フタコイ オルタナティブとは、『電撃G's magazine』誌上で連載されていた読者参加型企画『双恋』を原作としたアニメ作品である。
『双恋』のアニメ化作品としては原作と同名の『双恋』に続く二作目であり、オーソドックスなハーレムラブコメを目指した前作に対し、スラップスティックなコメディあり、シリアスありアクションあり超展開ありの作風になっている。
「双恋」のメインテーマは「双子の姉妹との恋愛」だが、本作は前述の通りそのメインテーマを守りつつも原作を大胆にアレンジした設定の作品になっている。双恋には6組12人の双子が登場するが、本作では殆どのヒロインがわき役程度の登場にとどまっており、中には一話しか登場しないキャラクターもいる。
制作はユーフォーテーブルで、例によってオープニング詐欺が仕掛けられている。オープニングアニメ(「双子の天使達が舞い降りてきて世の悪事をぶっ倒しちゃうぞ!」編という糞長いタイトルがついている)ではヒロイン達が銃火器や日本刀を振りまわしているアクション満載のものだが、実際に作中で武器を手にしたヒロインは二組だけである。
概要
二子魂川、通称ニコタマで探偵業を営む双葉恋太郎とその助手、白鐘姉妹。犬探しをしたり、UFOを追いかけたり、地下闘技場で賭けボクシングをしたり。多分永遠には続かない、しかしいつまでも続いて欲しいと思っていたそんな日常は、白鐘姉妹の16歳の誕生日が近付くにつれて少しずつ軋んでいく。
あらすじ
親が決めた結婚相手やら、秘密結社やら、イカの化物やら複葉機やら、筋道立てて説明するのはシンドイんだが、それでもあえてひとことで言うなら、それは多分、愛についての物語だ
登場人物
本作の主人公。21歳。亡き父から受け継いだ探偵事務所の所長。基本的にヘタレで根性無しだが、白鐘姉妹曰く「やる時はやる人!」実際、地下闘技場の猛者に勝つ程のボクシングの腕前を持っていたり、百人を超す規模の暴走族チームの伝説のヘッドだったりする。
白鐘姉妹の妹。双葉探偵事務所助手一号。ぐずぐず悩むよりまず行動というタイプで、決断力は目を見張るものがあるが、そのせいで失敗することも。
白鐘姉妹の姉。双葉探偵事務所助手二号。おっとりした性格だが、芯は強い。料理の腕はプロ級。アコースティックギターが趣味。
恋太郎の父(故人)。松田優作。双葉探偵事務所初代所長。人望があり、過去にニコタマの街をイカの魔手から守ったこともある大人物。恋太郎にとっては憧れと共にコンプレックスを感じる相手だった。この作品の1つのテーマは勿論恋愛だが、恋太郎が様々な経験を通して父へのコンプレックスを乗り越える様を描く成長物語という側面も重要なテーマとして描かれている。第二話と最終話の探偵キックのシーンは必見。
評価
読参企画のメディアミックスでありながら、ヒロインごとの扱いに大きく差があること、実験的な手法を取ったアヴァンギャルドな演出の回があること、メインのストーリーが荒唐無稽な超展開と受け取られる事などの理由で、原作ファンを中心に批判の声も強い。一方で、一見めちゃくちゃに見えながらも綿密に伏線が張られたストーリーや、映画を思わせる演出、明確なテーマ性などを評価する声もあり、熱烈なファンも存在する。
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関連項目
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