「あなたは指揮官様ですか?ご機嫌麗しゅうございます。ロイヤルネイビーの栄光ーーフッド、勝利とともに参上致します」
フッドとは、STGアプリ『アズールレーン』の登場キャラクターである。元ネタはイギリスの巡洋戦艦「フッド(HMS Hood)」。
おかえりなさいませ。指揮官様。紅茶はいかがでしょうか?
KAN-SEN名 | |
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フッド HMS Hood,51 |
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基本情報 | |
所属 | ロイヤル |
艦種 | 巡洋戦艦 |
レアリティ | SSR |
CV | 田中敦子 |
イラスト | SA |
艦歴 | |
国籍 | イギリス(スコットランド) |
出身地 | ウェスト・ダーバントンシャー クライドバンク |
造船所 | ジョン・ブラウン社 |
艦級 | アドミラル級巡洋戦艦 |
進水日 | 1918年8月22日 |
就役 | 1920年-1941年(イギリス軍) |
最期 | 1941年5月24日(沈没) |
備考 | |
ロイヤル所属の巡洋戦艦。アプリ開始当初から建造が可能な艦船の一隻であり、エンタープライズと双璧を成すSSR主力艦船だった。現在は数多くのSSR艦船が実装されているため当時ほどのインパクトはないが、その使い勝手の良さから現在もお世話になっている指揮官は多い。
青いコートにユニオンジャックの外套を纏った金髪の淑女、帽子は艦橋を模しており背中から連装砲が4門X状に並んでいる。 優雅にして堂々とした佇まいはまさに英国の誇りそのものである。
水着スキンとして日差しの淑女が実装されており、普段と違う艶姿を見せてくれている。 連装砲の背後に砂のお城が作られていて、レナウンとレパルスのぬいぐるみがちょこんと乗っている(可愛い)。 この姿最大の衝撃は、その戦闘力。戦闘には不向き故かいつもは抑えているのであろう女性らしさを解放しており、大艦巨砲主義は未だ健在であると見せ付けてくれる。
優雅さと栄光、紅茶に拘りを持つ淑女であり、指揮官のタッチにも社交ダンスという形で応じる余裕のある女性。自軍の勝利を疑っておらず、自信に満ちた言動を行う。
自身をロイヤルネイビーの栄光と呼ぶもそれを嫌みに思わせない強かさを感じさせる。ただしセクハラには流石に躾をするご様子(ありがとうございます)。 それでいながら好感度が上昇するとあえて自身のスタンスを崩し、大胆に近付くことも。この辺りは恋と戦争には手段を選ばない英国人らしいということか。
総じて一般的な英国貴族の集大成と呼べる。 ロイヤルの姉であり、レナウンを初め妹達の面倒を見ている様子(尚キャラクター性故誤解されがちだが、実艦としてはフッドの方が年下である)。シグニットの水着はフッドが送ったもの(つまり戦艦シグニットの生みの親は彼女)。 なお、あまり目は良くないらしい。
こんな素敵な花嫁姿を見せてくれる上に、好感度カンストで12%も全能力が上がるのだから、指輪一個600ダイヤは全然高くないにゃ。
2021年4月22日には、加賀友禅コラボ着せ替え「五彩のグローリアス」が実装されている。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1385134597214638081
さすがフッド、和装も優雅そのものである。この衣装を我が物にしたい指揮官はショップにどうぞにゃ。
2021年6月3日には、「夏2021」ドレス着せ替え「サンシャイン・グレース」が実装されている。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1399271841189949440
セレブ人妻感プンプンのこの優雅なフッドが欲しい指揮官はダイヤを献上あるのみにゃ。
栄光は私たちと共にあらんことを
スキル1:グロリー・オブ・ロイヤル
主砲攻撃時40.0%(最大レベルで70.0%)で特殊弾幕を発動(威力はスキルレベルによる)し、8秒間主力艦隊の装填値を20.0%(最大レベルで40.0%)アップ
史実を反映してか艦種は巡洋戦艦であるものの、戦艦に匹敵するほどの耐久を備えている。装甲は「中装甲」だが、耐久値が異様に高く設定されているため継戦能力は非常に高い。火力も巡洋戦艦に準じたそこそこのものであるが、スキルによって繰り出される特殊弾幕がそれ以上に強力なため力不足を感じない。また対空値が高く設定されているため、12章などの敵艦載機を迎撃する必要がある海域で役に立つ。
一方で副砲に駆逐艦砲しか装備できないため、自爆ボートの迎撃能力に欠ける。自爆ボートは高難度海域(自爆ボートが登場しない12章を除く)になるほど脅威が増すため、それらの海域で運用する場合は他の戦艦の補助が必要。
所持している固有スキル「グロリー・オブ・ロイヤル」は主砲発射時に確率で発動し、正面の広範囲に砲弾による特殊弾幕をばらまく。更におまけで装填強化がついてくるため非常に強力なスキル。ダメージ及び攻撃範囲共に優秀であり、雑魚艦船の掃討からボス艦への切り札まで幅広く扱うことができる。ただし特殊弾幕の着弾位置は固定であることから、ボスの位置取りが弾幕が当たらない場所であった場合死にスキルとなってしまうため注意。
優雅は伊達じゃありませんよ
モデルはイギリス海軍が建造したアドミラル級巡洋戦艦「フッド」(HMS Hood,51)。1916年9月1日に起工、1918年8月22日に進水。1920年5月15日に就役。艦名はアメリカ独立戦争・フランス革命戦争で活躍した海軍提督「サミュエル・フッド」に由来する。モットーは"Ventis Secundis"。ラテン語で「好き風と供に」という意味。
巡洋戦艦でありながら「高速戦艦」と称されても差し支えがないほど非常に強力な艦船。評論家からは『軍艦美の極致』と讃えられ、イギリス国民からは『マイティ・フッド(偉大なフッド)』と親しまれた。イギリス海軍の顔として英国の植民地に限らず世界各国を巡遊するフッドの姿は、第一次大戦に打ちひしがれたイギリス国民に自信を与え、一方で対立する国々にとっては大きな脅威として映ったという。
就役以降、フッドに対しては殆ど近代化改修が行われなかったが、それは元来の性能が優秀であるが故のことである。艦体の巨大化に伴うコスト増により、彼女以降のアドミラル級の建造が打ち止めになった点からも察していただきたい。しかしいかに優秀であっても時代の流れには逆らえず、第二次世界大戦の頃には最新鋭の戦艦を相手取るには火力・装甲共に不利な状況となっていた。また10年以上に渡る酷使の結果機関出力も低下し、開戦時には30ノットの快速を発揮できなくなっていたという。
1939年に2年に及ぶ大規模改修が策定されていたもののそれが許される状況にはなく、防御様式が旧式のまま運用し続けたことがデンマーク海峡海戦での沈没に繋がったとの見方もある。
1936年、スペイン内戦が勃発。世界巡行を行っていたフッドは地中海艦隊に転属し、英国商船や客船の中立護衛任務に従事する。フランスからスペインに物資を輸送していたイギリス汽船3隻がスペイン海軍により妨害を受ける。しかし来着したフッドが、スペイン海軍に艦砲を向けて威嚇することで事なきを得た。
1939年、第二次世界大戦が勃発。本国艦隊に編入されていたフッドは、ドイツ海軍に対する哨戒任務に当たる。この時期、ドイツの戦術爆撃機Ju88により250kg爆弾を投下され損傷を受けたが、間もなく戦線に復帰している。
1940年、フランスが降伏しイタリアが枢軸国に加盟。イギリスはフランス海軍の艦艇が枢軸国に渡る前にこれらを撃沈すべく『カタパルト作戦』を発動する。フッドはこの作戦にて巧みな戦術により戦艦ブルターニュを撃沈、戦艦ダンケルク、プロヴァンスを中破に追い込むという戦果を上げた(メルセルケビール海戦)。
1941年5月、ドイツは『ライン演習作戦』を発動。イギリスに対して通商破壊を行うべく、イギリス西部の海域に新鋭戦艦ビスマルク、重巡洋艦プリンツ・オイゲンの2隻を派遣する。イギリスはこれに対し、戦艦プリンス・オブ・ウェールズ、巡洋戦艦フッドを中核とする10隻の水上艦隊を迎撃に向かわせる。
5月24日、イギリス艦隊はデンマーク海峡にてドイツ艦隊を捕捉し攻撃を開始。ドイツ艦隊もこれに反撃するが、戦闘開始からわずか6分後、ビスマルクの第5斉射がフッドの弾薬庫に着弾。火薬に引火したことで破滅的な大爆発を引き起こし、一瞬で轟沈した。生存者は1419名中、わずか3名であった。
フッドの喪失はイギリスに衝撃をもたらしたが、それ以上にイギリス海軍を激怒させる事となった。この後イギリス海軍はビスマルクに復讐すべく、稼働可能な艦艇の大部分を投入し追撃戦を決行。フッド喪失から3日後の5月27日にビスマルクを撃沈している。
余談
いい声?
現在でこそフッドのCVは田中敦子氏であるが、サービス開始時から何故かフッドの声が○○さんに聞こえるという指揮官が多数確認されている。 フッドはとてもいい声をしているのだから仕方ない。
2018年4月にアズールレーンのTVコマーシャルの新シリーズがスタートし、エンタープライズ、ユニコーンと並んでフッドも主演となったが、その時のナレーターがなんと大塚明夫氏。さらに、公式ツイッターで「ワイのフッドが」ボタンを押してツイートすると、特別バージョンの動画が!確かに「いい声」である。
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関連項目
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