フライングヒルとは、スキージャンプ競技の中でも最も長距離を争うジャンプ台、及び競技である。
概要
一般的には、1934年に、スロベニア(当時、ユーゴスラビア)のプラニツァに作られたK点が100mを超えるジャンプ台を建設したのが最初とされている。
当時のFISの基準では、K点は80mと規定されていたため、それ以上の高さのジャンプ台は認められていなかった。
1936年にFISが一定の規定を決めたことで、現在のフライングヒルが公式に認められたとされている。
現在では、ヒルサイズが185mを超えるジャンプ台をフライングヒルと呼び、110~184mのジャンプ台はラージヒルとされている。
また、FISが主催する男子スキージャンプのW杯にも、一部のフライングヒルがラウンドとして組み込まれている。
もちろん、フライングヒルでの記録が史上最長記録となる。2019年12月現在、世界記録は253.5m、日本記録は252m(小林陵侑、世界2位)である。
主なフライングヒル
- バート・ミッテンドルフ(オーストリア): ヒルサイズ:235m、バッケンレコード:244m(ペテル・プレブツ(スロベニア))
- ビケルスン(ノルウェー): ヒルサイズ:240m、バッケンレコード:253.5m (シュテファン・クラフト(オーストリア))
- プラニツァ(スロベニア): ヒルサイズ:240m、バッケンレコード:252m(小林陵侑)
- オーベストドルフ(ドイツ) :ヒルサイズ:235m、バッケンレコード:238.5m(ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)
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関連項目
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