ファーランド戦記とは、どないしよPが製作した卓ゲM@Ster作品シリーズである。
概要
ソードワールドの舞台となるフォーセリア世界のうち、
表題ともなっている『ファーランド』と呼ばれる地方について、
千早、やよい、伊織、律子に加え、GMである貴音が休日を利用し
好き勝手に設定を作って遊ぶというコンセプトで製作されている。
なお、ルールブックは文庫版ではなく、改訂版である「ソード・ワールドRPG完全版」を使用。
『ファーランド』に関しては、ルールブック(ソード・ワールドRPG完全版、P312)にも
『製作者が設定を発表することはない』
『自分たちの好きなように 世界を作ることができ、また、それが公式設定と矛盾することは絶対にない』
と言った旨明記されているため上記コンセプトはごく自然なものであったはずだが、
2話目の終わりの辺りでやよいが
「プロデューサー(動画視聴者)にファーランドの設定を考えてもらうのはどうでしょう!」
と提案したことから、シリーズの根幹を成す
「プロデューサー(動画視聴者)のあまりにフリーダム過ぎる設定の数々を
気の向くままに拾いまくって作られるカオス極まりない世界としてのファーランド」
が誕生することとなった。
一言で簡単に表すと、「だいたい俺らのせい」
どの程度のカオスさであるかは、
「フォーセリアに三国志と戦国の成分を足して3で割らない」
「ドラゴンがゴブリンより弱い」
「一般的にはプリースト魔法が存在しない」
などの設定からその一端がお分かりいただけるだろう。
「GMである貴音がとにかくフリーダム」
「やよい以外の4人が全員淑女」
「メッセージ欄を使った会話の他に 『後ろ』(背景部分)での会話が頻繁に行われる」
「そして後ろの会話はネタまみれであることが多い」
「予告や裏話が行われる謎空間の存在」
「しかし予告通りに ことが運ぶことがほとんどない」
などの特徴であり、
「本編に入るまでに16話もかかった」
「そのためプロローグの意味合いの『0』がタイトルの一部になった」
「本編前半部分が終わるまでに21話もかかった」
「あまつさえスピンオフ作品として黒井社長や高木社長をはじめとした
アイドル以外が登場人物の『ファーランド戦記1』も始まった」
ここまでの説明で「そんな無茶苦茶なことでまともなストーリーになるのか?」と疑問を抱く人も多いかと思われるが、
プロデューサー(動画視聴者)が次々と生み出してくる設定の取捨選択と活用の巧みさ、
ギャグベースの話でありながらも時折挟み込まれるシリアスシーンもきっちり描写しきる筆力などをもって、
結果として破綻なく確かにひとつの「戦記物」として完成されており、熱心なファンの数も少なくない。
それは、動画上で設定が募集されるたびに分厚い弾幕を形成するコメントをする視聴者諸氏や、
どないしよPをして「自分で作ったファーランド戦記用メモよりはるかに詳しい」と言わしめた
ファーランド戦記wikiの編集者氏などの存在からも明らかである。
また、ところどころでどないPの趣味が炸裂しているのも魅力である。
特に顕著なのが、謎空間で主役ポジションにまで上り詰めたエコー(CV:広橋涼)だろう。
他にも、エンディングに広橋涼の楽曲が頻繁に用いられたり、ヤンデレについて熱く語られていたりと枚挙に暇がない。
ファーランド戦記0
参加PLは千早、やよい、伊織、律子。『中』からは美希も参加。GMは貴音。SMは春香・あずさ。
『上』までは「四条貴音とちはやよいおりつこが綴る」、『中』からは「高機動幻想英雄譚」が副題となっている。
『ファーランド戦記』シリーズの出発点であり、フリーダムVSカオスを体現している卓である。
PLたちが容赦なくNPCを乗っ取り、SMがGMを裏切ることもしばしば。
(ちなみに、貴音以外がNPCを担当している時は大抵どないPの意図しない天海であるらしい。)
過去にシナリオの原型となった実プレイが存在するとのことであったが、
フリーダムすぎる展開でもはや原型はほとんど残っていない。
前半を動画本編、後半をおまけコーナー(謎空間)で構成するスタイルは『0』の時点で確立された。
本編開始までに16話掛かったのは、そのせいではないかとまことしやかに囁かれている。
が、謎空間が始まる度に「本編ktkr!」というコメントも多く寄せられており、視聴者の間では受け入れられている模様。
アバンタイトルが長いのも特徴であり、タイトルバック→予告までが非常に短い回も珍しくない。
タイトルバックに『0』が表示されるようになってからは、その挙動も注目されるようになった。
『0』がフリーダムな動きで奔放に振舞うため、謎空間に続く第三の本編として人気を集めている。
ファーランド戦記1
黒井社長の差し金で別卓として立てられた卓。
参加PLは土奈井P→善永さん・尾崎玲子・音無小鳥・高木社長。スペシャルプレイヤーとしてサの字も参加。
GMは黒井社長。SMは響・ツヴァイ(パンドラハーツ)。
副題には「アイドル以外が綴る」とあるが、響はSMであるため除外しているとのこと。
PCたちの使命は、“千名の巫女の再来”サイネリアと共に、“一つのリボン”を春火山に投げ込むこと。
最初からキャラクターシートを2枚用意させたように、殺意は高めとなっている。
ソード・ワールドの戦闘を厳密に行うためのハウスルールが複数導入されており、戦闘マップはドット管理となっている。
また、シナリオの区切りごとに経験点を渡すスタイルを取っている。
こちらは元シナリオは存在せず、全編アドリブで作っているとのこと。
社長達に配慮して、次回予告の背景に黒系統は使われていない。
タイトルバック『1』は特に妙な挙動を行わないため、「安心の『1』」としてそれはそれで人気を集めている。
また、世にも珍しい「おざすず」が堪能できる数少ないシリーズでもある。
関連動画
・ファーランド戦記1シリーズ (黒井、高木、小鳥、尾崎、どないP→善永)
・シリーズマイリスト(マンチキン・テキスト風の各PL紹介コメント付き)
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関連項目
外部リンク
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