フォークリフトとは、倉庫や工場等で活躍している荷物の運搬、積み下ろしをする自動車である。
概要
一般に水平方向に2本の爪(フォーク)を持ち、爪を荷物の下部や荷物の下に敷いているパレットの穴に差し込んで上下する事により荷物の運搬、積み下ろしなどを行う。
またアタッチメントを変えることによりドラム缶などにも対応可能。足場等の器具を取り付け後に許可を取れば簡易的な高所作業車としても使える。
運ぶ物により車両の大きさは様々であり、モーターにより電気で動くものと、エンジンで動くもので分けられる。
後輪で舵を取る為に運転には慣れが必要。一般に前輪は荷重に耐える為大きく、後輪は小回りを良くする為に小さくなっている。
歴史
1800年代後半からリフト付きのトラックが普及していたが、フォークが付いて現在の形になったものは1923年にアメリカのエール社(現 ナコ社)が開発したものが最初である。昔はフォークリフト全般をエールと呼んでいたとか
日本では1939年に今のニチユが作った電気式の昇降傾斜型蓄電池運搬車が初であり、八幡製鉄所に納入され使用された。
免許など
敷地内でも運転し、作業に使うのにはフォークリフト運転技能講習(積載荷重が1トン以上)、又はフォークリフト運転特別教育(積載荷重が1トン未満)の修了証が必要。
また公道を走るのには小型特殊自動車や大型特殊自動車の運転免許が必要である。ただし荷物を運びながら走行するのは不可。荷役作業自体は所轄警察署長の許可があればOK
日本のメーカー
- 豊田自動織機(トヨタL&F)
- ニチユ三菱フォークリフト(2013年にニチユと三菱重工のフォークリフト部門が合併)
- ユニキャリア(2011年からTCMと日産自動車のフォークリフト部門が合併)
- 小松製作所
- 住友ナコ マテリアルハンドリング
- コレック
関連動画
やっちまった系
その他
関連項目
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