フリースポット(FREESPOT)は、(株)バッファローを主幹事とする協賛企業・団体の組織「FREESPOT協議会」が提唱・展開する無料Wi-Fiスポットサービス。
概要
無線LAN(Wi-Fi)の規格の本格的な幕開けであるIEEE802.11bが策定されたのが1999年。Wi-Fiスポット黎明期の時代からいち早くサービス参入を行った先駆者である。
設置されているアクセスポイントは古いところだと良くて11g(最大54Mbps)の今となっては低速規格もあるが、最新鋭のところだと11nの5GHz帯(最大600Mbps)の通信規格に対応しているところもある。
その名から分かるとおり、通信料は無料。利用するには登録が必要だがそれに関しては詳細後述。
利用手順・登録
インターネットの悪用防止の一環として、フリースポットを利用するにはメールアドレスの登録、あるいは一部SNSアカウントログインが必要。
なお、任天堂2DS・3DSに関しては登録は一切不要。(Switchは残念ながら登録必要)
以前はインターネットサービスプロバイダー・携帯電話会社のメールアドレスしか登録出来なかったが、現在ではGmail等のフリーメールアドレスでも登録可能になっている。
- Wi-Fi接続設定を開き、アクセスポイントに接続する。
SSIDは「FREESPOT」若しくは「freespot=SecurityPassword(AES)」。
公式マニュアルでは後者のfreespot=SecurityPassword(AES)のほうに接続することを奨励している。
その場合、接続パスワードはfreespotと入れること。 - ウェブブラウザを開く。そうすると、事前にMACアドレスを登録していない(詳細後述)、若しくは前回フリースポット利用後から半年以上経過している場合、利用登録画面に転送される。
- 利用登録を行う。
- メール認証方式→メールソフトを使って登録→メールを送信と進むと、メールソフトが起動する。メール内の送信先メールアドレス・件名・本文は絶対に何も編集せず、そのまま送信すると数分後に利用登録サイトからメールが返信される。その返信メールに書かれているURLをクリックするとインターネット利用が可能になる。Android端末ではOS仕様の関係上この方法が使えないので以下の2手段か事前登録すること。
- メール認証方式→メールアドレスを入力して登録→メールアドレス入力後送信ボタンを押すと、数分後に利用登録サイトから4桁の暗証番号が記されたメールが送られてくる。その暗証番号をパスワード入力ページで入力するとインターネット利用が可能になる。
- SNSアカウント認証方式→認証に使うSNSを選択。そうすると各SNSのログイン画面に移動するのでID・パスワードを入力しログインするとインターネット利用が可能になる。フリースポットではFacebook・Google(Gmail)・Twitter・Yahoo!Japanの4サイトに対応している。
事前登録
フリースポットでは、公式サイト上で事前に接続する端末のWi-Fi MACアドレスを登録しておけば利用登録画面を省略することが可能でスムーズにインターネット接続が行える。この場合も、前回接続後半年以上経過するとMACアドレス登録は消去されてしまうので要注意。
- フリースポット公式HP上の事前登録ページにアクセスする。
- メールアドレスと事前登録したい端末のWi-Fi MACアドレスを登録する。
機器によってはMACアドレスとは呼ばず、Wi-Fiアドレス(iOS端末)やAirMac ID(MacOS端末)、物理アドレス(Windowsのコマンドプロンプトのipconfig /allコマンドで参照する情報)と呼ぶ場合もあるので注意。 - 登録すると事前登録サイトからメールが送られてくる。そのメールに書かれているURLをクリックすると事前登録は完了。
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関連項目
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