- バスケットボールのシュート方法の一種。
- ゼルダの伝説シリーズに登場するアイテム。
- 『バイオハザード4』『バイオハザード アンブレラクロニクルズ』に登場するアイテム。
本稿では主に2に付いて解説する。類似するクローショット等についても解説。
概要
初出は「神トラ」。的に向かって射つとリンクが引っ張られて的のところまで飛んで行くことが出来るアイテム。普通は絶対行けそうにない場所にへ行く際に使用する。3D作品で遠くへ行く際には空を高速で飛んでいるかのような、爽快感を味わうことが出来る。この爽快感と行く場所への困難さは、近年になってさらに強化されている。
専用の的だけでなく、屋根などにも引っ掛けることが出来、「トワプリ」では遠くのものを掴んで引き寄せたり蔦にも引っ掛けることが出来るクローショットに進化した。さらに同作品では終盤においてクローショットの2個同時使用が可能となり、崖の間を渡る、空に浮いた柱から柱へ移ることが可能になる等、一つの作品で二段階の進化を果たした。
また、2Dゼルダである「神トラ」や「夢をみる島」などでは、刺さったアイテムや敵の仮面を取るといったマジックハンドのような使い方や、場合によっては一部の敵にダメージを与える事もできるなど、移動以外にも多様な使い方があった。
謎の動力
一見すると現実に有りそうな道具だが、動力を始め原理がいまいち不明である。
まず先端のフックを飛ばしながら鎖を伸ばすには先端にミサイルをつけるなど、何らかの動力が必要なはずである。だが、動力らしきものはリンクが取っ手にぐっと力を込めること以外見当たらない。鎖を縮める際も同様に何らかの縮めるための動力が必要なはずだが、一体どうやって縮めているのか全くわからない上に、リンク一人の体重という重い質量をまっすぐ引き寄せるというとんでもないパワーを持っている。例えそれが可能な超絶強力で超小型のモーターとありえないほど容量が大きく一般的な発電機以上に高出力の小型電池があったとしてもリンクはそのパワーを腕一本で受け止める必要があり、一回使うだけでリンクの腕が大変なことになりかねない。他にもいろいろと不可解な部分があり、「一見現実に存在しそうだが、実際には存在しない道具」と言える。
ようするに、フックショットはエレベーターが大がかりな装置と大量の電力を使って動かしているものを手持ちの小型の機械でどこでもできるようにしているようなものであり、いかに無理なことをしているかが分かるだろうか。
(フックショットの製作に万が一にも成功した方、もしもいるのならご報告お願いします。)
「スカイウォードソード」ではクローショットが神器の一つとして扱われているので高度な魔法が使われているということにしておくのが無難か。
スマブラ出演
フックショットは「スマブラ」シリーズにも登場した。「X」にリンクが登場する際には、「トワプリ」仕様ということでクローショットに代わったが、代わりにトゥーンリンクがフックショットを使用している。投げを行う際にリンクが使用し、ヒットすれば相手を掴むことが出来る。
リーチは本編と比べて遥かに短いが、それでも投げ技としては破格のリーチを誇り、しかも出も速いため非常に役に立つアイテムとなっている。弱点は外した時の隙が大きいことと、投げ自体の威力が低いこと。
また、「DX」以降は空中でも投げ入力で用いることが出来、その時に足場に向かって撃つと引っかかって本編のように足場へ移動できる。これは主に復帰に使うのだが、言うほど長くないのでそれほど役に立たない。
しかし空中で放ったフックショットには空中投げこそ出来ないが、先端に攻撃判定があって相手に少ないながらダメージを与えることが出来る。海外のスマブラXプレイヤーであるIzaw氏はこれをテクニックとして有効活用している。下記の動画参照。
なお、GC版「ソウルキャリバーⅡ」では登場しなかった。こどもリンクがアピールで用いるロンロン牛乳を抜かせば、「スマブラDX」でリンクが使用するアイテムの中では唯一「ソウルキャリバー2」に登場しなかったアイテムである。
種類
- ロングフック
- 鎖の長さが伸びたフックショット。「時オカ」で登場する。
- クローショット
- 「トワイライトプリンセス(HD)」に登場した、フックショットの進化版。先端が可動式の3本の爪になっており、物を掴んで引っ張ったり、ツタを掴むことが出来る。
- ダブルクローショット
- 「トワイライトプリンセス(HD)」で登場するクローショットの更なる進化版。2つのクローショットを同時に扱うことで、的から的に移ることが出来る。もっと言うと、柱から柱へと全く足場がない場所を進むことが出来るようになる。
「スカイウォードソード」でも登場。この作品では初めから2個同時使用が可能。ただし、アイテムを拾うことなどができなくなった。 - いれかえフック(L-1)
- 「ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章」に登場したアイテム。自分と当てた物を入れ替える。フックショット以上に原理が謎のアイテムで、お互いに引き寄せられて位置を交換しているように見える。
また、射程距離が伸びた「ロングいれかえフック(L-2)」も存在する。 - アームショット
- 「ゼルダの伝説 トライフォース三銃士」に登場したアイテム。先端はロボットアームのよう。固定された杭への移動や、他の勇者を引き寄せたりもできる。
その他の作品に登場する類似したアイテム
ゼルダ以外のゲームにも高いところや地面が途切れた場所への移動に類似したアイテムを使うことがある。3Dゲームでは登場するゲームも少なくは無いが、2Dゲームではゼルダを除けばあまり見かけない。
冒頭で挙げられているバイオハザードのフックショットは銃の形状をしており、エイダが脱出する際に使用するイメージも強いかもしれない。
グラップリングフックと呼ばれるアイテムが登場するゲームもあり、グラップリングフックとは本来は高所にフックを引っ掛けてそこからロープを垂らして昇降するものなのだが、フックショットのように射出、巻き取りを行うアイテムとして登場する。Just Causeシリーズではグラップリングフックの巻き取りの勢いで宙に飛び出してそのままパラシュートで移動するなどの使い方も存在する。
他にもフックショット的アイテムは様々な名称でゲームに登場している。
他にも漫画アニメやアクション映画、スパイ映画などでも当たり前のようにフックショットは存在するが、前に述べられたように「一見現実に存在しそうだが、実際には存在しない道具」である。いかにもそれっぽい原理を説明していることもあるが無理なものは無理なので「突っ込んだら負け」である。
関連項目
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