フランシーヌ人形とは、漫画『からくりサーカス』に登場するキャラクターである。
概要
白金(フェイスレス)が作り上げた、フランシーヌそっくりの自動人形(オートマータ)。
フェイスレスが最初に完成させた自動人形であり、錬金術の到達点のひとつ「柔らかい石」からできる万能の霊薬「生命の水」が体液に使われている唯一の人形でもある。外見はフランシーヌそっくりだが、唯一「笑う」ことができなかったため、失敗作として白金に捨てられてしまう。
その後は造物主である白金のために「笑う」べく、白金の残した錬金術の資料から擬似体液を生み出し、それによって意識を持たせた最古の四人をはじめとする自動人形と共に自らが笑える方法を探し旅に出る。その過程でゾナハ病を世界中にばら撒いたため、しろがね達からはすべての根源として憎まれていた。
しかし、100年間旅をしても笑えなかったことで疲れを感じ、偽物のフランシーヌ人形に後を託して密かに真夜中のサーカスを去り、自らを破壊してくれそうな才賀アンジェリーナのもとへと向かい、ギィや才賀正二と出会った。
その際、成り行きでエレオノールの出産に立ち会うことになり、彼女の子育てを手伝いながら生活。その生活の中で次第に「心」が芽生えていく。そんな中、黒賀村がフェイスレス配下の自動人形たちに強襲され、エレオノールを抱いて逃げた彼女は力尽きて井戸に落ちてしまう。
エレオノールの中にある「柔らかい石」により井戸の水があらゆる物質を溶かす「生命の水」に変わり、自らの体が溶けていく中、死ぬ寸前までエレオノールを庇ってあやそうとした結果、死ぬ間際に生まれて初めて自然に笑えたのである。
「星が見えるわ・・・ なんて、いい気持ち。」
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