フリーターとは、英語とドイツ語を組み合わせた日本語のフリーアルバイターの略語である。アルバイトや日雇い労働などで収入を得て暮らす人のこと。
(英:free)+(独:Arbeiter)=(日:フリーター)
概要
言葉・概念としては1980年代に生まれ、かつては社会(会社)に縛られずに生きる自由人として、ポジティブにとらえる風潮もあった。
しかし、アルバイトや日雇い労働は総じて賃金が安く抑えられており、社会保険等も皆無であり、将来的な不安もある。また、さほど責任を負わなくてもよい立場であることや、仕事の内容そのものが単純労働であることが多く、職を転々とするため、期間に比べ技術が蓄積せず、社会人としての意識が育たない欠点がある。
例え10年以上同じ職を続け能力を身につけていたとしても、日本社会では社員で無いというだけで不当に扱われ、また、アルバイトを募集している多くの事業所が30代までに年齢制限をつけているところから分かる通り、中年以上ともなると再就職やアルバイトを始めることすら困難となる(これは日本社会の欠点でもある)。
特に目的意識も無くフリーターになると、かなりの確率で将来後悔するハメになるので、生徒・学生の諸君は真面目に勉学に励むなり、飯の種となる能力を磨くなりするのが賢明である。
注意すべきもの
学生や若者の無知を食い物にし、労働基準法を無視した悪徳企業と存在・手口を必ず知っておきたい。
「そんなのあるの?」「自分には関係ない」ではなく、そこらじゅう掃いて捨てるほどある。
アルバイトからの正社員雇用を餌に、安価に使い潰される場合もある。
(例)残業代の不払い(サービス残業)、パワハラ、シフト強制、ノルマの自腹買取
高額の罰金、有給休暇を使わせない、辞めさせないなど)
対策法さえ知ればかなり有利に戦うことができる。録音などの記録も有効。
→ ブラックバイト・ブラック企業 の項目を参照。(+対策法)
関連動画
関連項目
知っておくと便利(個別記事) |
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