フィルフィ・アイングラム(ふぃるふぃ あいんぐらむ)とは、ライトノベル『最弱無敗の神装機竜』の登場キャラクターである。本作のヒロインの一人。
概要
アティスマータ王国(通称新王国)に勢力を持つアイングラム財閥の娘。次女で国立士官学校学園長レリィ・アイングラムは実の姉。主人公のルクス・アーカディアの幼馴染で、旧帝国時代に都を追放され母親を失い周囲から見放され絶望しきっていたルクスの心を救い人生に影響を与えた。学校にて入学してきたルクスと7年ぶりの再会を果たす。
ピンク髪のツインテール(ポニーテールにしている回もある)で、作中随一の巨乳を誇る。凄く揺れる。無口でいつもぼーっとしており、天然度が強い。寮ではルームメイトがいないからと、レリィの力添えで空いた部屋にルクスを住まわせている。
ルクスに初登場時から好感を抱いており、(意図してか天然かは不明だが)わがままボディで積極的に色仕掛けをしてくる。幼少期はお互いを「ルーちゃん」「フィーちゃん」と愛称で呼び合うほど仲が良かったようで、キスまでしている。再会時は自身をさん付けで呼ぶルクスに怒って愛称で呼ぶ事を強要している。なお、ルクスが「黒き英雄」だという事実は知らない。甘い食べ物が好きなようで、1週間ルクス貸し出し権獲得ゲームではケーキで買収されている。とある事情で武芸が得意。
搭乗機体
極限られた者にしか与えられない装甲機竜を超えた機竜「神装機竜」の1機。一般の機竜を遥かに上回る性能と超常的な特殊能力を持つ。
火力を犠牲に徹底して近接戦闘に特化した機体。通常武器はダガー1本のみ、対象を絡め取り動きを封じる竜咬縛鎖(パイル・アンカー)、つかんだ相手にエネルギーを送り込み内部爆発させる超近接兵器竜咬爆火(バイティング・フレア)と、装備も近接戦闘をする気満々のラインアップ。固有の特殊能力は自機の周囲に波動を出す無情の果実(ミッシング・フェイト)。この波動には装甲機竜の出力を低下させ神装機竜の特殊能力をも無効化する力を持つ。あまりにも強力なので幻神獣化してからようやく発動可能となる。
その過去
5年前の革命戦争が始まった頃にフィルフィは旧帝国によって誘拐され、ヘイズによる人体実験を受けさせられる。その実験で終焉神獣ユグドラシルの種子「宿り木(ラタトスク)」を植え付けられ、肉体の半分が幻神獣と同化した身となり一般人の範疇を超えた身体能力を持つ。人体実験で1度命を落としているが、宿り木(ラタトスク)の力で蘇生している。半分幻神獣であるため角笛で操られてしまい、ヘイズに操られルクスと戦わされている。
ユグドラシルが倒された事でその呪縛から解放され、以降は特訓で能力のコントロールと角笛への耐性を得ている。
関連動画
関連項目
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