フォーチュン・クエスト単語

パステル

この作品の語り手であり、主人公。

パーティの資金を管理しており、家事をこなす。
スタイルは、トラップ曰く、「出るとこ引っ込んでいて、引っ込むとこは出る」

詩人といっても、歌で効果を発揮させたりするのではなく、自身の冒険談を小説にすることを主とする。
マッパーというのは、地図を描くことなのだが、パステルは方向音痴のため、役に立たないことが多々ある。
武器のクロスボウは、上手ではなく、戦闘している際などに援護の矢を放とうとすると、味方から「頼むから矢を撃つな」と言われるほどである。

と、足手まといでしかない存在としか思えない彼女だが、パーティではなくてはならない存在。
他人の為になると観察眼や状況判断能力はアップするようである。

クレイ

パーティのリーダーで、トラップとは幼馴染。

礼儀正しく真面目な性格をしているが故に気苦労が絶えず、度々、貧乏クジを引いている。不運で右に出る者はいないほど。
仲間想いのところがあるが、恋愛に関しては鈍感。

上にアルテアとイサムイという年子の兄がいるが、3人揃って超美形。 
当然ながら、クレイも年齢問わずモテる。シルバーリーブではトラップと共に 
ファンクラブまである。 

「マダムキラー」と揶揄されるほど、おば様方にモテる。
元々はちゃんとしたアーマーを装備していたのだが、トラップに資金を使い込まれたため泣く泣く防具を売る羽目になり、その代わりに竹で自作した。歩くとカランカラン音が鳴ってうるさい。いずれは、まともなアーマーを買おうとするが・・・。

トラップ

クレイの幼馴染であり、長い赤毛がトレードマーク。　トラップというのは、本名ではない。
口が悪いトラブルメーカーではあるが、現実主義者なため、お人よしが多いこのパーティでは貴重な人物でもある。
ギャンブルが好きで、度々、資金難に見舞われることになる。
人が聞くに聞けない事をずけずけと言い放ったり、交渉において頼りになったりと憎めないキャラ。
特に「宝が絡んだ話になると、普段の交渉能力が当社比三倍くらいになる」とのこと。 

物語当初は「我が家に代々伝わる由緒ある品」と渡された緑色のタイツを大事に履いていたが、とある事情により処分することになった。

よく言うセリフは、「あまい！　あまいあまいあまいあまい！」「おれを誰だと思ってんだ？」「昔、じっちゃんが言ってた」 

ルーミィ

エルフの少女で、パーティの癒し系。
パステルが冒険者になるために故郷のガイナを発ち、エベリンに向かう途中、山火事に遭遇し煤だらけで道端で泣いているルーミィを見つけたことから同行している。
親や仲間の消息は不明。

性格はあどけなく、話し方も舌っ足らずでパステルを「ぱーるぅ」、クレイを「くりぇー」といった感じに呼んでいるが、呪文は正確に言えるのは不思議である。
あと、小柄ながらも大食漢で「おなかぺっこぺこだおう」が口癖。

ダンジョン捜索中にスイッチがあると躊躇なく押したり、これから大事な場面だってところで行方不明になったりと、周りのことはおかまいなしだが、戦闘では唯一攻撃魔法が使えるため役に立ってる。

キットン

パーティ合流前の記憶を喪失していて、何歳なのかどの種族なのか全てが不明だったが、同じ種族の人に出会ったことでキットン族ということが判明。
突然大声を出したり、シリアスな場面で笑ったり、しばらく風呂を入らないなど変わった人物。
記憶喪失時と取り戻した後では、立ち振る舞いは何ら変化がないが、魔法が使えるようになった。

薬草に関しての造詣が深く、医療の心得も多少あり、パーティもその知識に過去に何度も助けられている。
それゆえ、本来の職業を忘れされがち。

主にパーティの頭脳担当で、戦闘においてはモンスターの弱点を図鑑で調べるのだが、パニくって時間が掛かったり、どうでもいい情報を与えたりする。
また、攻略に便利なアイテムを出すのを忘れていることが多々あり、その度怒られるか殴られるかされている。

ノル

巨人族でも小柄な方で、身長は2mちょい。
無口なため小説においては致命的かと思われるが、存在感は大きい。パステル曰く「世界一優しいひと」。
失踪した妹を捜すために冒険者になり、とあるクエストでパステルたちと共にすることになった。
体格に見合う力を持つが、それとは裏腹に小動物と会話ができたり、あやとりが得意。
パーティの所持品を全部リュックに入れて持っている。