『ファミコンジャンプⅡ 最強の7人』とは、1991年に発売されたファミリーコンピュータ用RPGである。
概要
『ファミコンジャンプ 英雄列伝』の続編。続編ではあるがゲームシステム・シナリオ・世界観などは独立している。
全体的な統一感よりもお祭りゲームであることを重視し、33タイトルものキャラクターを一度に登場させた前作とは正反対に、今作は7タイトルに絞って作成されている。全体的にきちんとまとめ上げられた作風であり、どちらが好みかは人により分かれるところ。
シナリオ
前作のようなオリジナルの主人公はおらず、7人のキャラクターの中から1人を選んでゲームを開始する。序盤は各マンガの世界観を元にした7つのエリアを巡り、そのエリアの事件を解決することで他のキャラクターを集めることが目的となる。
中盤以降は世界を闇に包むために暗躍するゼドーとその部下との戦いが繰り広げられる。
ゲームシステム
移動は『ドラゴンクエスト』のように、オーソドックスなものを採用している。
戦闘シーンはいわゆるタクティカルコンバット方式であり、戦闘フィールドを移動しながら攻撃するシステムとなっている。各キャラクターは固有の通常攻撃と必殺技を持っており、その特性を活かしながら戦う。
参戦作品
- DRAGON BALL
- まじかる☆タルるートくん
- ジョジョの奇妙な冒険 第三部 空条承太郎 ―未来への遺産― (現『Part3 スターダストクルセイダース』)
- ジャングルの王者ターちゃん♡・新ジャングルの王者ターちゃん♡
- 魁!!男塾
- ろくでなしBLUES
- こちら葛飾区亀有公園前派出所
登場キャラクター
主人公
- 孫悟空(ごくう)
- 『DRAGON BALL』から参戦。通常攻撃(武器)は棒、必殺技はかめはめ波。
- 前作からの継続参戦組、前作では少年だったが、今作では青年になっている。
- 主人公の中で最大の攻撃力を誇るが、序盤〜中盤は「通常攻撃のリーチが短い」「かめはめ波が敵を貫通しない」という理由から若干使いづらい。終盤になるとこれらの欠点が改善され、一気に使い勝手が良くなる。
- レベルを最大まで上げると、攻撃と必殺技のときに色が変わる(超サイヤ人化とも界王拳とも言われる)ギミックがある。
- タルるート
- 『まじかる☆タルるートくん』から参戦。通常攻撃(武器)はベロ、必殺技は魔法。
- 通常攻撃のリーチが長く、必殺技が画面全体に効果があるため、ザコ戦で力を発揮する。その反面、攻撃力自体は低く、ボス戦ではダメージが通りにくいことも多い。
- 空条承太郎(ジョジョ)
- 『ジョジョの奇妙な冒険』から参戦。通常攻撃はキック、必殺技はスタープラチナ。
- 前作からの継続参戦組だが、前作では第二部のジョセフが主人公である。
- 通常攻撃は攻撃力が低い上に、最強武器の「サイクロンブーツ」を購入するまで遠距離攻撃にならないという欠点がある。またスタープラチナにも敵を貫通しない(レベルを最大まで上げれば障害物は貫通できる)という欠点があり、さらに移動能力の低さから位置取りも難しい。これらが重なり、ザコ戦では終始辛い戦いを強いられる。スタープラチナのダメージ倍率が高めなのが救いか。
- レベル2で必殺技を覚える他のキャラクターと異なり、レベル1から必殺技を使えるというアドバンテージがあるが、レベル1→2は簡単に上がるので大したアドバンテージにはなっていない。
- ゲーム中では常に「ジョジョ」と呼ばれる。なお、原作で承太郎がジョジョと呼ばれるのは最初期のみで、このゲームが出る頃には既に「承太郎」と呼ばれていた。
- 空条承太郎、剣桃太郎、前田太尊の3人は一部の防具を共有している。
- ターちゃん
- 『ジャングルの王者ターちゃん♡』から参戦。通常攻撃(武器)はブーメラン、必殺技は野生の雄叫び。
- 通常攻撃・必殺技ともに攻撃範囲と貫通能力に優れている。必殺技の威力が小さめだが、ザコ戦・ボス戦いずれの場面でも活躍できる。終盤で買える武器には、前方と後方に攻撃判定が発生するようになるため、敵に囲まれた時に強い。
- 剣桃太郎(もも)
- 『魁!!男塾』から参戦。通常攻撃(武器)は刀、必殺技は轔扇刃。
- 前作からの継続参戦組。
- 通常攻撃力の高さが売りで、最終段階では孫悟空に次ぐダメージを叩き出す。通常攻撃の射程が伸びるのが遅いこと、必殺技の効果範囲が自身の周囲何マスであることから、クセのあるキャラクター。
- 前作では連載終了作品のキャラクターも多数出演していたが、今作では唯一の連載終了作品だった。
- 前田太尊(たいそん)
- 『ろくでなしBLUES』から参戦。通常攻撃はパンチ、必殺技は太尊パンチ。
- 必殺技の威力が高く、正面からの攻撃を無効化する敵に対しても強引にダメージを与えることができる。よってボス戦では彼の必殺技が頼りになる。また、レベル1から使用できる。
- 反面、通常攻撃に貫通能力がないこと、必殺技が敵と密着した状態でなければ当たらないこと、移動能力が低いことなどからザコ戦はあまり得意ではない。
- 両津勘吉(りょうつ)
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』から参戦。通常攻撃(武器)はピストル、必殺技はロケットランチャー。
- 前作からの継続参戦組だが、プレイアブルキャラクターに昇格した。
- 初期段階から通常攻撃・必殺技ともに画面の端から端まで届く攻撃範囲が魅力。序盤〜中盤は攻撃力自体も悪くないため攻撃の要として活躍できる。終盤は他のキャラクターの攻撃範囲も伸びてくることからアドバンテージが少なくなるが、それでも一線で戦える程度の力はキープする。
- 空条承太郎と一部の防具を共有している。
関連動画
関連項目
『週刊少年ジャンプ』コラボレーションゲーム作品 | |
RPG | ファミコンジャンプ 英雄列伝 - ファミコンジャンプⅡ 最強の7人 - ジャンプチ ヒーローズ |
対戦 アクション |
ジャンプスーパースターズ - ジャンプアルティメットスターズ - バトルスタジアム D.O.N - ジェイスターズビクトリーバーサス - JUMP FORCE - JUMP:Assemble |
クイズ | カルトジャンプ |
オムニバス | Jレジェンド列伝 - ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ |
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- ページ番号: 5171476
- リビジョン番号: 3192445
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ドラゴンボール→DRAGON BALL、市場廃止に併せ関連商品削除、テーブルにジャンプアセンブル追加