フリーライダーとは、コストを払わず利益だけ得ようとする人のことである。
概要
日本語でいうと”ただ乗り”という。経済学では特に、非排除制がある公共財(誰かが使っていても別の人が同時に使える商品やサービス)に関してコストを払わず利益を得る人を指す。
フリーライダーとはどこにでも発生しうるものである。
一般的にフリーライダーの発生はライドされる側のモチベーションが下がる等の理由から健全でないでないとされる。
同様の理由から囚人のジレンマにおいてもフリーライダーを嫌う日本人が特に顕著に双方の損を引きあてるのではないかという意見もある。
その一方でインターネットにおいて日本人全体がコンテンツに対するフリーライダーになっているという批判を展開する論者もドワンゴの川上量生はじめ複数存在する。
そもそもコストの支払いが直接的ではないものに関しては特に線引きが難しい。例えばテレビの民放番組を視聴するのに金銭を払う必要は無いが、CMや番組内の告知を見ることがコストの支払いに該当する。が、アニメ番組などは広告収入だけでは採算が取れず、ブルーレイなどの関連商品の購入まで行わないと完全な形でコストを支払ったとは言えない。このケースではテレビ放送だけを見ている視聴者はコストの一部しか支払っていないことになり、フリーライダーなのかそうでないのか判断しにくい。
フリーミアムなど、一定数のフリーライダーを取り込むことが前提となっているシステムも存在する。
どちらにせよ冷静な議論が必要である。
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