてくれ
A14:ですよね!(心の叫び) できるようにしましょう!モーションのキャンセルフレーム調整が体験版リリースに間に合わなかったそうです。
Q15:バグが多い
A15:申し訳ございません、精進します。まさか車に跳ねられてマップ制限外に出てタイタンに会いにいけるなんて…。
米国上位:英語版ノクトの声が合ってないよ
A:ちょっと老け声でしたね。ボイス収録から大急ぎでゲームに組み込んだので演技修正ができませんでした。録り直しています。
欧州上位:シドニーがセクシー過ぎる。でもパーティには女性キャラも欲しい
A:どっちなんだ…。シドニーはエロを売りにしたキャラじゃないのに、男性スタッフたちがベストを尽くした結果、想定以上のタマシイが宿ってしまったようですね。お茶の間で遊べるゲームにしたいです。女性の仲間についてですが、パーティは基本はあの4人ですが、ゲスト参戦キャラもいるし、女性キャラも一時参加します。その時のノクトたちの普段と違う様子は必見です。
第6回:2015/6/4配信
体験版フィードバックアンケートの締め切り後に収録された。様々な情報が一気に発表されたが、その中でも本作のストーリーに関わる重大な発表については、田畑Dが丁寧に経緯と思いを語った。発表された情報は以下の通り(太字は田畑Dの口から直接語られた「とても大事なお話」)。
●体験版のアップデート配信は6月10日。具体的な修正内容については語られず、PVを見せたのみ。
●本年8月に欧州で行われるGAMESCOMから、発売に向けた本格的なプロモーションを開始する。それと同時期に、FF15公式サイトの本格始動と、そのサイト内でフィードバックアンケートの集計結果を公開する。また、ATRもその時期まで沈黙するとのこと。
●E3では発表を一切行わない。公開できる新情報が無いため。
●FF15を一作で完結するストーリーにまとめるため、ヴェルサスのストーリーの一部を泣く泣く削ることに。そのひとつがヒロインの降板で、ステラからルーナへ変更。ストーリー冒頭の調印式祝賀パーティや、パーティ中の襲撃もカットとのこと。
●インソムニアでのゲームプレイも可能だが、ヴェルサスを同じタイミングではない。
公開された映像→ テックデモ2、 体験版アップデートPV
以下質疑応答。
Q1:アイテムをまとめて売買したい
A1:したいですね。できるようにします。
Q1補足:アイテムって換金用と食材用だけなの?
A1補足:別の用途ももちろん増えてきます。車のカスタマイズなど。
Q2:フィールドの無音が寂しい
A2:環境音をもっとバリエーション豊富にしたいですね。プレイヤーの行動で環境音が変化したりとか。
Q3:水中にも行けるんだよね? 戦闘は?
A3:水中戦闘を採用するのは、スケジュールや他の要素との折り合い上かなり厳しい。ニーズがあるなら発売後にDLCで追加…というのもアリかもしれません。ただしリヴァイアサンのイベントでの水中シーンは健在です。
Q4:スタミナゲージがほしい。息切れしたくない
A4:ゲージを採用するかはともかく、あと少し走ると息切れしそうだな、というのが分かるようにはするつもりです。
GamesCom出張版:2015/8/5配信
ドイツ開催のゲームイベントで行われた生放送。「発売に向けた本格的なプロモーション」の開始地点とされる。ストーリーティザー『夜明け』から分かる通り、レギス国王のデザインが変更されているが、この理由はステラ→ルーナと同じ理由とのこと。以前発表したテックデモは仕様も配信時期も決まっているということも発表された。
まもなく(時期未定)公式フォーラムが開き、そこで開発チームとの質疑応答ができるようになるらしい。
また、本放送と同時にFF15公式サイトにて、本作の序盤のストーリーが初公開された。
参考→田畑Dのインタビュー(ファミ通)
放送・配信されなかったステージの様子のレポート(ファミ通)
公開された映像→ 『夜明け』、 モルボル実機映像
以下質疑応答。
Q1:飛空艇どうなった?
A1:挑戦中です…。ただ、鳥の飛ぶくらいの高度であれば実装は視野に入る、と分かっています。
Q2:画面の外周が暗いんだけど
A2:調整します。
Q3:クロスリンクって製品版でも体験版と同じ感じなの?
A3:製品版に向かって進化し、更に多彩になります。
Q4:ヴェルサスは「悲劇的でドラマチックなストーリー」になるという話だったが、FF15では?
A4:ヴェルサスのストーリーの要素はしっかり残し、活かしています。感動できることは約束できます。
Q5:過去作のような魅力的な悪役は出てくる?
A5:はい、カリスマ的な悪役がいます!そろそろ紹介できます。
Q6:PVで一回だけ映った黒髪パッツンの美女は何者?
A6:まだ詳しくは話せませんが、重要な立ち位置です。人気なんですね(笑)
PaxPrime出張版:2015/8/30配信
アメリカのシアトルで行われたゲームショウのステージ配信。新映像の公開と説明、複数のコンセプトアートの解説がされた。また、2016年発売だと明言。同年3月に最大の情報発信をするが、そのときに具体的な発売日を公表する予定らしい。
今回公開された「プログレスレポート」は開発チーム内で共有する報告書のようなもので、銃、盾、メニュー画面、短剣など未公開要素が詰まっている。実機映像では、体験版ではかなり制限されていた自動車の本来の仕様について詳しい説明がなされた。
公開された映像→プログレスレポート、 自動車運転の実機映像(PS4)
質疑応答は無し。
第7回:2016/1/31配信
4ヶ月の沈黙を破り、開発の進捗が報告された。初めて「魔法」の概要が判明。ただの攻撃手段ではなく、まわりの環境に干渉できるド派手なものになるとのこと。プログレスレポート第二弾も公開され、ゲームをより迫真に感じるための工夫が次々と完成していることが分かった。他、敵陣営の軽いキャラ紹介と、3月に迫った一大イベントの日程と詳細も報じられた。
プレイ動画では、メタルギアソリッドのように敵地へ潜入し、アサシンクリードのように敵兵を暗殺し、GTAのようにその拠点を気が済むまで破壊しまくる『静』と『動』のプレイングを見ることができる。
公開された映像→プログレスレポート第2弾+敵拠点潜入→襲撃プレイ動画
質疑応答は無し。
UNCOVERED FINAL FANTASY XV:2016/3/31配信
アメリカのロサンゼルスで開催された、FF15によるFF15のためだけの超ビッグイベント。ATRではないが、重要な発表の場であったため記載しておく。ここで初めて発売日が正式に発表され(実際は数日前にどこからか漏洩していた)、そのほか、後述の「ファイナルファンタジー ユニバース」や、様々な企業・グループとのコラボについて語られた。
また、この日はフジテレビで「フィギュアスケート世界選手権2016」の男子ショートが放送されていたが、スクエニとのコラボで180秒の超大作CMが挿入され、大騒ぎになった。ゴールデンタイムの人気スポーツ中継のCM枠をまとめ買いするほどの全力投球に度肝を抜かれたことだろう。
『UNCOVERED 振り返りスペシャル!』:2016/4/21配信
久しぶりの国内向けライブ配信で、ニコ生でも放送され、コメントは大いに盛り上がった。
冒頭、4月14日の闘TVファミ通公式生でヒゲ坂口博信氏がめっちゃやらかした件についてお詫び(笑)が行われた。惜しい人を亡くした…… 放送前にワイン一本完飲おじさん。
松田社長が会場で感涙したこと、マット・キシモト氏の紹介、田端さんのエアボタンなど、「アンカバード」の思い出トークに花が咲いた。その中で、発表前にいろいろと情報が漏洩していた件について触れられたが、あれは「事前告知」ということで平和に収まった。
また、3/31のCMについても解説された。ソニーさんとの共同制作。FF7~FF14の当時の15秒CMをリレーのように繋げ、その後にFF15のCMが入るという伝統を感じる傑作であったが、なんと7~9あたりは当時のCMの画質が悪かったため、まったく同じ見た目になるようにゲーム本編でぜんぶ撮り直したという衝撃の事実が判明。ソニーさんありがとう。
E3 2016出張版:2016/6/17配信
E3の最終日に収録、配信された日本向けのATR。E3で公開した様々な情報についてさらに解説していく内容。冒頭では、初日にMSカンファレンスでマット・キシモト氏がおこなった公開ゲームプレイの腕前が酷すぎる、と国内・海外から問題視されている件について触れ(ニコ動でも大荒れだった)、あの時キシモト氏がプレイしたバージョンは実は古いもので、難易度が非常に高かったことを明かし謝罪、「マットに非はない」「実際の試遊台ではもっとマトモに戦える」というフォローをした。
・最新トレーラーについて
映像あり。アフロジャック氏がFF15のサントラをMIXした曲を使用しているが、そのアフロジャック氏とどう知り合ったかという裏話。
・試遊台のゲーム内容について
映像あり。いつか日本国内でもプレイできるような機会を設けたい。
・「キングステイル15」ってなんだ?
ファイナルファイト風の横スクアクション。外伝扱いのオマケ。セブンイレブンで予約したときのみ特典として付属する。
・ウェイトモードって?
映像あり。アクションゲームが苦手なプレイヤーのための救済措置。バトル中、任意のタイミングで時間を停止でき、その間に攻撃指示を出すなど、戦略をじっくりと練れる。もちろんウェイトモードの有り・無しはいつでも設定を変えられる。
・「キングスグレイブ」について
映像あり。戦闘シーンすごいからぜひ劇場で見てね!
・「ブラザーフッド」の第二話について
映像あり。プロンプトは実は小さいころ…という話。このエピソードを見ればプロンプトを好きになってもらえるはず
『E3 2016振り返りスペシャル!』:2016/6/30配信
ニコ生でも配信された。例のパフォーマンスで「バッドプレイヤー」と貶され、とても落ち込んでいるマット・キシモト氏をフォローするくだりが設けられたが、目がキラキラしすぎていたためあまり効果がなかった。
前半では、E3の思い出話や、各方面の反応をのんびり伝えていた。FF15本編を触ってみた各メディアさんの反応の紹介や、E3で一番ウケてたのはタイタンが過激に環境破壊するところだったとか。
後半では、FF15本体の予約特典を映像で紹介、公開直前となった「キングスグレイブ」関係のお知らせ、「ジャスモン」の進捗の報告が行われた。予約特典は、予約する店舗やサイトによって細かく変わるのだが(公式サイトで綺麗にまとまっている)、その中でも車の外見を変える特典、配信専用のコラボ武器などが映像で紹介された。
過去のインタビューで言及された情報
- プレイヤーが操作できないカットシーンを完全に排除。
- イベントシーンはプリレンダムービーとプレイヤーが操作可能なリアルタイムの2種類だけになる。
- 自分の知る限りまだどこもやっていない新たなシステムを搭載。詳細は秘密だが、かなり面倒なことをしている。
- カットシーンを排除したのは極力プレイが止まらないようにしたかった。
- ハイモデルとローモデルの差は毛髪だけ。ハイとローを区別せず統一したモデルでリアルタイムイベントに特化させることにした。
- 操作できないイベントはハイクオリティープリレンダで展開する。
- 会話のテンポも良く従来FFよりも展開が速いと感じるかも。
- 誤解されているが、『FF15』は『零式』『KH』とはゲームデザインの方向性が異なる。『15』はドラマ性とバラエティー感があり、様々な要素が状況に応じて変化するバトルが楽しめる。この3本のゲーム性は根本から異なっており目指す方向性もバラバラ。
- ゲーム内でノクトが所持する携帯を使って写真撮影を楽しむことができる。
- ワンハンドで回転するドッジロールのようなアビリティがある。
- (ストーリーは渋い?)いえ。ノクトたちは若いし、くだらない話でずっと笑いあっている。4人の会話がリアルな空気になるよう、互いにワイワイとボイスが重なっていることが多い。収録も声優が4人そろって全員で掛け合いながら行っており、4人が素で笑っている雰囲気のところが多い。
制作スタッフ
キャラクターデザイン原案 | 野村哲也 | FF7・8・10・13、FF7AC、KHシリーズ |
---|---|---|
ディレクター | 田畑端 | CCFF7、KHcoded、FF零式 |
ストーリー原案 | 野島一成 | FF7・8・10、FF7AC、KH1・2 |
プランニングディレクター | 兼森雄一 | KHシリーズ |
中里尚義 | FF7・8・10・10-2、DCFF7 | |
プランニングディレクター(ワールド) | 遠藤剛 | FF6~9、KHシリーズ |
プランニングディレクター(イベント) | 秋山淳 | FF7・12、FFT、KH1 |
メインプログラマー | 原田弘 | FF6~8、KH1・2 |
安井健太郎 | FF7・8、KH1・2 | |
グラフィックディレクター(キャラクターモデル) | 栢野智博 | FF7~10、KHシリーズ |
グラフィックディレクター(アニメーション) | 神藤辰也 | FF7~9、KHシリーズ、DFF |
グラフィックディレクター(マップモデル) | 田中正英 | FF8・9、KHシリーズ |
グラフィックディレクター(ビジュアルエフェクト) | 佐藤修一 | FF10、KHシリーズ |
アートディレクター(キャラクター) | 長谷川朋広 | FF8~10、KHシリーズ |
アートディレクター(マップ) | 大館隆幸 | FF7、KHシリーズ、DFF |
ムービーディレクター | 野末武志 | FF9・10・13、FF7AC、KHシリーズ |
メカニックコンセプトデザイン | 竹谷隆之 | FF7AC |
衣装デザイン | 高原啓(Roen) | |
イメージアート | 天野喜孝 | FFシリーズ |
コンポーザー | 下村陽子 | KHシリーズ、聖剣伝説LOM |
プロデューサー | 橋本真司 | FFシリーズ、KHシリーズ |
北瀬佳範 | FFシリーズ |
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