フロスト兄弟とは、『機動新世紀ガンダムX』に登場した架空の登場人物、シャギア・フロスト、オルバ・フロスト兄弟の事である。(CV 兄シャギア:森川智之、弟オルバ:佐々木望)
詳しくは機動新世紀ガンダムX本編で…
と言いたいところだが多分見ても良く分からない、それがフロスト兄弟クオリティ。
概要
シャギア・フロスト(兄)とオルバ・フロスト(弟)双子の兄弟。二人の間だけで意志・身体感覚の疎通が出来る「ツインズシンクロ」と言う能力を持つ。
ガンダムXに登場するライバルキャラ。「宿命のライバル」(オルバ談)。一応ラスボス。
ニュータイプ研究所の出身者。しかしこの作品世界でのニュータイプの定義はビットMSを操るための装置「フラッシュシステム」を動かせるかどうかと言う一点にあり、彼らはその条件を満たせなかったためニュータイプとはみなされなかった。
それ以降彼らはカテゴリーF(フェイク、偽者)のレッテルを貼られ冷遇される。その恨みを晴らすために世界の崩壊を目論み、暗躍を重ねることになるのである。
要約
僕達には人には無い力があるのに評価されなかったよ→悔しいよ→そんな世界なんて滅んじゃえばいいよ!
という事らしい。どう言う事だ。
変態兄弟
いつの頃からかネット上では「変態兄弟」の呼び名が定着している。
劇中では「ゲテモノ」「変な兄弟」くらいの扱いだったのだがレベルアップしているようだ。
原因は定かではないがおそらく自然発生的にそうなってしまったのではないかと思う。というのも、彼らがまとう雰囲気が全体的になんともいえずキモ……おや、誰か来たようだ。
様々な疑惑
- 兄さんはシークレットブーツなの?
- 半公式。10cmくらいの上げ底らしい。兄さん…。(DVDBOXブックレット「Let’s try sketch!」のコーナー参照)
- 本当に双子なの?
- アレな性格とモミアゲ以外似ていないのでよくネタにされる。公式では二卵性双生児ということになっている。しかし…個人的な意見だがツインズシンクロという能力的に一卵性でないのはちょっとおかし…おや、誰か来たようだ。実際のところ最初は一卵性でデザインされていたのだが、「シャギアはグラムロック風でいこう!」というアイデアが出てからキャラデザの西村誠芳氏が暴走し始め、シャギアがゴツくなりオルバが別にデザインされ…みたいな流れだったらしい。ちなみに一卵性設定時の顔はシャギアとオルバを足して2で割ったようなの。(DVDBOXブックレット参照)
- 兄さんは本当に19歳なの?
- 兄さんの顔が時々救いようも無いほど老けて見えるのはもう、仕方の無いことなのです。ブライトさんという先輩もいることですし。
- こいつらナイトヘッドの霧原兄弟じゃねえの?
- 霧原兄弟。1992年くらいにやっていた深夜ドラマ「NIGHT HEAD」の主役。豊原悦司(兄・直人役)&武田真治(弟・直也役)。超能力兄弟だったり似てなかったり(彼らは双子じゃないんだが)弟の「兄さん!」が耳に残ったりする点が似ている。高松信司監督の中にこの兄弟のイメージがあり、それをうけてキャラデザの西村氏は武田真治の写真を見ながらオルバを描いたりしたらしい。ちなみに2006年にやってたアニメ版では、直人の中の人が森川智之氏だったりする。
その他、割とどうでもいい情報
- 「この兄弟愛し合ってますよね」
- かないみか(ティファ・アディール役)DVDオーディオコメンタリーより
- DVDBOXブックレットより、オルバに関するコメント
- 「その悪魔的な美しさを持つ兄弟に魅せられたファンも多い」
- 何があったんだ。
- キャラ表を見た第一印象は「いやらしいやつだな…」(笑)
- 佐々木望(オルバ・フロスト役)アニメディア1996年9月号より。
- 『アニメージュ』1996年7月号。
- 漫画家の柴田亜美がフロスト兄弟を語る記事が掲載された。因みに同号には兄弟のポスターが付録で付いていた。どういうことなの…
- DVDオーディオコメンタリーでの会話
- 「フロスト兄弟って最終回で結構あっさり描かれちゃった感じありますよね」
「時間無かったからねえ…」 - フォローすると、ガンダムX全体のコンセプトに「ガンダムを考えるガンダム」というものがあったため、兄弟との決戦よりD.O.M.E.との対話が物語全体の山場になってしまうのは仕方の無いことだったと言える。けど兄弟ファンとしては残念だ。
- ときた洸一著同人誌『GP EXTRA WX』
- 『コミックボンボン』で漫画版ガンダムXを執筆していたときた洸一氏の同人誌「GP EXTRA WX」に書き下ろしのフロスト兄弟漫画が収録されている。
- 「二人の間にもう一人兄弟がいたのではないか?」という発想(フロスト兄弟の乗機ガンダムヴァサーゴとガンダムアシュタロンの機体番号はNRX-13とNRX-15で間の14が抜けているため)から描かれており、もう一人の兄弟アランが登場してすったもんだするというお話。
- 結局は、シャギアとオルバは二人で完結した存在になってしまっていたためアランの入る余地は無く、結局彼も二人の手で殺されてしまう。
- 「たとえ他の兄弟が現れたとしても、完成された二人の間にはもう入れない」(ときた氏の解説より)
- 兄弟役の声優
- 二人の声を演じている森川智之氏と佐々木望氏は、同い年で誕生日は一日違い、血液型が同じである。
諸作品での扱い
Gジェネやスパロボで登場する際はやっぱり新地球連邦軍のエージェントとして登場し、またカテゴリーFであることも多々ネタにされる(例えばスパロボZの場合彼らの出生にデスティニープランが関係してたりとクロスオーバーされるだとか)。原作と同じ結末を迎えることも多いが、スーパーロボット軍団とかに喧嘩売ったせいで死んでしまうこともある。
機動戦士ガンダム ガンダムvs.ガンダム/同NEXT/同EXTREME VS.
ガンダムヴァサーゴがコスト2000の射撃より万能機として参戦する。手のビームやメガソニック砲、弟による捕縛などの武装がある。モビルアシストは無印ではまさかのD.O.M.E.ビット、NEXTでは一応仲間のドートレス。
勝利ポーズがなんとなくジョジョ立ちに見えなくも無いだとか、N格前派生が┌┤´д`├=ア ナンボンメニ シヌカナ?だったりだとか(むしろ中の人的にガンキャノンだろそれは)変なネタがある。
プルに「おじさん」「ニュータイプとは少し違う」とダブルパンチをされる。酷いよ…
ビームソードの出番が少ないが、何、気にすることはない。
EXVSでは改良型のチェストブレイクで参戦、射撃火力が落ちた代わりに支援能力が向上し支援機よりの万能機として活躍できる。でもコストは2000のまま。
特射がトリプルメガソニック砲にパワーアップし照射範囲が広くなっている他、システムとしてのモビルアシスト廃止に代わり実装されたエクストリームバースト(覚醒技)で弟と合体してサテライトランチャーを撃てるようになった。
その後EXVSFBではついにコスト2500に格上げされ、全体的な能力が強化された。
関連動画
関連コミュニティ
作っといてよ兄さん。
関連項目
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