フバーハとは、ドラゴンクエストシリーズに登場する呪文(魔法)の一種である。
概要
初登場はDQ3。
補助呪文の一種で、使用すると味方をブレス攻撃軽減状態にする。
この「ブレスダメージ」とは、いわゆる「かえんのいき」や「はげしいほのお」、「こおりのいき」や「かがやくいき」といった、ダメージを与える効果の息系攻撃の事で、「あまいいき」や「やけつくいき」などの状態異常系の息攻撃は含めない。
DQ3ではダメージを2/3にしか軽減できなかったが、DQ4~DQ8では半分に軽減する。DQ7ではターン経過で効果が切れるようになり、DQ9では25%軽減、DQ10では20%軽減に変わったが、重ねがけも可能となる。DQ11では1段階に変わる。DQ4から防具の耐性と軽減効果が重複する様になったので、組み合わせるとより多くダメージを減らせる。
DQ4の(というかミネアの)フバーハは「味方全体にかける」ではなく「味方の場にかける」という効果範囲である為、「いてつくはどう」で解除されない限りは死亡しても効果が消える事は無いし、馬車の仲間と交代しても効果が維持される。
DQ6では、味方もブレス攻撃が出来るようになった為、敵にもフバーハ使いがいる。
えいゆうの杖かけんじゃの杖を道具として使うとフバーハの効果が発動する。
メラ、ヒャドといった呪文攻撃は軽減できない(できる作品も実はあるが)。いわゆる「属性」で判定しているのではなく「ブレスダメージ」で有るか否かで判定するという、ドラクエ固有の考え方から生まれた呪文。その為、どういう原理の呪文なのか説明するのが難しい。
ひばしら、つなみ、マグマ、ビッグバンといった特技のダメージも軽減できる作品もあるため、フバーハが特殊なのではなく、攻撃呪文の方がフバーハを貫通する効果が備わっていると考えた方が分かりやすいのかもしれない。
ブレス攻撃は基本的に全体攻撃かつ高威力のため防具の耐性などでは防ぎきれない事も多く、特にボス戦だとフバーハがないと全滅必至の状態まで追い込まれる事も結構ある(作品によるが)。そのためボス戦では真っ先にかけたい呪文にあげられる。
基本的にどの作品でも味方全体に効果があり、DQ8までは重ねがけも不要であることが多い。そのためボスにいてつくはどうで補助効果を消される事があっても、フバーハは張り直しがしやすく効果を維持しやすい。逆に下位呪文のバーハは味方単体であるため、存在意義はあまりない。
イメージ的に暑さや寒さ、天候的な吹雪や熱風なども防げそうな気がするが、ゲーム上ではそういう描写は見られない(演出の都合もあるだろうが)。そんな超強力なエアコンみたいな効果もあるとしたら、「ルーラ」と並んで現実世界で使いたい呪文に確実にノミネートされていただろう。
コミカライズ作品である「ロトの紋章」では、実質的な上位呪文と言える合体呪文の「バイバーハ」が登場している。ブレス攻撃を倍返しする呪文。
習得者
シリーズ | 消費MP | 習得者 |
---|---|---|
DQ3 | 6 | 僧侶(Lv.32) |
DQ4 | ミネア(Lv.29) | |
DQ5 | 男の子(Lv.23)、キングスライム(Lv.10)、スライムベホマズン(Lv.7) ケンタラウス(Lv.27) |
|
DQ6 | 賢者(★2)、ランプのまおう(Lv.15) |
|
DQ7 | 賢者(★2) まじんブドゥ(★4)、ローズバトラー(★5) 魔法戦士(★3)、魔物ハンター(★3)、天地雷鳴士(★1)、勇者(★1) |
|
DQ8 | ゼシカ(Lv.25) | |
DQ9 | 8 | 僧侶(Lv.43)、レンジャー(Lv.26) |
DQ10 | 4 | 僧侶(Lv.34)、パラディン(Lv.42) |
DQ11 | 12 | ロウ(Lv.42) |
関連動画
関連項目
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